あともう一歩で計画達成だったのに、成功直前で足元をすくわれ
「人生そんなに甘くないか、、、」
とニヒルに微笑むのって大人の魅力を感じませんか?
実際自分がそんな状況にいたら、ニヒルに微笑む自信はありません。
手元のコーヒーカップを床に叩き付けて、小さな破片がおでこに跳ね返ってきて『いかにも泣きっ面に蜂みたいな』、傍から見てたら思わず吹いてしまうようなみっともなさを自ら演出してしまいそうです。
ここでは怒りのエネルギーを逃がすことなく上手く取り込んで自分のパワーに変換する技をご紹介いたします。
怒りのエネルギーってなに
怒りの感情でいっぱいになったとき、脳内ではアドレナリンという物質が分泌されています。
このアドレナリンって緊急時の身体反応にも使われる興奮物質で、心身が疲れ切っていてもこれが分泌されると、猛ダッシュで走れるし、ちょっとくらい怪我していても痛みを感じないんです。
それくらい強烈なパンチ力のある物質なんです。
TV番組、あの「やられたらやり返す、二倍返しだ!」の『半沢直樹』で香川照之や市川猿之助が見せた“はらわたが煮えくりかえる演技”がアドレナリンの強さをまざまざと表していますね。
サラリーマンの出世街道に命をかけた男どうしの戦い。
やっとここまで積み上げたのに、てめーのせいで、オっ俺の、俺の牙城が一瞬にして崩れたではないか。
くっ、くっ、くっそー!
怒りの感情が身体の内側から滲み出る瞬間です。
悔しさを腹の底にグイっと抑え込んだけれど、それでも握りしめた拳はブルブルと痙攣のように震えるんです。
ネガティブパワーの転換
怒りのエネルギーをしっかりと受け止めて、別の何かに転換すべきだ、とするアイディアをWEBでよく見かけますねえ。
せっかくのエネルギーなんだからみすみす捨ててしまうのはもったいない。
勉学やスポーツ、仕事に打ち込むべきなのだ、という考え方です。
でも、アドレナリンが分泌しまくりの興奮状態を、別のポジティブな思考に変換できるものなのかと、個人的には思うわけです。
敗北させられた悔しさと怒りで、今すぐにでも相手に殴り掛かりたいスーパーハイテンション状態を堪えるだけで精一杯なわけです。
エネルギーにプラスとマイナスが存在しているとしたら、間違いなくマイナスエネルギーです。
なにをしでかすかわからないヤバイエネルギーなわけです。
だとしたら、ここはひとまず怒りの感情を外に逃がすしかないでしょう。
怒りや興奮のガス抜きの方法としては、人目を避けて;
手あたりしだい物を破壊する
息が切れるまで全力疾走する
大声で憎き相手をののしる
カラオケでパンクロックを歌いまくる
その後で、大人らしく「人生そんなに甘くないか」とニヒルに微笑むんです。
負け惜しみでも、カラ元気でも、なんでもいいから、とにかく冷静さで自分を包み込む。
これが大事なんです。
エネルギーの転換よりもガス抜き優先
怒りのエネルギーをポジティブに転換するのは、ニヒルに微笑んだ後なんです。
興奮状態でのエネルギーを別の力に置き換えるなんて簡単じゃないですから。
たとえば、心肺能力をギリギリまで引き出すトレーニングとか、筋力アップの反復練習には使えるかもしれないと考える人がいるかもしれませんね。
でも、それって全く科学的根拠のない無謀な練習になる可能性が大なんです。
身体的に普通の状態ではないですから。
平常時なら疲労を感じる限界なのに、アドレナリンが分泌されていると膝や足首、拳や筋肉にダメージを受けても、痛みを感じずにトレーニングし続けてしまう恐れがあるんです。
疲労骨折とかも気付かないですからね。
その結果、練習後に過度の負荷をかけ過ぎたと後悔する。
だから成功直縁で足元をすくわれた怒りのエネルギーの転換よりも、そのガス抜きを優先させなければなりません。
ガス抜きしないと怒りは後で肥大化する
怒りの感情って一端ガス抜きをしておかないと、後になって膨らんできて自分を攻撃してきます。
一端、悔しさの感情と対峙して、自分をぶつけておかないと後になってマイナス感情が膨らんできて苦しくなるんです。
忘れたはずのムカつきが甦ってきて対処できない感情へと肥大化してしまうんです。
エネルギーは転換せず、悔しかった思いを呼び戻して頑張る
悔しさをバネにして伸びる人って、挫けそうになるたびにかつての悔しさを思い出して自分に喝を入れるんです。
「疲れた、もう頑張れない」って思ったときに、少しだけアドレンアリンを分泌して戦い続けるんです。
「もうちょっとだけ時間をくれ、あと少しだけ頑張らせてくれ!」っていう気持ちを実現するために、『あのときのムカつき』を利用するんです。
それが、成功直前で煮え湯を飲まされた人に与えられた特権何です。
何があっても絶対に諦めないメンタルを得た人間なのです。
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