混ぜたら危険、途中で怒りだすアホな上司|警察の取り調べはプロだな

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混ぜたら危険って塩素系洗剤の注意書きですね。これと同じことがオレが勤めている会社でもあるの。

仕事でミスった部下に、その原因を聞いているうちに思わず「なんで、そんな事したんだ!」って話の途中で怒りだす上司。

そこで怒鳴ってどうすんだ、って思う。だって、それ以上部下は事実を話さなくなるじゃない。

現実を見極めるのと、注意して是正させるのを混ぜちゃっているんです。

ここでは、混ぜてはいけないヒアリングのコツを解説したいと思います。

絶対に怒らないから正直に言ってごらん

 

子供の頃、学校で悪さをして先生から親にチクられた事あるでしょ。

「お宅のxxx君は学校で、、、、」とか言われて、親にこっぴどく絞られた経験。

 

でも事態が複雑でどうも納得がいかないケースだと、親も「我が子がなぜ?」って思うわけです。

その時の親のセリフが「絶対に怒らないから正直にいってごらん」なの。

ね、経験あるでしょ??

 

この絶対に怒られないという安心感が無いと、本当の事を洗いざらい離せないのが人間心理なんです。

つまり、言葉に出す前に、まず損得を考えちゃうの。これは言った方がいいか、いや、言わない方がいいかって。

 

 

警察は取り調べのプロだな

 

 

日本場合、被疑者を起訴に持ち込んで、裁判に入った後の有罪判決率は95%以上なんです。つまり、絶対的な自信が無い限り起訴しない、と考えていい。

その為には警察は被疑者の口から聞くことのできる情報は全て引き出すんです。

このときの方法は、”混ぜない“なんですよ。

 

被疑者が動機や犯行方法をしゃべっている途中で「なぜ、そんな事をしだんだ」なんてセリフは間違っても挟まない。

とにかくしゃべらせるだけ、しゃべらせる。

「こっちも本当に頭にきていたから、大酒のんで眠ったところを包丁で刺したんです」

「殺したいほど憎かったんだね」

「そう、さんざん嫌な目に合されてきたから」

「うん、なるほど。刺した包丁を90度捻ったのは確実に殺す為だったのかな?」

「はい、前に何かに書いてあったのを思い出したんです。刺した手首を返すとよりダメージを与えられるって」

「うむ、確かに、、、。」

 

さすがに、殺し方を褒めるわけにはいかないけど、アンタよくもそんな残酷なことができな、とは言わないんです。

取調に怒りを混ぜないのが鉄則。

 

客観性を保って

 

職場の部下の話に耳を傾けるときも、冷静に穏やかさを保たないと真実は聞きだせないんです。ひとことで言えば、相手に話しやすい環境を提供するという事なの。

 

オレが勤める会社でも、これがわかっていない人がかなり多いんです。

問題解決の会議だと“現状把握”というセッションでたっぷり時間をかけて事実だけを拾い上げる。

でも、部下と一対一になった途端に、やり方が変わっちゃうわけです。現状把握と問題解決がごちゃごちゃになって、「オマエ、なんでそんなバカな事を、、、」と怒りだす。

これで本当の原因は闇の中に葬られるの。

本当の事を言ったら、もっと怒られるって思うからですね。

 

社内の研修では、現状を把握するためには客観性が大切で、人から情報を得ようと思ったら途中で話を中断するな、と叩き込まれているんです。

言っている事に否定的なコメントを挟まず、共感する、頷く、相手の言葉を繰り返して理解していることを伝える、と。

 

でも彼にはそれが出来ない。すぐに「なぜ!」と理由を求めるんです。

 

誰かを叱りつけたい

 

彼は常に不満そうに見えるんです。現状に満足していない。

ミスばかりする部下に嫌気がさしているのか、自分への評価に不満を抱いているのか、プライベートが充実していないのか、とにかく苛立っている。

だから、複数の人が集まった会議では決められた通り、冷静に現状把握をするけれど、部下と一対一のやり取りになった途端に、スイッチが入るんでしょう。

多分、非のある奴を見つけ出して、怒鳴りつけて構わない理由を握った瞬間に、気が済むだけ怒りをぶつけるのです。

彼にとっての、混ぜる混ぜないはミスった原因が発覚する前と後という事のようなんですね。

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