「結果をコミット」が大ウケしたわけ|痩せなければ返金します、とリスクあるビジネスに見せたのがヒットの秘訣

よく聞くフレーズに『結果をコミット』があります。テレビコマーシャルでよく耳にしますね。

「えっ、そんなこと断言しちゃって大丈夫なの?」って思いませんでした?生身の人間をたった数ヶ月間でこういうふうに変えてみせますって言い切ってしまうなんて、と。

彼らはいったい何を根拠に結果をコミットするなどと無謀なビジネスに打って出るのでしょうか?

捨て身の大博打ってこともないでしょうから。

ここでは『コミットビジネス』の方法について解説させて頂きたす。

 

人間なんて人それぞれバラバラなのに

 

『ダイエット』でも『学校の成績』でも課題を与えてその結果を想定しようと思ったら、当人の体質や賢さ次第ってあたりに落ち着きそうですね。身体も頭も、その出来具合によって成果は全然違ってくるじゃないですか、と。

人間なんて一人一人みんな能力に違いがあると考えるのが普通なわけです。

実際、学校で一人の先生が30人、40人の生徒を相手に授業しても理解度はバラバラだし、テストの成績もピンキリですからね。

人ってある意味、ブラックボックスで第三者が客観的に判断できるものじゃないと大抵の人は考えるわけです。
だから「結果は保証します!ダメだったら返金します!」と言われると斬新に思えるんです。

 

コミットの根拠はロジカルな計算

 

コミットする側は「人間は個々人によってさまざま」をもっとシンプルに考えています。栄養学と運動学の観点から分析しているのですよ。

新陳代謝が歳を重ねるにつれて落ちてくるのは当然分かっています。縦軸と横軸で新陳代謝の衰えを曲線で表したグラフと見た事がありますね。

運動量と摂取する栄養素が筋肉量の増加を決めていきます。これも計算で求める事ができるんです。さらに、その筋肉量を前提に、運動量と消費エネルギーが算出できるわけです。

実際にはもっと細かく見ていて、身体の部位ごとにどんなマシンを何分間使って運動をすればどれくらい筋肉が増えるかが整理されています。そうやって徐々に増えた筋肉と運動時間の増加で消費熱効率がアップしていくのもロジカルに求められるわけです。

個々人の体の造りの違いや、運動の得意不得意も想定内です。

つまり、

インプット:何をどれくらい食べるか、どんな運動をどれくらいの時間けいぞくするか

アウトプット:現状の体重から何キロ減らすことができるか

こういうインプットとアウトプットがロジカルに算出できるわけです。

 

身体計測と本人の希望でインプットとアウトプット

 

「三か月で5キロ減量したい」という希望があるとすれば、どこの筋肉でどれくらいの熱量を消費できるかを算出していきます。

身体の中で大きな筋肉の大腿筋、大殿筋、三角筋あたりを活用するのはもちろんなんです。

さらに身体の見栄えもよくしたいと考えますね。ぼよーんと膨れあがった腹を引っ込めて、垂れたお尻をグイッと持ち上げたい。

だから腹横筋を鍛えて腹を引っ込め、腹筋を鍛えて腹を割るわけです。

大殿筋はエネルギー消費にも効くし、ヒップアップの見栄えにも効果的です。

筋肉量の増加はタンパク質の摂取が不可欠で、筋肉量の増加が脂肪燃焼のキーになるわけです。

減らす方が首尾よく進んでも、それ以上に炭水化物や油もの、甘いものを摂取していたら±ゼロになってしまう。

ここで厳しい条件が付きつけられるわけです。

3ヶ月で5キロ痩せたいなら○○○の運動と、○○○の食事制限。この二つがインプットで、それが確実に守れればアウトプットとして『3ヶ月で5キロのダイエット達成』が出てくるわけです。

提示された運動メニュー、食事制限メニューをしっかりと守るのが前提条件となるわけです。

 

「コミットする」が斬新なビジネスに思える理由

 

栄養学も運動学も研究が進むにつれて進化しています。とは言え、昨今始まったばかりの真新しい分野ではないんでのです。ずっと昔から存在した分野なんです。

それにも関わらず栄養学と運動学コンビネーションが斬新なビジネスに映ったわけです。なぜ今ここで「結果をコミット」が脚光を浴びたのか?

その理由は『栄養学&運動学でダイエット』の手垢まみれの古びたツールが、いきなり『結果にコミット』で迫力満点のバリバリのスポーツへと変身したからなんです。

栄養学と運動学をインプットして、ダイエット成果をアウトプットするというからくり昔から全然変わらない王道なんです。どちらの分野も学問としてしっかり確立されているから万人に通用するロジカルな内容なんです。
でも、『栄養学&運動学でダイエット』みたいな古びた言いまわしだと誰も振り向かない。

妥当性をロジカルに説明すればするほどアゲ足を取る者がでてきたり、本流から逸れた些細な部分にケチをつける者が出てきてしまう。

味方を多くつけて野次馬を黙らせるには、「結果が伴わなければ返金でもなんでもしてやるよ!」という潔さが必要だったわけです。

 

ビジネスにリスク上乗せするのがヒットの秘訣

 

「痩せなければ金は返す」と大見栄を張ったものの、ビジネスとしてリスクは伴わないの?って心配にもなってきますね。

でも、敢えて売り手側にもリスクがあると思わせたところがミソなんです。

「運動指導、栄養指導する我々にもリスクがある。だから決して手抜きはしませんよ、何が何でも痩せさせてみせます」みたいな真剣度が伝わってきて宣伝効果を発揮するわけです。

とは言え、コミット側する側に自信が無かったとしたらビジネスとして展開すると思いますか?

100人をダイエット指導していて、そのうちの半分からしか指導費用が貰えないとしたら、そんなビジネスは初めから展開するわけがないんです。

そこには前述の栄養学と運動学の裏付けがあるんです。

さらに、この人は結構手ごわいかも、と思ったときには余裕を見込んで厳しめを運動メニュー・食事制限メニューを作成するわけです。

30キロの減量を目標としているなら、真面にやれば35キロ落ちるメニューを作るのが営業戦略なんです。

結果にコミットするとは魔法でも超人的な指導力でもなく、運動学と栄養学とその余裕代で成立しているんです。

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