コロナ禍関連の暗いニュースや我々を取り囲む厳しい現実で、徐々に心に疲労が蓄積してきますね。
そんなときこそポジティブな口癖が大活躍するのです。
そっと周りを眺めてください。
ポジティブな言葉を発している人と、ネガティブな言葉を発している人、どちらが多いと感じられますか?
圧倒的に後者が多いのです。
「ラッキー」、「やったー」、「最高!」、「俺って天才かも!」、「あともう一歩、頑張るぞ」みたないポジティブな独り言よりも、
「くつそー」、「ふざけんなよ」、「もうやってられない」、「なんでアタシかこんなことやらなきゃならないの」、「最低な奴!」みたいなネガティブなつぶやきの方が圧倒的に多いハズなんです。
これを逆転させたいのです。
ここでは、ポジティブな口癖がもたらす浄化作用とモチベーションを上げる効果について解説させていただきます。
今の社会って良い事、悪い事どっちが多い
我々が生きているこの日本社会って客観手的に見て、どんな状態なのでしょうか?
今(2020年の歳の暮れ)は、新型コロナウイルスの感染拡大と、それにあおりを受けて経済が停滞し倒産する企業が増えています。
この先も油断せずに、慎重にコロナと経済の両輪を回さなければなりません。
そんな状況であっても、社会は成立しています。
良いか環境か?悪い環境か?と問われればどうしようもないほど悲惨な状況ではないのです。
何を基準にして良し悪しを決めているかは不明ですから、単純に今までと比べれば(コロナがなかった時代)悪くなったと答える人が多いのは間違いない。
でも、衣食住をしっかり確保できていて、仕事もあり、余暇もそこそこ楽しめているのだとしたら、現実的には今の生活をネガティブ視するほどではないように思えるのです。
ネガティブなため息を漏らす時って
人間の本質はネガティブです。
無力感や不安感に苛まれているのが生まれたばかりの赤ちゃんのメンタルです。
第二次世界大戦のあと、日本は敗戦の深い闇から抜け出すために猛全と働いて高度成長を成し遂げました。
アジアNO.1の経済インフラを整え、今は何の違和感もなく生活環境は機能しています。
「それを当たり前だと思うなよ。昔は一人一人がコンピューターを所有するなど考えられなかった」と、かつての不便自慢をしても意味なないですね。
でも、現代社会の便利さにワクワクしながら日々生活を営む人は確実に少なくなっています。
昔を知らないからです。
今の生活レベルが当たり前となって、ちょっと不都合が起きるたびに「あーもー」とか「使えねーアプリケーションだ」とか「こんなんなら、やっていられない」と悪意なく毒を吐くようになっています。
でも、それが人間というものなのです。
だから次々と進化・革新が生まれるんです。
それに、新聞やマスメディアだって当たり前の出来事なんか取り上げて報道しませんね。
珍しいから見聞きに値するわけです。
もちろん、そのなかには『アザラシのゴマちゃん現る』とか『カルガモ親子、今年も健在』みたいな微笑ましい物もありあます。
でも、やっぱりニュースはネガティブが大半です。
殺された、盗まれた、燃えた、流された、潰れた、、、。
ポジティブな言葉が持つパワー
明るく元気な人はポジティブな言葉を発します。
前向きでやる気に満ちた自己宣言みたいな言葉です。
ーいっちょ、やったるか!
ー今日はへこたれないぞ!
ー準備万端だ
なぜ声に出した方がいいの?
でも、なぜポジティブな言葉を口癖にして、声にだしてみたほうがいいのでしょうか?
心の中で思っていただけじゃだめなのでしょうか?
