ウソつきは嫌いだけど、偽善者はもっとムカつきますね。
好きな人に良い顔をしたい、という気持ちは誰にもありますね。
喜ぶ顔を見ると、こっちも嬉しくなる、と。
でも良い顔には幾つか種類があって、“模範”とか“あるべき姿”の雰囲気が醸されてきた途端にうさん臭くなる。
政治家っぽくなって、話半分で聞いておけ、とみんな腹の底では思っているの。
自己中心的な政治家なんていくらでもいるけど、さすがに人は殺さないでしょ。
でも身近な偽善者って何するかわからない怖さがあるんです。ストーカー殺人みたいな、思わず後ずさりしてしまう底知れぬ狂気みたいなのが。
ここでは身近に潜む偽善者について、その特徴と正体について解説させて頂きます。
無自覚な偽善者
実際には無自覚な偽善者の方が圧倒的に多いですね。
ただ好かれたいだけの理由で、“それ凄くに似合う”とか“超絶品、美味すぎる”とか褒めちぎる人。
些細な本音でその場の雰囲気を悪くするより、嘘も方便的にチョイチョイ嘘をつく人。
数年たってトラブルが発生し人間関係が悪化して、あのときのお世辞の言葉はすべて嘘だった、みたいに偽善者扱いされることはあることはある。
でも、嘘なんて生きる上での潤滑油的な存在で、マナーとしての許容範囲もしくは社交辞令のようなものなんです。
だから、のちのち“偽善者”と罵られたとしても、別に気にするほどの事じゃないんです。
みんな普通にやっていることだから。
ホラーチックな偽善者
マナーでも社交辞令でもない偽善者が怖いんです。
ただのウソつきほど単純じゃないんです。
二面性がホラーチックなの。
ハラワタのドス黒さというか、嘘の濁り具合、淀み具合というか、臭いというか、悪意が格段に違うんです。
“ワタシのモットーは正直と親切です”みたいな仮面かぶって生きていてる。
“~ちゃん、今日のスカート可愛い!”って近寄ってきて、陰で悪口言っている。
でも、そこには意図的な揺さぶりがあるんです。
自分への利益目的から偽善が始まっているから、計画性への念の入れようが緻密なんです。
ニコニコしながら脚を引っ張る
カップルになったばかりのラブラブの二人なのに、元カレとのお泊り旅行の話を大っぴらにして彼氏の反応を見るとか。
部屋の片づけができないゴミ屋敷女と暴露するとか。
1ヶ月前の合コンで飲み過ぎてはじけた話をするとか。
こういうのって、“アタシはアンタの弱み、全部握っているんだからね”って言っているのと同じなんです。
悪い情報流してほしくなければ、言う事ききなさいよ、って脅している。
人の弱みはいつか使えるときが来ると、絶対に手放さないんです。
人の弱みを見つける天才
偽善者は人の弱みを見つける天才で、そこに付け込むんです。
元カレの話をされても、合コンで飲み過ぎた話をされても、それは自分の落ち度だと思い込んでしまうタイプの女友達を狙うんです。
こういう時に逆切れして、共倒れ覚悟で互いの過去をぶちまけ合うような相手は避けるんです。
急に豹変する偽善者
ピュアの雰囲気で友達からすべてを聞き出すんです。
相手のメンタル起伏を正確に読み取って作戦を練りに練るんです。
“ここだけの話しだけど”と自らのウソの秘密をリークしながら、相手の秘密を芋づる式に片っ端から引き出すんです。
一生友達だからね、って自分の弱みすらも暴露して信用させていくんです。
目的を達成をして、あとはそのネタをどう料理するかを考えるだけだ、となったときやっと本性をあらわす。
そして本当は良い人なんかじゃない、と自ら仮面を剥いだとき突如として豹変するのが偽善者です。
サイコパスのように冷静に相手を見極めて、自分にとって有益となる方へと事態を強引に曲げてゆくのです。
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