気持ちの浮き沈みをコントロールする|簡単な脳科学から激しい原因を知るのだ

自分でも気持ちの浮き沈みが激しいなあ、と思われる方いらっしゃいますね。

「当の本人が感じているのだから、さぞかし周りは迷惑だろうなあ」と客観的に考えると余計に気が滅入ってしまいます。

自分でもうまくコントロールできないのが問題なんです。

心が勝手に突っ走って、それに引きずられるように後から体が付いていくみたいな感じです。

でもある時、心の動きって相対的なんだ、と気付いてだいぶ楽になったんです。

時々の喜怒哀楽がありますね。でも、それだけで物事判断したらいけなら理性で気持ちを抑えて思考します。

一方で、理性で感情を抑えられない人が悩みを抱えてしまう。

感情だけで突っ走る野獣を自分の中で飼育しているみたいで、どうしていいのか分からないわけです。

でも、気持ちって確固たる根拠なく浮き沈みするのだと気づいたの自分にとって大きな発見だったんです。

 

心が相対的に浮き沈みする理由

 

今思い返せば、子供の頃から気持ちがちょっとした事で浮き沈みすることなど幾らでもありました。

 

嫌な事があっても落ち込んでいても、返却されたテストの答案が100点だったら暗い気持ちはたちどころに半減しました。

おっ?おお!!って思って途端に嬉しくなるんです。

意中の異性から、ずっと前から好きだったと告白されたら凹んでいた気分なんて吹っ飛ぶでしょ。

えっ、うっそお、、、!って天にも昇る気分になるんです。

人間の心ってこんなふうに相対的に反応するようにできているんです。

自暴自棄に走りそうな時、心の相対的な働きを思い出してください。

「大丈夫、今にいい事あるから」と自分を制して冷静になる事が大切なんですよ。

 

心を突き動かすものとは一体何でしょうか。

それが問題ですね。

 

ある物によって気持ちは強制的に動かされているんです。

語弊があるかもしれませんね。少し説明させてください。

気持ちって自然と身体の内側から湧き出てくるようなイメージじゃないですか?
でも実際には違うんですよ。

喜怒哀楽は脳内で分泌される伝達物質によって変化するんです。

スピリチュアル的に変化するわけではなくて原因と結果がハッキリしているんです。

「イライラ、ムカムカでもうやっていられねー」って落ち込んだとき、その原因がなんかを考えてみると;

①  一年間努力し続けた後の失敗(受験だったり

②  雨の日も風の日も休まず練習した部活(スポーツ)の敗戦だったり

③  連日残業、残業で全精力をつぎ込んだ会社の経営の破綻だったり

 

これら気持ちの浮き沈みを直接引き起こしているのは脳内でジュワッと分泌された物質が原因なんです。

まさに科学的な作用が普段スピリチュアルと思われがちな心を動かしているんです。

だからドライに言ってしまえば、その分泌が収まってしまえば感情は普通に戻るし、もし真逆の作用をもたらす成分が放出されれば気分は変化するわけなのです。

これがわかっていれば、「今はヤケを起こさず我慢のタイミングだな」と自分を冷静に律する事ができるんですよ。

 

生まれつきの性格

 

性格的にいつも穏やかでのんびりしている人がいれば、その反対にセッカチで怒りっぽい人もいます。

生まれながらの性質も脳科学的に遡っていくと原因が見えてきます。

 

「親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている。」は夏目漱石著『坊ちゃん』の書き出しの部分です。

気が短くて、頭に血が昇ると後先考えずに無謀な勝負に打ってでる、という性格です。

これを漱石は親からの遺伝と書き表しました。あの時代だからさすがに脳内分泌物質までは想定できなかったのでしょう。

でも、あの一文に少し医学的な見聞を散らすとこんなふうになるんです。

「親からの遺伝で、衝動性を高める脳内物質が激しく分泌され体質だったから、幼少時期から興奮しやすく冷静さに欠けて、損得勘定が出来ずにいた」

面白みのない文章になってしまいましたが、気持ちの浮き沈みが激しいのは遺伝が原因で、さらに脳内物質が影響していると表現しているわけです。

 

後で考えると決して得策でなかったことも、切羽詰まった状況では最善の策と思えてしまうことがあるのです。

そこに待ったをかけるのが理性で、理性を下から支えているのが正しい知識なのです。

脳科学の知識が少しでもあれば、無鉄砲になって自滅することは避けられるのです。

 

