誰にも宿っているジキルとハイド、みんな善と悪の顔を使い分けているんだ

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「自分の悪の部分が嫌でしかたがないのです」と自分を責める人がいます。

正直ヘェー、ホーッ、そうなんだーって感じ。

 

テレビで災害ニュースを観て、ああ自分じゃなくて良かった、と安堵しながら被害者はさぞかし不自由な生活を強いられていると思う。

でも、心のどこかでお祭り騒ぎみたいないイヒヒと浮かれている自分もいるのだそうです。同僚で大嫌いなアイツとその家族が巻き込まれていたらいい気味なのに、とも感じるらしいのです。

 

こんなワタシは異常なのでしょうか?

二重人格なのでしょうか?

いつか犯罪に手を染めるような危険な人格が内在しているのでしょうか?

 こんなふうに自分を責めているんです。

 オレから言わせれば「えっ?みんなそうなんじゃないの」って感じなんですがね。

さて、ここでは誰の心にも宿っている二面性(善と悪の顔)について考えてみたいと思います。

アンタ、二重人格でも反社会人格障害でもないよ!

 

だいたいさー「アタシは二重人格でしょうか?」って質問してくる事じたい、二重人格じゃないって証拠なんですよ。
だってノーマルの自分(被災者に同情している)と残酷な自分(災害報道を観てお祭り騒ぎみたいに感じてしまう)の両方をしっかりと自覚しているのだから二重人格のわけがないでしょう。

“他人の不幸は蜜の味”って言葉があるように、他人が餌食になる事で自分が助かる、あーハッピーってのが本能として人間のDNAにのっかっているの。

でも、アンタの場合は別の意味でちょっとヤバイ人格が混っちゃってるね。

 ズバリ、“悲劇のヒロインシンドローム”。

始めから二重人格出ないこと知っていて「アタシって二重人格でしょうか?」なんて真顔で聞いてくる。

人間だれしも、自分に不幸が及ばなかったのを知って、ホット一息つくのも知っている。

大嫌いな奴が不幸に巻き込まれればいいのに、と誰だって思うのも知っている。

それでいて、こんな風に感じている自分は悪い人間ですか、と問うあたり、なかなか油断ならない演出ですよ。

「そんなことないよ、アナタは極めてノーマルで、心が繊細すぎるんだよ」と慰めて欲しいのが見え見え。

ウザすぎるんですよ、アンタ!

 

善と悪の顔、まさかあの温厚な旦那様が奥さん殺しの犯人なの

 

奥さんが自宅で何者かに殺害された。帰宅したご主人が第一発見者で、即警察に連絡。

こんなニュースがテレビから耳に入ってきます。

第一発見者が怪しい、とオレなんかは無責任に思うわけです。みんなもそうでしょ?

ワイドショー番組が悲劇の一家を取材してバンバン放送するわけです。

「どんなご家族だったのですか?」

「いつも笑いの絶えない明るいご一家という印象です」

「奥さんと旦那さんは仲が良かったのかしら、、、?」と女性レポーターがヤバイ質問をぶちこむ。旦那が犯人ってことはないですかねえ?と聞いているのと一緒。

「よく、お二人で買い物に出かけていましたよ、仲良かったんじゃないかしらねえ」と近隣の奥さん。この人も興味本位で旦那犯人説を抱いているんです。

暫くして、旦那さんが奥さん殺しの犯人と警察が突き止めマスコミが大々的に騒ぎ出すんです。

『あの温厚な旦那様が仲睦まじかった奥さんを死に至らしめたのか?!』

『優しい笑顔の下にかくされたジキルとハイド』とかさ。

 

誰にでも宿っているジキルとハイド

 

どんな人の心にも善と悪が宿っているもんです。その比率配分は人それぞれだろうけど、善だけの人も悪だけの人もいないでしょ。

サイコパスだって100%悪じゃないんです。横断歩道でおばあちゃんの手を引くくらいするんですよ。

性格のいい人真っ直ぐな人だなあ、っていうのは分かるけど、だからといって絶対に犯罪には手を染めないなんて保証はどこにもない、と思っているの。

現に、相模原津久井やまゆり園で知的障害者を大量に殺した植松聖だってさ、子供の頃は学校の先生になるのが将来の目標だったでしょ。

近所の人の間でも、しっかりと挨拶ができる明るいお兄ちゃんという印象だったんです。

それも彼の一つの顔で、その後、教員免許の試験に失敗して、一ランク下げた養護学校での指導者に方針転換。その練習のつもりで知的障害者施設で働くことになったあたりから、心の底の部分に横たわっていた反社会性人格障害と自己愛性人格障害がもろにでてきちゃった。

やっぱり植松聖にもジキルとハイドの顔があって、人生前半がジキル博士で後半がハイド。

 

善人作戦と悪人作戦を使い分けているでしょ

 

善人の顔で好感度を上げるのは誰でもやる作戦ですね。とにかく取り入らなければ話になりませんからね。

でも形勢が悪くなってくると、眉間に皺が寄ってくる。一皮むけてワルの顔が出てくるわけです。

「こんなはずじゃなかった」相手への報復を考えるのです。

このワルの顔を故意に出す人もいる。こういう人の方が、意外に二面性がなくてキレるふりをして相手を揺さぶっているんです。

大人しそうな表情で『今、アンタなんて言いました!?』のセリフを叩き込むタイミングを見計らっている人の方が危ない。

キレるベストタイミングを狙っているんです。

そのタイミングとは、“これならあの温和な彼がキレてもしかたないな”と思わせる下劣なセリフを相手が吐くのを待っているわけです。

 

この局面だったら、こっちの作戦みたいに、メリハリと、ツンデレ、甘辛を上手い具合に誰でも混ぜて生きているんですよ。

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