過渡期の面白さを堪能しないなんてもったいない|恋の病もスポーツの練習も充分に味わって

100パーセント出来上がってしまったものより、未完成・未成熟の状態の方が断然面白いんです。

やっている本人にしてみれば、早くできるようになりたい、成就したいと頑張ったり焦ったりしますね。

でも覚えておいてくださいね。

過渡期がいちばん面白くて貴重な時間なんです。

だから慌てず最高の時間を楽しむように心掛けてください。

過渡期を味わうことなくゴールに向かって通り抜けてしまうなんてもったいない。

ここでは、過渡期の楽しみ方について幾つかの実例をあげて説明させて頂きます。

 スポーツ編

 

アナタはいま何かスポーツにハマっていたすか?

人の性格を判断する為の質問にこんなのがあります。

「アナタは今年の夏、サーフィンを始めよう考えています。そんなアナタはどっち派ですか?」

 

①書店に行って『サーフィン入門』という初心者向けの入門書を買ってくる。

②とにかくサーフボードを抱えて海に入っていく。

 

どっちがいいかの正解はないんです。

質問の意図は、これからやろうとする事の当面の部分を頭で理解してから始めるタイプか、とりあえずどんな物なのかを体感してから対策が必要なら考えてゆくタイプなのかの判断です。

 

前者は、まず頭で理解してから先に進むタイプです。素人考えでむやみに始めたって非効率なだけだし、自己流の悪い癖が着くと、後になってかえって厄介だとも考えているわけです。

後者は、「当たって砕けろ」のタイプ。頭でっかちで知識ばっかり詰め込んだって身体がどう反応するかはわからない。それならまずは実践あるのみ。

でも、どちらから始めたって最初から上手に波に乗れるわけはありません。

波に巻かれて、海中でグルグル回されて鼻に嫌というほど海水が入ってくるんです。

それから数ヶ月、30秒~1分くらい波に乗れた時のうれしさは忘れられません。

朝から夕方まで海に浸かり、たった一本だけまともに波乗りできた時の感動でサーフィンが止められなくあるんです。

これが過渡期の面白さ。

毎日続ければ絶対にできるようになる。だから焦らないで下手な自分を楽しんでください。

 

恋愛編

 

中年になってしまった今でも、時々あのドキドキ感をもう一度だけ味わいたいって思うんです。

不謹慎に不倫などしているわけじゃないんです。

妻子がいて、今の生活が一番大切。

まったりと安定しきった毎日が続くのが嫌なわけじゃないんです。その方が断然幸せなんです。

それなら「いい歳をして、いまさら恋する胸の鼓動を感じたい、などバカな妄想を抱くんじゃない!」と叱られそうですね。

でも、ふとした瞬間に大昔の元カノを思い出して、あの感覚が臨場感を伴ってリバイバルすることってあるじゃないですか。

この年になると、恋の病の仕組みなど分かっているんです。

頭では甘酸っぱくて、ガラス細工みたいにもろい感覚の正体はわかっているんです。胸を締め付けられるようなどうしようもない苦しみが脳内の働きだと知っているんです。それを緩和する術も、とっくに理解してしまっているんです。

でも、全てを知ったうえで、あえて異性との淡い心のやりとりにもう一度だけのめり込みたいんです。

相手の腹の底まで理解しきった熟年夫婦の関係は据え置きしておいて、時を巻き戻してみたいのです。

バランスがとれる前の不安定さかもたらす興奮。あの過渡期の胸キュンをもう一回だけ味わいたいんです。

 

吊り橋効果

 

『吊り橋』を知って、「なるほど」と思う人と、「そんなのこじつけだよ」と却下する人がいます。後者は「恋のドキドキは吊り橋の心細さがもたらす不安感とは異質なものだ」と原因不明でセンチメンタルな興奮を擁護するわけです。

胸を締め付けるあの痛みは、生まれる前から赤い糸で結ばれていた相手と巡り合った証で、運命と気付かせるために神様が容赦なく打ち込んでくる恋のマシンガンの連射の痛みなのだと、スピリチュアルを肯定する側に回り込むわけなんです。

でも、それが歳を重ねる毎に少しずつ薄れてゆくんです。

胸が高鳴る原因が脳内分泌物質によるもので、吊り橋やホラー映画やジェットコースターと根本的には一緒だと知ってしまうのです。

だから、あのドキドキを抑えようと思えば効果的な薬が処方されるんです。

それでもいい、ドキドキの仕組みがなんであろうとオレは構わない。

恋の過渡期の頼りなく不安定で、それでいて甘くて酸っぱい異性感情を再び堪能したいと考えるわけです。

 

安心を勝ち取るまでの苦しい道のり

 

若い頃を思い出すと、確かに恋愛って苦しかったですよね。

今じゃ世界で一番怖い存在となってしまった女房をゲットするために、あれこれ考えたものです。

そして、胸も当然痛かった。

なんであんなに苦しいのか、って思った。

もしかしたら、まだ恋の病の痛みを経験したことがない人がいるかもしれないのでい説明しますね。

 

苦しい

胸が痛い

何も考えられない

腹が減らない

漫才もコントも面白くない

そして、誰も「そりゃ恋の病だからそのうち治るよ」と親身になってくれない

 

でも、実際には苦しくても成就する可能性があるから頑張るんです。で、苦しみに耐えられなくなって思いを告白する。

このままじゃ居ても立つてもいられない、と腹を括るわけです。

告白して上手くいく人、失恋する人がいます。

そのタイミングで脳内の伝達物質の分泌に大きな変化が表れます。あんなに苦しかったのに清々しいくらいサッパリする。

それは、告白の結果ともちろん関連していますが、むしろ気持ちを口に出した事でスッキリするんです。

だから、告白前の過渡期の苦しみを大切に噛みしめて欲しいんです。

回数は個人差はありますけれど、無制限ではありません。すごく貴重な体験なんですよ。

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