川口祖父母殺害事件|面倒な前例を避ける裁判所の安易は判決、後仮釈放

2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられますね。少年法でも19歳、18歳を『特定少年』と呼んで重大な犯罪を犯した場合、20歳以上の扱いに近づける特例を作る事となったんです。起訴されれば実名の報道も許されるということ。

犯罪の若年化に伴っての措置と言うわけですね。

この改正案を知ったときなぜか長澤まさみ主演の映画『MOTHERマザー』を思い出したんです。2014年3月に起きた『川口市祖父母殺害事件』をもとに製作された映画です。

犯罪当時、犯人の少年は17歳でした。

もし少年法の改正が10年くらい前だったとしてもかろうじて実名公表は免れていたのに、妙に引っかかったんです。

 

川口市祖父母殺害事件

 

映画『MOTHERマザー』をご覧いただければ長澤まさみさんが真意迫る凄い演技でビビらせてくれますから是非ご覧くださいね。

WEB検索で詳しい事件背景は読みとれるのでここでは、簡単にご紹介だけさせて頂きます。

 

働かないギャンブルと男好きのクレイジーな母親(実名:立川千明)が、我が子を虐待して実の父親母親(少年にとっての祖父母)を殺させ金を奪わせた事件です。

事件当初、なんて凶悪は少年なのだと考えられたのが17歳の殺人犯でした。が、その後の事件の背景が明らかになるにつれ黒幕のモンスターアザーの実態が炙り出されてくるんです。

毎日新聞の記者、山寺香著『誰もボクをみていない』がこの事件が起こるまでのいきさつを克明に公表しています。

 

誰もボクをみていないってどういう意味?

 

著書のタイトルには、あれほどの劣悪な環境で暮らす子供に対して誰も目を向けてくれないのか、という少年の心が滲んでいるように思えます。

犯人の少年が著書のタイトルをつけたわけじゃありません。勘違いされかねない危険なタイトルです。

「殺人事件を起こしておいて、その責任を周囲の大人たちのせいにするのか!」って思ってしまう人も少なくないはず。

少年は裁判所で自分を責めていました。母親に祖父母殺害を促されたのは事実ですが、悪いのは100%自分だと言い切っている。

母親に逆らえなかった自分を後悔しているんです。

実際、児童相談所だって少年と接触して救済しようとしたのです。でも当時の法律では強引に親子を引き離す事はできなかった。

傷や痣の虐待証拠でも体に残っていればそれを証拠に児相だって動けたはず。でも痛々しい傷など残っていなかったし、母親自身が児相に救済を断ってしまっていたんです。

児相も動くに動けなかった状態だった。

*2016年の改正で児相はたとえ親子といえども危険性がある場合はもっと強引に引き離すことができるようになった。

 

でも、母親はメンタル面で少年をマインドコントロールしていたんです。

精神的虐待で犯行を促したんです。

 

1ヶ月の放置で共依存に持ち込んだ母親

 

17歳の少年といえども普通なら高校三年生です。

普通なら反抗期で自分の母親に向かって「うるせーくそババ―」って悪口を言う年頃。でも彼は殺してでも金を奪って来い、と実の父親と母親をターゲットにしたんです。

この命令に逆らえなかった自分を少年は裁判所で悔いています。でも、逆らえなかったのが善悪の判断や意志の弱さじゃなくて、母親のマインドコントロールだったとは自分でも気づいていなかったのかもしれません。

彼がまだ10歳のとき両親は離婚しています。その後母親はホストクラブに通い、出会ったホストと一緒に1ヶ月もの間、少年を置き去りにしたんです。

ここで少年は一人取このされた極度の不安と恐怖に直面しました。母親がどこかに消えてしまった。自分を一人ここに残して知らない所に行ってしまった。ボクはどうしたらいいの。おかあさん帰っていて。おかあさん助けて。

ひと月後に母親が姿を現した時には、見捨てられ恐怖に心が支配されていたんです。母親いないと突然不安になりパニックを起こすような強烈な恐怖状態です。

母親が、これを子供をマインドコントロールする目的で1ヶ月間彼を放置Hしたのかどうかはわかりません。たぶんそこまでの確信犯ではないでしょう。でも事実として、少年は母親には一切逆らえない精神状態にまで追い詰められてしまったんです。

 

母親の浪費はギャンブル依存症

 

一方で母親は裕福でもないのにギャンブル(パチンコ)に金を注ぎ込んでいたのか?

簡単です

ギャンブル依存症で抜け出す事ができなくなっていたからです。

少年が16歳過ぎて働きだしてからも、給料を取り上げてはパチンコで失ってしまう。

食べ物を買うのに回す金すらもパチンコで無くしてしまう。金がなければ盗めばいい。その相手が実の両親だって構わない。

子供に実の両親の殺害を命令する。それもパチンコをする金欲しさに。

立川千明って人格障害者?って疑いたくなるでしょ。

サイコパスとしか考えられないんです。

頭が切れて、口が上手い。世話になった人でも平気で裏切り金も持ち逃げしたりする。実の我が子をも都合の良いように使い、殺人にしてしまっても後悔ひとつしない。

 

まとめ

 

少年法改正で若年層の犯罪取り締まりを強化する。19歳、18歳でも殺人や重大犯罪なら成人同様の処罰となる。成人年齢を18歳に引き上げるのに対応した措置だ。

が、裁判所の事件への踏み込み具合も改善されるだろうか?

事件背景をそこそこ調べてわかったようなつもりで判決を下す。

川口祖父母殺害で殺人犯として15年の刑を受けた17歳の少年が母親からマインドコントロールを受けていたことも本当は分かっているはず。

母親がギャンブル依存症でサイコパスでることも分かっているはず。

でも、そこにはメスを入れない。話がややこしくなるからだ。

服役して何年かすれば仮釈放申請が認められる。いまここで、じつは犯人も被害者だったのですと心理操作を受けていた人物の責任能力をどう刑罰に反映させるべきかの手本など作るつもりはない。

サイコパス(人格障害者)が犯行を巧みな話術やメンタル捜査で犯罪を促した場合の刑罰のスタンダードなど責任が重くてできやしない。

とりあえず実刑数は服役後にきめることで手を打てばいい、そんな雰囲気が伝わってくるのです。

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