スクラップアンドビルド|行き詰って膠着状態のときは叩き壊して、破片を丁寧に拾い育てるんだ

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あっちを立てればこっちが立たず。

ああ言えばこう言う。

しばしば話し合いは行き詰まり、膠着状態に陥るものですね。

 

相反する意見が2つ、3つ残って互いに睨みを効かせている状態です。司会進行役としては、もう少し早い段階で意見を一つに絞り込んで置くべきだったと思うわけ。

適当な前提条件をつけて、対極にある意見の片一方を潰しておけば行き詰ることもなかったのにと。

ここでは行き詰ったときにその膠着状態を打開するために何をすればよいかについてご紹介しています。

行き詰まりってどんな感じなの

 

行き詰まりっていうのは、そこにある意見はもっともなんだけど何らかの理由で、どうアクションを起こせばいいかわからない状態です。

 

例えば北朝鮮への対抗措置で;

①北朝鮮のミサイル基地に先制攻撃をしかける

②経済制裁を強烈に徹底して物資をすべて断つ

③北朝鮮の言い分にしっかり耳を傾けて妥協点を模索する

 

上記の①、②、③を同時に進めるわけにはいかないでしょ。日本は基本的に②と③の立場をとる事になりますね。(②は少し緩めで)

 

アメリカの顔色をチラチラ伺いながら、①だけはヤバイよなあって思っている。

 

でも、拉致問題はずっと放置されっぱなしだし、日本海にミサイル落とされるし、日本海域に北の漁船は入ってくるでしょ、完全に行き詰まっているわけですね。

相手が相手だから日本だけでスタンドプレーに出るわけにもいかないけど、このままだったら絶対に事態に変化は見られるわけなしなんです。

 

ミサイルぶちこむのはマズイけど、経済制裁で完全に物資の流れを止めちゃうくらいの勝負に出ないと何も進展はないってみんな思っているの。

やれるかやれないかだけの問題で、あとは結果を見て方向性を探るしかないの。

 

カルロスゴーンは酷い偽善者だったけど、変革のパワーはあった

 

元、日産自動車会長のカルロスゴーンは金融取引法違反で逮捕され、来年には本格的に裁判になりますね。向こうは徹底攻勢で無罪を主張する構えみたい。

 

まず、無罪はあり得ない。100%有罪でどれくらいの刑罰が課されるかが見どころ。

でも奴のパワーだけは本物だった。

巨大赤字企業を黒字にしたからね。

で、その手の内を検証してみると、別に大した手腕じゃなかったでしょ。

 

使っていない工場を閉鎖して従業員の首をバンバン切る。

要らない物は全て売却して現金に換え、クルマの開発費もケチりにケチりまくり、売れないクルマは生産中止してモデルそのものも抹消した。

 

でも、リバイバルプランは成功して奴のカリスマ性はいっきに増して誰一人として逆らえない存在として頂点に君臨しちゃった。

 

あんな冷酷なことは日本人だったらできない。

昔の東銀座の日産本社前で解雇された人がプラカードもってデモ行進してたしね。

下手したらカルロスゴーンなんて背中に登山ナイフブッ刺されてもなんの不思議もないの。それくらい凄い事をして、多くの人を崖から突き落としたんだから。

 

スクラップビルドしかないから、やる事は初めから決まっていた

 

ルノーが日産の株式を買って大口株主になった時点で、日産のスクラップアンドビルドは決まっていたの。

稼働していない工場を叩き潰して土地ごと売る。

自動車以外のロケット産業とかからは手を引く。フォークリフトも、マリン関係も全部止める。

コストの高い国内工場での生産から海外拠点での生産に切り替える。

 

こういうぶち壊し戦略しか生き残る道がないのは明確だったわけで、誰がフランス・ルノーから日本に乗り込んできて口火を切るかだけの問題だった。

どんなに憎まれようが、命を狙われようが、「スクラップ宣言をできる奴は誰か」だったんです。

捨て身で体当たりできるのは、サイコパスのカルロスゴーンしかいなかったわけ。

ただぶっ壊しさえすれば、あとは真面目な日本人が、壊れた破片を丁寧に拾い集めてまたくみ上げてくれるだろうという戦略だったんです。

 

古い価値観にしがみついてたら何も始まらない

 

古い物に執着しつづけると展望が開けない、ってことあるでしょ。

自分の潜在能力を信じて、まずは捨て身でぶつかってみるのも一つの方法なんです。たとえ、その後の構築方法が見えていなくても、壊れ具合がどんなだかを時間をかけて推測するより前に進めちゃえばなんとでもなる、っていう楽観的な考えね。

 

それを下支えしているのは、このままじゃいつまでたっても行き詰なったまま、という現実を受けとめる勇気。

それと、俺達には何とかできるという自信。具体的な根拠なんてなくたって、実績がある。

今までだった危機を乗り越えてきたじゃないか、という自信なんです。

壊す勇気と、組み立て直す自信があれば、スクラップアンドビルドは成立するんです。

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