恨みの感情が犯罪を引き起こす|とばっちりでは片付けられない被害

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京都アニメ放火事件で青葉容疑者の生い立ちが入念に調べあげられマスコミ報道がこぞって報道しています。異臭が立ち込める自宅は、壁を叩き壊したような穴が開けられて、床には叩き付けられパソコンが放置されている。

 

数年前からの犯罪歴を見ても、完全にヤケになっていたとしか考えられない。多くの人を巻き添えにする事だけが、情けない人生を与えた神への仕返しみたいな雰囲気です。恨みの感情が引き起こした犯罪です。

つい先日、事件から1年を経過した東海道新幹線での殺傷事件の犯人・白石も人生どうでもいい捨て鉢からでた犯行でした。

 

この原稿では、恨みがましさが引き起こす犯罪を深堀して、その起源がどこにあるのかの検証を試みています。

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恨みの感情による犯罪、なにもかもメチャクチャにしてやる

 

誰でもいいから殺してやりたかった、と歩行者に突っ込むクルマ、突然バッグから刃物を取り出して誰かれ構わず切る付ける無差別殺人、ハイスクールに忍び込んでマシンガンをぶっ放すアメリカのクレイジー。

 

こんなのが本当に最近多いのです。

 

その原因を犯人の生活ぶりから探ってみると、漠然とした恨みの感情を抱いていることがわかります。こいつが憎いとか、アイツだけは許せない、というんじゃなくて我が身の不幸を社会の責任に置き換えているパターンがすごく多いの。

 

で、その直接的なきっかけが危険ドラックだったり、精神科系の薬の副作用だったり、テレビや映画、ゲームのバイオレンスシーンの影響だったりですね。派手に被害者を出して悶々として気分を掻き消したい。あとは逮捕されるもよし、自殺で自分なりに落とし前を付けるもよし、みたいな雰囲気なんです。

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被害者を出さなきゃ納まりがつかない恨みがましさ

 

植松聖は「知的障害者が社会に不要なんだ」、といって障害施設で殺しまくったじゃないですか。奴は自分の正当性を押し通して、最後には死刑になるでしょう。自分なりに因果が分かっていましたからね。

教師になる夢を打ち砕いたのが、津久井やまゆり園の知的障害者たちだった、と。でも一部の知的障害者を殺しただけでは犯行動機に奥行きがでない。だから知的障害者は社会にとって要らない存在というスタンスを崩さないんです。それだけ自己愛が強いという難しい面がありますが。

 

連続幼女殺害で死刑になった宮崎勤も、因果ははっきりしていましたね。大人の女性に相手にされないから幼女を誘拐し、逮捕されたくないから殺した。彼は裁判で統合失調症を演じて死刑を逃れようとしけれど失敗した。

 

でも京都アニメ放火事件とか東海道新幹線殺人事件となると、人生なに一つ良い事ないし、理不尽な仕打ちばっかりだ。とにかく生きている奴だれでもいいからぶっ殺して俺の不幸と帳尻をあわせるんだという恨みの心理です。

 

恨み犯罪の起源に遡れない未熟さ

 

何も悪い事してないのに突然、登山ナイフで切り付けられたり、働いている建物に放火されたらたまったもんじゃない。命に別状がなかったとしても、とばっちりとか、運悪く流れ弾に当たってしまったと笑えればまだマシで、トラウマになって何年かもも自宅あら外に出られない人だっていますね。

 

因果がはっきりしていない分、いつ何時同じようなクレイジーに襲われるかわからないという恐怖に包まれてしまうわけですね。

 

一方で、犯人らは犯行動機のイライラや悶々としてメンタル状態の原因を探ろうとしないのか、と考えちゃいますよね。人を殺しかねない精神状態が怖くならないのか、つて意味なのですが。

 

なぜ自分にだけこんなにもアンラッキーが続くのだろう、とか。理不尽さの原因はもしかしたら自分の言動にあるのではないかとか。

 

するとたいていの人は自分を育てた親が悪かったのでは、って疑うものです。本当に親が悪かったかどうかは別にして、普通の人はまず他責にしよと考えるの。

 

親が承認欲求を満たしてくれなかつたから、とか。幼児虐待に合っていたから、とか。もしかしたら、本当の親じゃなかったからとか。

その後に自分の発達障害とか人格障害を疑って精神科を受診するという定番コースですね。でも無差別殺人に手を染める人って、そこまで考えが至らないんです。自分の心を紐解くとか、自分探しをするとか、そんな行為はすっ飛ばして、もういいと居直る。とっとと落とし前つけてしまえ、と走り出してしまうのです。

理不尽すぎる人生の原因を探すことすらできない精神の未熟さが垣間見えると同時に、未熟過ぎる故に人生に失敗しているという構図も成り立つ。

なるべくしてなった不幸の落としどころで、とばっちりを受けた被害者はたまったものじゃない。

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