はい、人はハッピー&ポジティブがあたりまえレベルで、ちょっと嫌な事が起こるとネガティブマインドに沈んでいきます。
だからそれを跳ねのける為にも、ポジティブな言葉を口癖にしてしまい、事あるごとに声にだすのがいいんです。
それに声に出せば誰かの耳にはいりますね。
ちょっと恥ずかしいけど、その分度胸がでてきます。だんだん、ポジティブ宣言みたいな責任感が生まれてきます。
これが、黙って頭の中でくり返すよりも、声に出した方が断然いいといわれている理由です。
存在意識が引き受ける
ポジティブな口癖を口に出している時って、ほんの短い時間(0.5秒とか0.3秒うとか)、ポジティブな自己画像がイメージとして脳に閃いているんです。
もちろん無意識にです。
「元気いっぱい、モチベーションアゲアゲ!」と言っているとき、超短時間だけ自分がノビノビと活躍している姿をイメージしているものなのです。
このイメージを潜在意識が引き受けるのです。
ムカつく奴を軽蔑してスルーすてしまえ
口をついて出てくるのがネガティブな言葉になりがちなのには前述のような理由があったわけです。
ズルばかする人がいたら、自分の立場を利用して無茶な事ばからり押し付けてくる人がいたら、腹が立ちますね。
これは普通の感情です。
でも、引きずりやすい粘着性があるんです。
ネガティブな事が口から出てきそうになったら、それをポジティブに無理にポジティブに変えるよりも、ネガティブ感情をスルーしてしまった方が楽なんです。
できれば、スルーしてしまうのが一番楽なんです。
そんな場合には、その人を憎んだり恨んだりせずに、軽蔑すると気持ちが落ち着きます。
気持ちをどっしりと落ち着かせて、冷戦になれば、ポジティブな言葉も次々と出てきます。
長所は短所|背中合わせの相手を使ってみる
『長所は短所の裏返し』の法則を使って「仕事が忙しすぎるときは、忙しいのは会社が儲かっている証拠だ」と考えるのも一案です。
「今日も朝から雨か、、。草花にとっては大切な命の源だから元気に育てよ!」みたいな感じでいいんです。
ネガティブなイメージを意識的にストップして好きな諺で気持ちを切り替えてください。上手くポジティブな言葉に変えられれば、一瞬で良いイメージが潜在意識に引き継がれると考えるわけです。
上手くいかなったときには落ち込む前に『失敗は成功のもと』と呟けばいいのです。
何度やっても上手くいかないときには『蒔かぬ種は生えぬ』と口に出してもくもくと続けるんです。
明日の会議で上司からこっぴどく叱られるのが予測される。そんな時は『雲の上はいつも晴れ』とぼそりとぶつやいてベッドに入ればいいんです。
他にも、たくさん味方になってくれる諺がありますかどんどん使って下さい。
案ずるより産むが易し
聞くはいっときのはじ、聞かぬは一生の恥
脳ある鷹は爪を隠す
明日は明日の風が吹く
ことわざの中にはポジティブな口癖にピッタリのものがたくさんあります。WEB検索すると恰好いいのがたくさんでてきます。
潜在意識には願いを伝えるのではなく、願いが叶った姿を伝えろ
潜在意識に〇〇になれますようにと、願い事をするのは間違いなんです。
潜在意識は神様じゃないので、お願い事をする相手ではないのです。初詣などでの願い事をして、それが叶った時のハッピーな姿を伝える相手なんです。
だからポジティブな言葉を口にだす ⇒ ポジティブに動いている自分が一瞬でも浮かぶ ⇒ それが潜在意識に伝わる
こういう連鎖です。
この、「達成した姿の自分」を潜在意識に刷り込む事で、今との差異を産める行動を起こすようになるのです。
これもポジティブな口癖のいいところなんです。
不幸過ぎて狂う人
どんな酷い目にあっても全然応えない人がいますね。
『明るい変わり者』的な存在で、メンタルが無痛症化しているから、理不尽な状況にとりかこまれても全然平気でヘラヘラしている。
「これは前世からの因縁かな?」なんてのん気に言っているわけ。
痛めつけられ過ぎて狂ったか、生まれつき神経が粗いかですね。
こんなふうに精神に狂いが生じる前に発症するのが被害妄想です。
不幸のダメ押しでコーナーに追い詰められ、何の救いもないまま時間を経過するうちに、悲劇のヒロインのようなメンタルが立ち上がってきます。
なぜ、こんな不幸な目に遭わなければならないのか納得がいかない。
でも現にこうして、多くの批判を浴び、罵倒され、責任を取らされている。
甘んじてそれらを受けるけれど、全然納得などしていないからな、と不公平さに染め上げあれていくのです。
本当はみんなから同情されるべき立場なのに、誰もそこに気づかない。
周囲からの同情も諦めた結果、悲劇のヒロインとしてバッシングを受けることに喜びを感じるようになってしまうんです。
取り返しのつかない精神状態
ここまで深刻な状態に叩き込まれる前に、ポジティブな口癖で跳ね除けなければならなかったわけです。
だって、自己憐憫に陶酔する味を覚えてしまうと、抜ける事がほぼ不可能となってしまうからです。
自己暗示、自己洗脳のようなものだからです。
だれもが敬遠する不条理、理不尽を「嫌だ、嫌だ」といいながら受け入れて、痛気持ち良いみたいに癖の強い味に取りつかれてしまうんです。
その姿をみた周囲の人たちはいつの間にか、その歪んだ楽しみを見抜いてて、やり場に困った問題のはけ口として使うようになってしまうのです。
そこには、グロテスクで気持ちの悪い”WIN – WIN”が成立しているのです。
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