ぶっきらぼうな男|恋のカモフラージュ、ワル目立ち、ブレイクスルー効果とは

好意を寄せている女性に悟られまいと、恋心をぶっきらぼうでカモフラージュする男性がいます。

女性との交際経験がなかったり、極端にシャイだったり、自分に自信がなかったり、さまざまな理由から素直な気持ちをあらわせない。

これって小学生から成人にいたるまで超アルアルですね。

トレンディドラマを面白くする人物描写としても頻繁に使われる心理なんです。

でも、これとは別にもっと日常的な気分転換や、変身願望としてわざと不愛想、素っ気なさを態度に表す人はたくさんいるんです。

ある種、本能的なメンタル状態でもあるのです。

ここでは素の自分と、もうひとつの真逆な男(女の人にも散見できますが)について解説させて頂きます。

 

ぶっきらぼうをワル目立させてオンリーワンをアピールする男

 

女性に寄せる好意をカモフラージュする以外で最も多いのが、オンリーワンのアピールです。

 

学校一番の札付きの悪

暴走族の総長

首元までタトゥーを入れたヤンキー

 

こういったワル目立ちに全力投球するようなタイプです。一杯飲むと、延々

と武勇伝を語り出す人っているじゃないですか。

不真面目、アウトロー、体制への反骨、には男を惹きつける何かがあるんです。

 

治安が抜群に良い日本は正直で親切な人達が大勢います。この国だからこそ安全に生活でいているお人良しな人達。

でも“ぶっきらぼう”でオンリーワンを自己主張しようとする人達とは、「性善説のぬるま湯に浸かつた奴らとは違うんだ!」とイキガッテ見せているタイプとういわけなんです。

 

そこまで派手にアブノーマルを演じきれない人達でも、ワル目立ちへの憧れは捨てきれません。当たり障りない程度に不愛想を演じ、自己満足っぽく自他の区別をつけて己の特別感を味わっているわけです。

 

ぶっきらぼうで特徴を消すか

 

本当はフレンドリーな性格なのに、ある日突然ぶっきらぼうを装うようになるにはこんなワイルドへの憧れがあるからなんです。

 

  • あんな野郎になめられてたまるか
  • オレはそこいらにいる凡人らとは質が違うんだ
  • 話しかるな、オレには孤独が一番似合っている
  • 悪いけど本当の俺は誰とも波長が合わないんだ

 

鉄仮面的な無表情や苦虫を嚙み潰したような塩顔面は、ベールで我が身を覆い隠したり、自分の周囲に煙幕を張ったりして、素の自分を隠す効果がありますね。

素顔を見せずに本音や特徴を消してしまおうという作戦です。

 

でももう一段階深く覗き込んでください。愛想の無い仏頂面が実は普段意識していない深層心理と繋がっていたりするのです。

ぶっきらぼうという手段を使って、「甘い顔は見せないぞ、絶対になめられないぞ」と決意表明している。

つまり現状への不満や古き伝統への反発を、反骨心として噴出させているんです。

心を隠すのとはむしろ真逆で、腹の中を対外的に表しているというわけです。

 

もし、いつもの表情を敢えて隠すことで感覚的にしっくりするとしたら潜在的にしまい込まれた本音(普段は周囲に調和・妥協することで隠していた本心)に気付くチャンスかもしれないのです。

 

とはいえ本音の部分では日本人の冷気正しさや、正直さに嫌気がさしているわけでなく、ちょっとした変身願望(今日はちょっとエキゾチックな自分みたいな雰囲気)に近い感覚であることが多いのです。

 

一例としてですが、「一見悪に見えるけど実際には不正を許さないまっすぐな性格、を自負しながら周囲には理解されづらい人間像」を演じる事でオンリーワンを演出しようというわけです。

よく使われるタイプの「空気が読めない」、「他者と程よく交われない異常気質」、「プッツンの性格」等々を悪意のない独特な人種としてあらすことで、普段お目にかかる事のない物語の登場人物みたいな存在感で気分転換を図っているようなものなんです。

 

空気が読めないって苦しいもの

 

空気が読めないのが原因で仲間外れにされたり、人間関係を上手く築けない問題を抱える人がいます。

学生さんでも、社会人でも少なくないようですね。

本当に空気が読めないって、すごく苦しいものなんです。

周囲の理解や協力、対人マナーにもよりますが、“生きづらさ”を抱えながらも「なんとか結婚もし、子供も授かった」という人もいれば、10代のうちから引きこもりに陥って何年も外出していない、という人もいるんです。

