満たされぬ承認欲求が引き金となり自己愛性&反社会性人格障害が疼く

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少年はは自ら木彫りの神を作り上げて毎日毎日熱心に拝んだのです。お供え物も欠かさず、当然掃除だって万全をきたす。

これを3ケ月くらい続けると、崇拝する神がさすがに本物に見えてきたと言います。自作自演でありながら、手作りの木彫りの神が権威がかってくるものなのです。

はじめは単なる自己暗示だったのが、その域を超えて自分に語り掛けてくるように思えきました。そしてついに彼の耳に神からの声が響いたのです。

 それは酒鬼薔薇聖斗がバモイドドオキ神を崇拝するのに通底するものがあった。

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承認欲求を満足させる神の命令

 

大胆な事件を起こして世間をあっと言わせたいという気持ちが止められない。一泡吹かせてやりたくてしかたないのです。そんな思いで、あの古びた木造のアパートに火を放ったのです。

多くの被害者がでました。

犯行から3日目に逮捕され、警察が取り調べに入ったものの要領を得ない受け答えが続く。犯行そのものをあっさりと自供したものの、動機が釈然としないのです。現実と妄想が入り乱れていて調書として残すに値しないのです。

「オレが火を放ちました。でも神からの命令なのです。神の一番弟子だから」万物を支配し、頂点に君臨する神からの命令を直に受け、この俺が忠実にとり行ったのだと。神が最も信頼を置く一番弟子の場所に座っているのだと言い張って聞かないのです。

 

自作自演を支える自己愛性&反社会性人格障害

 

これって承認欲求を満足させる自作自演なんです。自分は神ではなく、神の一番弟子というところがミソ。親も兄弟も教師も友達も、誰一人として自分を認めてくれなかったのです。その惨めさを補填するには、自分が神になってはいけないのです。

神から認められる事で自分の承認欲求を満足させようと感じているのです。両親よりも、兄弟よりも、教師よりも、友達よりも数段格上の神が認めることで、自分の立場を相対的に引き上げることになる。

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統合失調症の幻聴と違い

 

統合失調症の患者さんも幻聴が聞こえると言いますね。聞こえるとうよりも、聞かされている感じだといいます。秘密結社とかフリーメイスンあたりが特殊な電波装置で自分の脳をコントロールしようとしている、とか言い出すわけす。

 

でも承認欲求に苦しんでいる者にとっては、神からの声は故意なのです。神から命令を下されることが承認欲求を満たすことになるのです。その肥大化した承認欲求に釣り合うだけの偉大なる者の存在が必要となるのです。親、兄弟なんかを足元にも寄せ付けない権力者が。

そして、そこにはそれまで自分を冷たくあしらってきた奴らを見返してやりたいという心理が働いているのです。

 

普通の承認欲求じゃないぞ

 

幼児期や幼少期の承認欲求が満たされなかったとしても、自作自演で神を作り上げ一番弟子として、その無謀な命令を実行するなどとてもまともではない。

誰かに認められたいのは人間なら普通に抱く感情だが、神に認められた人物になろうとするあたりは、すべて人間が自分よりも下に位置するヒエラルヒーを求めていると考えられるのです。

全人類が俺の存在の前でひれ伏すのだという自己愛性の人格が浮き上がってくるように思える。しかし、この異常な承認欲求の背後にあるのは自己愛性人格障害だけではない。人体に被害をもたらす放火を選択したところから強い反社会性を強く帯びているといわざるをえない。

 

満たされない承認欲求が引き金となったと仮定してみて

 

もともとの発端が幼児期・幼少期に承認欲求が満たされなかったとしましょう(両親から充分な愛情を注がれなかった)。

で、もしその時点で思いやりのある優しい両親が充分すぎる愛情を注いで子供の承認欲求に応え、学校に通い出して間もなく多くの友達に囲まれて、幸せな毎日をすごしたとしたらどうだったか、が問題なのです。

強烈な自己愛性と反社会性は彼の心の水面下に深く押し沈めることができたのだろうか?自己愛性と反社会性は生まれ持った性格なのです。それを無いものにすることは不可能なのです。

ある瞬間に、何かのきっかけで爆発する性質のものなのです。あの神戸連続殺人事件の犯人、酒鬼薔薇聖斗いまだに要注意人物として警察にマークされ続けているように、死ぬまで何をやらかすかわからないのです。

奴は、逮捕されたのち精神科系の病院で「育て直し」を治療として受けたのです。男女の精神科医が両親の役を務めて、充分な愛情を注ぎ酒鬼薔薇聖斗の承認欲求を満たし続けたのです。それでも、依然として自己愛性人格障害者かつ反社会性人格障害者であることに間違いはない。

誰にもそれを更生させることなどでいないのです。

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