定番の悪役と脳科学

映画やでラマを観ていて、ストーリーが進展していくにつれて、ある登場人物の言動が異常性を帯びてくる。「こいつは普通じゃない。どこかおかしい。今に誰かが犠牲になるぞ」とドキドキするのも脳内での微量な分泌物質なんです。

一方で、どうせドラマだし、と気持ちが冷めている人もいます。

さらには、今売り出し中のこの役者に悪役を演じさせるわけがない。好感度がおちてしまうじゃないか、と裏読みしてドキドキ感が薄まってしまう人もいますね。

「あっ、あの人が犯人に違いない」とストーリーとは別の推理が働いてしまうことありませんか。

登場人物どうしの憎悪や、貧富の格差から犯行の動機を匂わせようと製作側が話を複雑に入り組ませようしているのに、観ている方は出てくる役者の顔であっさり犯人を推理できてしまうことがあります。

 

こういう気持ちの波も脳内の分泌物質が関係しているんです。

 

少し大袈裟な言い方になりますが、脳内での化学現象に理性で対決しているという事なんです。

―どうせドラマの中の出来事でしょ

―ドラマの中でも悪人としての印象はアイドルとして売り出すにはデメリットになる

フィクションに反応した気持ちの浮き沈みに現実の情報をぶつけて打ち消しているわけです。

 

現実だったとしても、慣れてくれば理性で対処できる

 

ドキドキしたり、落ち込んだり、逆に「絶好調!」とハッピーになったりするのが脳内分泌物質の影響だと理解できました。
それが実生活を大きく左右しているわけです。

 

気持ちの浮き沈みはなかば強引に脳内の働きで決められてしまうと説明しました。でも、それに太刀打ちするために理性を使うと補足しましたね。

ここがポイントです。

理性とは何でしょうか?

それは人が長い歴史の中で培ってきた知恵、知識、技術、、、、。

脳科学もその一つだし、関連して心理学もメンタルには深く関係しています。

 

病は気からとは言うけど

 

病は気から、と昔から言われます。

「なんだか調子悪いなあ。どこか悪いのかも、、。」と思っていると本当に腹が痛くなってきたり、めまいがしてくる。一種の自己暗記みたいなもので、気持ちの浮き沈みが血圧を上昇させたり心拍数が上げたりするんです。

 

メンタル系の不調はもっと顕著で、気持ちと症状がインプットとアウトプットみたいに因果関係となっています。

①緊張しがちで、苦手意識が頭をよぎった途端、頭が真っ白になってしまう。

②人前に立つと急に顔から笑みが消えて、痛々しいほどの非常事態へと突入してしまう。

③同性となら軽口を言い合って何時間でも楽しく過ごせるのに、異性の前では冗談の一つも言うことができない。

こういう症状でお困りの方った少なくないんです。

そんなの気持ちの持ちようだよ、と言われても実際に仕事でも恋愛でも支障をきたすわけです。

『病は気から』という表現が逆に胸に、突き刺さるんです。「気持ちのもちようだっていうけど、実際どうすりゃいいだ」って事になっていく。

 

効果的な心理療法はないかとWEB検索なんかを始めるとスピリチュアル系や新興宗教系がバンバン出てきます。

下手に無料相談にメール送信などして事を打ち明けると凄い事になっていくんです。

前世や親族の霊とか恐怖心を煽るような嘘がどんどんでてきます。

すぐにでも対処しないと症状は悪化をたどることになる、と脅しにかかるんです。

DVDと解説本がセットになって30,000円とか売りつけようとしてきます。

前述の①〜③は脳不全の一種だから、ある程度安定するまでは専門家の薬物療法で落ち着かせるしかないんです。

西洋医学で強引に正常範囲に引き込むんです。

骨の歪みを治すみたいなもので、長年かけて築き上げた悪癖は、現代医学の力を使って矯正するのが一番なんです。

それが第一のインプット。

つぎに、気持ちのクセを自覚して少しずつ考え方を治していくんです。

気持ちの浮き沈みは得体のしれない心の病ではないんです。

因果関係がはっきりした状態で、それを患者も知った上で修正をかけていけばいいんですよ。

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