トレンディドラマや刑事ドラマでも最近、頻繁に空気を読めないぶっきらぼうな人物が登場してきます。

個性的で面白いし、次は何をやらかしてくれるんだろうとワクワクさせてくれる。」

脚本家の立場からしたら、そんな人物にすっとぼけたセリフをしやべらせて周囲を困惑させたり、間の抜けた行動で場を和ませるのはストーリーにメリハリを出す上でもってこいなのかもしれません。

 

でも実生活で自分のすぐ近にいたら相当なインパクトです。

職場の隣の席に座っていて、手分けして業務をこなすなってことにんでもなったらひと手間増えるのは間違いない。

1週間、2週間ならまだしも長い年月生活空間を共にするとしたら、覚悟を決めて接する必要が出てきます。

それも、こちらの態度が時々で強くなったり、弱くなったりしてはいけない。

ダメな物はダメという、優柔不断を完全にシャットアウトした姿勢を貫くことがこちらのメンタルの健全にもつながるのです。

 

前述のワル目立ちに戻りますが、暴走族の総長やヤクザの組員ってどんな精神構造しているんだろうって思いますよね。

きっと一般人とはかけ離れたメチャクチャな粗い精神構造と想像するんじゃありませんか?

でも、ああいう縦の関係を重視する組織だと、空気が読めないと生きていかれないんです。だから、上から一目置かれる存在になる為にはメンタルが粗い奴はむりなんです。

 

ぶっきらぼうによるブレイクスルー効果

 

日本では、みんなと足並み揃えて進んでいくのがマナーとされています。

だからオレはオレで良いんだ、と枠外を歩くのには勇気が要りますね。

不安だし、心細い。

いざと言うとき、誰も救いの手を差し出してくれないかも、と怖気づいてしまうわけです。

だから自分一人が外れないように注意して生活しているんです。

自分も、親も、学校の先生も、友達も、犬も、猫も、みんながそうやっているのが日本。

オンリーワンをアピールするのは至難の業です。

「アンタ本当にユニークだよね」、「珍しいキャラだね」って言われることってないですね。

だから、変身願望とか自失願望とかが少しずつ腹の底にたまってきます。みんなと違うところを見せてやりたい、って思うようになってきて集団からドロップした奴が不良になってワル目立ちしだす。

そしてある時気付くんです。

  • ぶっきらぼうでいると上から目線で回りを眺めることができるなあ
  • 口の利き方を横柄にしてみたら、躊躇なく本音をズバズバ言えるなあ
  • 面倒臭さそうな態度でいると相手が手加減してくれるなあ(最初のうちだけ)

 

そうなんです。緊張してしまう場面、形勢が不利なときに、そこをブレイクスルーするには“ぶっきらぼう”って有効なんです。

ヤバイ局面を強行突破するときの最大の武器になるんです。

ドキドキで引きつった顔面にマスクをして、相手のほうが断然強い立場の空気を無視し、むっと敵視されても死んだ魚のような目で睨み返すんです。

 

ツンデレへと繋げる芸達者

 

敢えてもう一歩踏み込むと、ぶっきらぼうってツンデレへの布石の役割にも使えるんです。

人前ではあんなに不愛想で面白みのない人なのに、二人になると全然違う、と彼女が実感した瞬間から外での不愛想な言動が自分へのプレゼントのように思えてくるんです。
自分以外の女へのブスッとした対応や、必要最低限の面白みのない会話が小気味よいわけです。

大勢でいる時と二人っきりでいる時の違いを明確に際立させて味方に着けたわけです。

二人っきりなのにツンとデレが入り混じると、ちょっとDV色が垣間見えてくるでしょ。職場でのイライラから癇癪を起こして怒鳴り散らし、その2時間後に猫なで声で謝られても、普通の感覚からしたら、またいつか自分以外の原因で感情を爆発させるに違いない、って思うんです。

でも二人でいる時と、それ以外という線引きが出来ていればムスッとした物言いはDVとは無関係なんだって信じられるわけです。

 

まとめ

 

“ぶっきらぼう”を装う男性(時として女性もですが)の心理として、意中の女性への好意のカモフラージュという分析が多い。

が、それ以外にも理由があって、ワル・悪党・反体制派の雰囲気をエキゾチックに醸し出したいという本当があるようだ。

全体主義の日本にあって、みんなと足並みをそろえるのが自分の身を守るうえで最優先すべき事。だからこそよりオンリーワンとしての魅力を表に出したい、と考えるのだ。

世界一治安がよい国にあって、真面目で嘘をつかない生活ぶりが当たり前。そこでほんのちょっとだけワルの自分をエキゾチックに演出してみたいと感じる。

サザエさん一家に、峰不二子が遊びにきたようなアンバランスな雰囲気を出したいと考えるんだ。

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