気持ちがすぐに落ち込んでしまう、と悩みを打ち明けてくれた同僚がいます。
「普段は、そんなふうには見えないね」ってオレは率直に答えると、落ち込み具合が年齢とともに重くなってきているとの事。
その表情も浮かない。
「若い頃からメンタル弱かったんだ。歳をとるにつれて図太くなるものと期待してたけど、どうも違うみたいだよ」と弱気。
無理に笑顔を作っているのがわかるんです。
自分自身をかんがみるに、オレ自身とて何の心配事も無く暮らしていた期間ってすごく短かったように思うんです。
ここでは、心の落ち込みを抑えて前向きになる方法を解説します。
前向きに生きたければ一端は悩み事や不安事と向き合うのだ
誰にでも悩みや不安はあるでしょ。
子供にだってある。
オレの個人的な経験だと、大学生の頃がいちばん心が軽かった気がするの。
小学生のときよりも、自由で伸び伸びしてた。
それ以外は悩みも心配事もありましたね。
特にオレ、パニック障害に悩まされていた時期が長かったから、今振り返るとハードでタフな人生を歩んでいるの(なんか、カッコイイでしょ)。
結婚して子供ができると、嬉しさ楽しさに心配が上乗せされる。
子供が小さい頃は健康面。
“風邪ひいてないか”とか、“インフルエンザにかかってないよな”とか。
成長して身体が丈夫になってきたら、今度は勉強関係です。
この成績じゃ受験上手くいかないから塾に入れないと、とかね。
あといじめの問題も巻き込まれるとかなりキツイでしょ。
その後に控えているのが親の介護。
人生って楽で、伸び伸びしている期間の方が断然短いですね。
辛くても平然と生きる前向き人間は引き出しを利用するんだ
平然と生きる前向き人間だって悩みも不安もあるんです。
実際、悩むし、心配に感じるの。
これは、オレが前向き人間だとしての仮定なんですけど。
前述のとおり、オレ自身もたくさん悩んでここまで来ました。
今も親の介護で頭痛いんです。
でも、これってメンタルの弱さとはちょっと違うと思うんです。
問題を他人事と捉えていたら心配もないし悩まない。
もしくは神経が雑にできているから悩み事が身にしみない。鈍感って奴ですね。
こういう雑な神経の人と比較しても意味はないでしょ。
問題をしっかりと受け止めて、どうすべきか考えるのは必要なの。
考えて、人にも相談して、その時点で出せる回答がでたら、いったんそこで引き出しにしまうんです。
同じことを何度も何度も考え直したって神経が磨り減るだけじゃないですか。
真剣に考えて、その時点での結論までは出す。
その先は、まだ推測の域でしかないなら考えても無駄だから、出せる結論はファイナルアンサーじゃなくてもいいんです。
問題が頭から片時も離れられないのは一番厄介だし、疲れるし、気持ちが収まらない。
だから、暫定の答えを引き出しに入れてもいいし、棚上げしてもいいの。
それでも、ふとした時に湧き上がってきて、それにまとわりつかれるでしょ。
そしたらまた引き出しに入れちゃう。
次の進展がない限り変わらないなら、何度も考えなおさないんです。
一番いい方法は出した結論を紙に書く事です。
文字にして残す事で、けじめがつくものですよ。
仕事をしている方が気が紛れる人、料理がおススメ
心配事があるときは仕事をしていた方が気が紛れる、って人いますね。
別のところに意識をスライドさせる作戦です。
これも悪くはないけど、スライド先が仕事というのがちょっとヤバイかもしれない。
ほどほどなら問題ないけど、悩みと直面するのを避けるかのように仕事に没頭する人いるでしょ。
度が過ぎるとワーカーホリックになるんです。
これって強迫神経症っぽいところがあって、深みにはまると”仕事をせずにはいられない“みたいな心情に落ちていくの。
仕事に没頭して、家庭を顧みない旦那さんっているでしょ。
家庭の悩みや不安を忘れる為に、そうしているかどうかはわからない。でも、プライベートの問題から逃げる為に仕事に打ち込むのなら、それはのちのちしっぺ返しを食らいことになる。
だから、仕事で気持ちを紛らわすのはほどほどが鉄則なんですね。
一番いいのは楽しみをつくることなんです。
難点は、楽しみだと強制力が弱いんです。
仕事みたいに上から押し付けて、酸いも甘いも忘れさせてやるみたいなパワーがないの。
だから、自然と気持ちを穏やかにする楽しみを見つけるのがコツ。
読書とか映画だと、どうしても悩み事を思い出しちゃうでしょ。
料理なんかが結構いいんですよ。
仕事以上に気を配り神経をとがらせる部分もいっぱいあるし、集中力も必要だから無心になれるの。
だから、旬の野菜や魚を使った料理を無心で作る。
分からないうちはWEBでレシピを見たり、料理本を観たりでいいんですよ。
そして、旬で自分で味わう。家族で味わう。
最高の気分転換で前向きに生きよう。
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