学校の授業でも、職場でも、ちょっとした習い事でもマイペースの人って結構多いみたいです。
「自分のペースで無理なくやればいいよ」って言われる場合は別に問題いは無いのです。
一人遅れていても、挽回できる方法があるから、無理して周囲の人に追いつこうとしなくても大丈夫と言っているのでしょう。
でも、まるで自己中のように、毎度毎度チームの足を引っ張るくらい遅い人は考えバランス感覚に問題があるようです。
ここでは何かと人に遅れがちな方に気をつけて欲しい事を解説させて頂いています。
はた迷惑なマイペースな人
他人よりも何かと遅れがちな人っているのです。
それでも「アタシは何事もゆっくり進めるタイプだからみんな気にしない先に進んで下さい」と胸を張って言える人は、遅れていい場合といけない場合の区別をしてほしいのです。
現に、みんな各々のペースで進めていながらも、出来上がりのタイミングが合っていないと都合が悪い時が問題なのです。
集団行動で足並みをそろえないといけない場合、一人遅れをとっているとちょっとマズイ事になっていきますね。
一人だけ置いて先に進めないから、一番遅い人に合わせることになるのです。
こんなときってどうすればいいのか?
他人に迷惑をかけないためにどうやってペースアップさせればいいのでしょうか。
遅いのには訳がある
スローペースの人を見ていると、たいてい場合、不要なところに時間をかけているのが見えてきます。
例えば、一つの仕事を関係者がそれぞれ役割分担して別々の仕事を進め、あとでそれぞれのアウトプット合わせて完成させる。
ある品物の説明書を作る時だったら役割を何人かで分担します。
①簡単に使う為の簡単マニュアルを作る人
②細かな製品説明の文章を考える人
③写真を担当する人
④製品の故障が起こったときのトラブルシューティングを考える人
⑤保証関係のリーガル文を考える人
決まってある人だけが遅いというケースがあります。
自分の分担が終わった人が遅い人を手伝ってあげるという展開になりますが、遅いのはたいていいつも同じ人なのです。
本人もそれを気にしているようなので、気を使って誰も指摘せずに我慢している状態なのです。
①まとめてやった方が効率的なのに、自分が決めた順番を忠実にまもる。
②上手くいかない部分に固執して、次のステップに進もうとしない。
③几帳面に、いちいち下書きをする。パソコンなのだから幾らでも修正できるのに。
④同じところへのこだわりが半端ない。
できるだけ得意分野の仕事を任せているのに
できるだけ得意分野の仕事を任せるようにしているのです。
たとえば文章が下手だから、製品の写真を撮る係にするでしょ。
製品の全体の写真として、前から見た写真、横から見た写真、後ろから見た写真。
更に、重要な部分は拡大した写真を説明分の横に載せる目的で撮っておく。
故障の原因になりそうなところは解体した写真も便利です。
すると何度か写真担当で仕事をしていると、要領がつかめてきてスピードアップしてくるはずなのです。
でも、根っからのマイペース人間は要領がつかめてくると、こだわりを持つようになっていくのです。
製品の説明の為の写真だから、ピントが合っていてそれなりに綺麗に映っていれば問題などないわけです。
光の加減とか、品物が床に落とす影なんて考える必要いでしょ。
製品の購買意欲をそそるパンフレットだったら、プロのカメラマンと宣伝のための好感度の芸能人が大いに意味をなします。
でも、買ったお客さんに、使い方を教えるのが目的の説明書だったら、全然意味が違うでしょ。
こだわる部分がズレている
説明書を作る場合にこだわるべき点は、分かりやすさですね。
誰が見ても分かりやすいのが一番なんです。
これがお客さん向けの優先順位です。
で、自分が所属している会社に対しては、スピードです。
早く仕上げて、別の仕事に素早く取りかかるプロとしての効率性です。
間違いが少ないのは認めるけれど、異様に時間がかかる人がいますね。
それだけ時間を掛けているなら、誰だってミスなく仕事をこなせるよ、っていうタイプ。
でも、それを指摘すると急いでミスるよりも、多少時間が掛かっても間違えない方がいいでしょ、と切り返してくる。
確かに一理あるんです。
でもバランスが余りにも悪すぎる。
他の人の3倍の時間をかけて、ミスがないのを自慢している。
どちらか得意な方をベースにして改善しなきゃ
ミスの無い仕事ぶりを誇りにするのは大いに結構ですね。
でも、デメリットとしてスピードが遅すぎるのだとしたら、どうすれば早くできるようになるかの改善を試みないと。
逆に、仕事の速さには定評があるものの、ちょいちょいミスがあるのだとしたら、スピード面をベースにしてミスを無くす為の改善を試みないと。
このバランス感覚が抜け落ちている人って、成長しないのです。
仕事へのこだわりというよりも、こだわりたい部分への執拗な執着心なんです。
「自分にはメリットとデメリットがあって、そのデメリットには然るべき理由があると」と言ってのけるとしたら、それは人間としてバランス悪すぎなんです。
でも本当は、そこに気付きつつ己に欠けている自尊心を補填しようとしているのかもしれない。
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