先日のテレビ番組でローラvsフワちゃんのタメ口対決がありました。
その後、「放送事故だ!」とのコメントが寄せられ、ちょっとローラ的キャラクターについて考えてみたのです。
コミュニケーションは言葉のキャッチボールで、投げ手と受け手が交互に入れ替わらなければ成り立ちません。
ところが球を投げ返してこない奴がいる。
もしくは投げ返してきたとしても、完全なワイルドピッチ。
到底、コミュニケーションは成立しないわけです。
意思疎通がうまく取れないというよりも、何か欠落しているものを感じるのです。
心の襞が無い
感受性が極度に低い
場の空気が読めない
相手の言葉足らずを補う想像力が無い、、等々。
初対面の人と話す場合でも、手探りで相手の出方をみるような助走がないんです。
それでいいと思い込んでいる(タメ口)。
ここでは、そんな一方通行的な会話で生きている人にスポットライトを当ててみたいと面ます。
会話の受け流しイコール、一方通行の会話
会話の受け流しとは、右耳から入った話が左耳から出て行くようなもの。
否定こそしていないけれど、何も心には届いていないのです。
完全な一方通行です。
こういう人、たまにいるでしょ。
芸能人でいうとローラみたいなタイプね。
「うん、そうそう。あれ美味しいよね」
「どんなところが美味しいと感じますか?」
「うんとねえ、あー、わかんない」
こんな会話が延々続くわけです。
上の空で人の話を聞いているのか、相手を小ばかにしているのか、って感じ。
あれが本当のキャラなのか、ウケてしまったから引っ込みがつかないのかは分かりませんが、中身が無い感じでどうにも気分が悪いのです。
表面的な意味しか理解してない
あれが演技でないとしたら、ちょっと危ない人。
コミュニケーションの上っ面しか理解せずに、即反応しようとするから味のある答えができない。
ロボットとかクローン人間みたいなイメージで、薄気味が悪いんです。
何も考えていない、イコール、何を考えているか分かったもんじゃない。
それが本当の彼女なのか、芸風なのかが気になるところなのです。
一度、映画『バイオハザード』にチョイ役で出演していたのを見かけたけど、出演シーンがあまり記憶に残っていいないんです。どんな演技だったかなあ、って。
モデルは出来るけど、女優としての実力は???
本人はもともと歌手になりたかったらしく、バラエティー番組への出演オファーを断ってロサンゼルスに住んでいます。
この後、彼女が結婚して、夫婦として存続できるかどうかで、あのキャラクターが演技だったのか、本物だったのかがわかるのです。
2010年に出版された平山夢明さんの『他人事』という短編小説があるんです。
凄いですよ!
思わず後ずさりしてしまうほどの狂気的な理不尽さが描かれているんです。
交通事故で車中に閉じ込められた人が、外から見下ろす男に助けを求めるの。
「何でも、オレがあんたを助けなきゃならないんですか?」みたいなセリフを薄笑い浮かべなら吐く。
今にもガソリンタンクに小さな炎が引火するかもしれない絶対絶命のピンチで、「助けようかなあ、止めておこうかなあ、どうしようかなあ」みたいなふざけた態度をとれる人間を描いている。
ふっと、ローラのキャラクターを思い出してしまったのです。
ローラ的キャラクターだと恋愛は長く続かない
職場にあの感じの女性が一人いるのです。
一般人だからテレビには出ていないけど、そこそこの美貌の持ち主なんです(ローラほどは美人じゃないですけど)。
性格は明るくて、よく笑うんです。
とてもチャーミングな女性です。
でも、話しに深みがないの。
昨日の〇〇番組観た?面白かったでしよ。
くらいの浅い会話しかできないんです。
ある時、軽い恋愛の相談を受けたんです。
交際が長く続かないのはなぜなのか、という相談。
自分ではその理由がわからないというのです。
だいたいの推測はついたから、少し遠回しに探りを入れてみる事にしたのです。
「彼氏に甘えてわがままばかり言ってるんじゃない?」
「そんな事ないよ。基本決めるのは全部、彼氏だよ」
「潔癖性過ぎて彼氏が家の中を散らかすのを、こっぴどく叱るとか」
「散らかしても別に怒らないよ。黙ってアタシが片付けるもの」
自分の欠点がわからない
だいたい想像していたのと同じでした。
良くも悪くも‟絡み“が少ない関係です。
で、核心に触れる質問をしてみたのです。
「彼氏から何か相談を受けた事はある」
「あることはあるけど、言っている意味がよくわからなかったから、あまり会話にならないの」
「なぜ、わからないからもっとわかりやすく説明してって言わないの?」
「うーんとねえ、よくわなからい」
やっぱりローラだ。
惚れた腫れたは誰にでもできる
言った事を文字通りにしか理解できないロボット人間だったら、どんなに見てくれが良かったとしても、結婚生活は長続きしないように思えます。
喧嘩をしたり、怒って家出をしてしまったりと男女間は問題が起きるのが普通ですね。
思考回路が違うから、仕方ないんです。
それでも二人が別れずに一緒に居続けて、ともに歳を重ねていくほどによい距離感が保てるようになる。
夫婦の間の阿吽の呼吸みたいのが出来上がってきてお互いが分かるようになると言います。
ローラに話をもどすと、あれだけの美貌だから遅かれ早かれ結婚するのは間違いないと思うのです。
好きになって感情が高まる瞬間は、完璧なカップルと二人は思い込む。
恋は盲目だから、相手の欠点なんて全然見えないし、人間性とか共感性までに気が回らないんです。
どんなに場の空気や人の心が読めないタイプだったとしても、惚れた腫れたは出来るんです。
ほど良い距離感が保てない人でも、燃えるような熱烈な恋愛はできるんです。
でも、彼らは互いに干渉しすぎない生活スタイルを継続すると問題が生じてくる。
ローラというキャラだけを見る限り、問題有のように思えるわけです。
恋をして燃え上がり、相手を射止めようとするところまでは良いけれど、その後、少し熱が冷めてきて互いのプライベートを尊重しながら、心情に共感したり相手の相談に耳を傾けたりして程好い距離感でい続けるのが難しいということなんです。
ヤバイの多様性と表現力の低下
でも、もしかしたら感情表現だけの問題かもしれない。
ローラのキャラの場合、自分の感情を上手く言葉で言い表すことが出来ない、というパターンも考えられます。
語彙が貧困で、表現力が未熟な人。
自分の言いたい事を頭の中でサクサクっとまとめて発言するような、MCなんかに求められる能力が極端欠落している可能性はあります。
ここ数年(考えてみたら10年近く)、『ヤバイ』という表現が使われ続けています。
良くても悪くても、ヤバイが適用できるからすごく便利。と、同時に若者の表現力の低下の原因にもなっている。
ローラがこのタイプの可能性もあるのです。
だとしたら、書かれた台本を覚えて演技するとか、インタビューでじっくりと時間をかけて意見を聞き出すことはできるかもしれません。
絶妙なタイミグで、的を得たコメントを発せられないだけなのかもしれません。
だから、OK!でその場を乗り切るのかもしれませんね。
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