仕事ストレス・答えの出ないジレンマをスッキリ
待ちの姿勢を続けるのはつらいものです。答えの出ないジレンマは仕事でも恋愛でもストレスの根源。下手をすると神経症やうつ病に発展しかねない。
イライラ、ヤキモキ、と相手の出方を忍耐強く待つ身はつらいものです。集中力が切れて、焦燥感に変わっていく。
「やるだけやったのだから、結果は後からついてくる」と開き直れないのがつらい。ここにジレンマが存在しているのです。
じっくり相手の動きを探りながら、成功の確率が高いほうへと思考をずらしていかなければならない。
じっとりとまとわりついてくるジレンマとイライラは男性女性に関わらず、精神衛生上まことによろしくない!
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時間制限がないのもメンタルにこたえます。自信が次第に薄れるのです。
時間はたっぷりあって、好きなだけ修正可能です、と言われると集中力を維持できませんから。
仕事だから最善を尽くすけれど、どこまで頑張り続ければ責任を果たしたことになるのかとジレンマに陥るのです。このジレンマが自滅を招くのです。
正直言って、諦めてしまったほうがよっぽど気楽。
こんな仕事ストレスをスッキリ解決する方法が、紙に書く事なのです。
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答えがでないからこそロジカルにビジネスライクにいきましょう!
やれることは全てやりつくした、あとは運を天に任せて、とはいかないのが泥臭い営業の仕事ストレス。
こんな時は、どんなふうにして心を静めればストレス解消できるのでしょうか?
その答えは、今ここでこっちの手の内を明かせない理由、つまり相手の出方を待たなければならない理由を文章にして紙に書くのです。
頭で考えるだけではダメ、文章にして手書きで紙に書くのです。
すると意外にも心がすっきりし、自己肯定感が得られるのです。
これ、本当に不思議なのですが手書きで紙(ノートで、できれば少し豪華なのがいいです)に書くと、ジレンマの中で待たなければならない理由がスッと心に入ってくる。疑心暗鬼なネガティブ状態だったのが、スッキリ解消し、待つのも仕事の一つだとゆったり感が出てきます。
これが待たねばならない仕事ストレス解消のプロの技なのですよ。
文章にすると、おかれた状況はドロドロなのに意外にもビジネスライクな書面ができあたるのです。
ストレス解消に直結しますから絶対に試してみていてくださいね。
例として、こんなふうに仕事ストレスを書き出してみました。
①二種類の企画案を作成中だが、取引先の要望の真意がまだつかめない。
だから、どちらを正規版にするか決められない
②取引先に価格提示する前に、先方の予算を把握する必要がある
③“為替変動が激しく、為替リスクの負担が大きすぎる
このうちのどれか一つが理由であればさほど重苦しい気分にはなりません。
でも実際の仕事だったら上記の3つの理由が混ざっているくらいが普通でしょう。
でも3つを頭の中で繰り返し考え続けると、焦燥感に取り囲まれてきて、うまく気持ちが整理できなくなるのです。
堂々巡りになっちゃうんです。
上記のように事態を箇条書きにするといいのですよ。
相手の状況が分からないのだから待つしかない、と潜在意識が受け止めてくれるのです。
すると不思議なことに、頭も整理でき、あれだけ嫌気の刺していた仕事ストレスがガクッと下がります。
今までは、考え過ぎる自分に嫌気がさして、無理やり心に蓋をして眠ってしまっていたでしょ。
それが、自分に対して「慌てなさんな、まだ事前準備が整っていないのだから」、と待つべき状態に自信が持てるのです。
結論を先延ばしにする理由が明確に潜在意識に伝われば、自然と余裕が出てきます。
基本中の基本は事実をしっかり把握すること。
事実を把握し、それをロジカルに考えて整理すると、だれがやってもたいてい同じ結論にたどり着くものです。
みんなと考え方が一地していれば、これほど心強いものはないじぁないですか。
こうして仕事のストレスが解消されるのです。
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