やりがいが仕事ストレスを悪化させる|燃え尽き症候群とうつ病の兆候をつかめ

やる気スイッチを押しまくった結果、燃え尽き症候群やうつ病に陥って精神科病院に入院するなんてケースは珍しくないんです。

下手にモチベーションを上げて疲れをスルーしてしまうと、だんだんと疲労慣れしてきてハイになってくるんです。徹夜明けとか時差ボケみたいな感じですね。

仕事ストレスって普通の感覚なら、ブラック企業のパワハラ課長が睨みを利かせて部下をド残業に追い込むイメージですね。

でも、やりがいを感じて自らモチベーションを上げ過ぎるのも、疲れた体にムチを入れて働くのと同様で結果的には病院送りが待ち構えているのです。

ここではやりがいが仕事ストレスを悪化させない為の自己防衛策について解説してゆきます。

 

疲労とミスが正比例したほうが分かりやすい

 

根を詰めて仕事をすれば誰だって疲れますね。そのとき、あと少しで切が良いからと15分、20分くらい頑張るの。これはメンタル的には正解です。

やり終えたときのスッキリ感が違います。

達成感があるし、自尊心も高まるから正しい仕事の仕方なんです。

 

でも、あと3時間頑張らなければ終わらないとなれば話は別です。2時間でも1時間でもよっぽどの事情がない限りは休憩を挟む習慣をつけた方がいい。

なぜなら、消耗しきってしまうからなんです。

クルマに例えるなら、かろうじて残っていたガソリンを使い果たし、ガソリンタンクが空の状態でアクセルを踏み込んでいるようなもの。

クルマならエンジンが回転しないから、ただ前に進まないだけ。

でも人間の脳には悪影響を及ぼすのです。

頑張って仕事しているのに計算間違いをする、誤字脱字をする、やっと作った企画書を保存せずにPCの電源をoffにしてしまう、、、等々。

するとストレスを抱えながら頑張ったにも関わらず、満足のいかない結果となりストレスに上塗りをなるんです。

ムカつくでしょ。

でも、これってとても分かりやすい結果なんです。

疲れているのに休憩を挟まずに仕事を続けた結果、注力が散漫でミスをする。

本人は腹が立つでしょうが、反省する点も多々あって自分なりにやり方がまずかったなあと改善できるわけです。

 

やりがいが仕事ストレスを悪化させる

 

反対に無理して結果が良かった場合、頑張ってよかったと本人は思うわけです。

「努力が報われた」と自分を褒めてあげたい気持ちになりますね。

『やりがい』を見つけてしまったわけです。

その結果、本人はますます努力するようになっていくんです。

結果が良かった事で気持ちが高揚し、疲労感を吹き飛ばしてしまったわけです。

もし、次も同じようなシチュエーションがあったとしたら、この人はまた無理をしてでも頑張ってしまいます。前回と同じように高評価と達成感を得ようとするわけです。

 

失敗した方が本人の為

 

長い目でみれば、ここで失敗した方が本人の為なんです。2回でも3回でも失敗が続いて、最初の成功はまぐれだったと気づいた方が何倍も健全な人生を歩むことができるんです。

人の心身の疲労には許容範囲があります。「はいここで終わり!」とピタッと線を引くことはできない。

だから目分量で「これなら最後までできるな」とか「ちょっと難しいから明日にまわすか」と判断する。

でも目分量で無理だと思いつつも、負けてたまるかと気合で乗り切ろうとする人が出てきます。かつ、たまたま上手くいってしまう人もでてくる。

それは単なるラッキーなんだ、と自分に言い聞かせられる人は調子には乗りません。でも、自信過剰なお調子者はその先で待ち構えている地獄の暖簾をくぐる事になるんです。

 

気分はコントロールできなくても頭で理解していれば止められる

 

職場や取引先で評判のよいビジネスマンほど陥りやすいのが『燃え尽き症候群』や『うつ病』です。

十分な休息も取らず、過度の残業や休日出勤などが続いた結果発症します。二つは似た症状を表すものの、全く違う脳の状態だといいます。

誤った治療で完治できないとか症状が長引くなど問題になっているんです。

でも、治療法をどうこう言う前に自分で自分の首を絞めているのに気づけるよう普段から注意してください。

周囲から高い評価を受けたり、親しい人に褒められたり感謝されたりすると、どうしても舞い上がってしまうのが人間ですね。

でも、その高揚感がヤバイ。

喜怒哀楽って脳内の分泌物質が人に与える感覚です。良い事があれば脳内ホルモンによって嬉しくなるものです。

でも、それにまかせて無理をしていれば心身のどこかが不全を引き起こすのはわかりきっているでしょ。頭で理解できているでしょ。

痛い目を見る前にロジカルに推測できるじゃないですか。

これ以上、やる気スイッチを押したらヤバい事になるって。

 

浮つかない、兆候を見逃さない

 

長期労働が原因で起こる心の病ですが、初期段階で兆候は見えるものです。

集中力が切れかかっていますから仕事にミスではじめるんです。

それを覆い隠すかのように、やりがいがストレスの周りに煙幕をはるんです。

覚醒剤のようなものだと思ってください。

だからミスを挽回すればまた高い評価が得られると頑張ってしまうんです。

仕事のし過ぎから来る『燃え尽き症候群』は医学会でも正式な病名は定められていません。

でも、うつ病の症状に似たメンタル疾患であることは間違いないんです。うつ病よりも広範囲で鬱傾向を含むケースも多数あるといいます。

現代社会の仕事って脳にダメージを与えますね。

農業だと足腰に疲労がたまるし、工場で何か造っているとすれば指先や眼が疲れるとかフィジカル的にストップがかかる。

でも、今の仕事は気分を高揚させたり落ち込ませたりする司令塔の脳をダイレクトに攻撃してくるから、メンタルがハイの時に脳をアタックされても痛みを掴みづらいし、こんなに浮かれ気分なのだから悪いところがあるわけない、と思ってしまうんです。

 

まとめ

 

過労の仕事ストレスが引き起こす燃え尽き症候群やうつ病。状態が悪化する前に初期段階で兆候をつかみたいものです。でもそれを妨害するのが達成感によってもたらされる高揚感・やりがいです。

無理をして成功を勝ち取ると、それが正しい努力だと思い込んでしまう。

休憩するより仕事を前に進めようと頑張ってしまうようになってしまうのです。

疲れたからこの辺で終わりにしようという気持ちをかつて感じた高揚感がもみ消してしまう。

やる気スイッチを押し続け、心身の許容をオーバーフローしそれでも頑張り続けると病気になってしまうのです。

 

うつ病の症状

憂うつな感覚

気分が落ち込む、沈む

こんなんじゃダメだと自分を罰する思い

仕事行かなきゃとの焦り

 

燃え尽き症候群の症状

こんな仕事辞めてやると捨て鉢な思い

周囲への気配り・気遣いが面倒臭い

仕事の結果なんてどうでもいい

職場の同僚の顔なんか見たくもない

会社に行きたくない

     【広告】

関連記事

     【広告】

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*