知力や体力と同じように、心も大人になる過程で成長していくんです。豊な心を持つことで幸せな人生を歩むことができる。でも下地がしっかりしていないと心は成長しません。
心のインフラ整備が必要なのです。特に気にすることもなく、素直にすくすくと心を成長させる人もいます。
たぶん、育った環境、両親、兄弟が良かったのでしょう。それとは逆に心が年齢とともにすさんでいく人がいます。
この違いはいったい何でしょうか?生まれつき持って生まれたもの、すなわち親から受け継いだDNAも多分に絡んでいるに違いありません。
でも心のインフラをしっかりと整える事で、頑丈なメンタル基盤の上で心をすくすくと成長させることができるのです。
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他責と自責の区分
みずから問題を起してしまったときや、問題に直面したときに、その責任がどこにあるのかを考えますね。
そのうえで、自分に悪さがあったと反省する人や、あのときのだれだれの言動がきっかけで問題が起こったのだ、と他人に責任を持っていく人もいます。
まあ、ケースバイケースで判断していけばいいのでしょうね。
でも、自分に過失はなかったのに自分が悪かったと、苦しみ始める人がいます。過剰に自分を責めてしまうタイプですね。ズルい人が責任転嫁しているのが見え見えなのに、それを真に受けて悩みだすのです。
真面目すぎるから超身勝手な言い分を本気になって受け止めてしまうのです。普通だったら、なに寝ぼけた事を言っているのだ、と突っ返してしまうべき事に、わざわざ巻き込まれてしまうのです。
自分に自信がない人となると、高圧的な人にどんどん追い込まれてしまうわけです。自信がないがために言い返せないのです。理不尽すぎる要求なのに断ることができない。
いま、ここで断るのは自分のわがままなのではないか、と引きずってしまうのです。
そっちにだって非があるだろう相手を攻撃する勇気がない。自分が200%正しいときじゃないと物申せないのです。へりくだるのがクセになっているから都合よく利用され、それに慣れてしまっている。
これを治さないと心の成長のは良からぬほうへと外れていってしまうのです。
自分と他人のプライベート領域
どんなに親しい人との間でも、これ以上は踏み込んではいけない領域があります。物理的な空間でもそうですし、心理的にもプライベート領域は存在しています。
これを心得ていないと「そこまで親しいわけじゃないのにぶしつけだ」と思われてしまうわけです。さらに親しい間柄だといっても、このタイミングでは触れるべきじゃない、ということもありますよね。
この人と人のとの距離感がわからないと大人としての付き合いが長く続かないんです。
プライベート領域に踏み込む行為としては、相手の携帯電話を盗み見するとか、「あたしと仕事のどっちが大事なの!」と疲れて帰ってきた亭主に詰め寄って怒りをぶっつけたりする。
勘違いしがちなのは男女の間の距離感なんです。好きだ、愛している、みたない密着した関係のときは何の問題も起きない。
恋人どうしでも、夫婦でも燃え上がっているときは全然むずかしくないんです。これが、少し冷めてきて、ほどよい距離感をキープしつづけるあたりから難しさが出てくるんです。お互いのプライベートを尊重しつつ、一定の近さの距離を保つ。
自信をもつために、本当の自分をだしているか?
何度か書かせて頂いているのですが、自分に自信を持つためには、本当の自分をさらけ出さないとダメ。これは絶対なんです。
「自分のことは自分が一番良くわかっている」というのも正解ですね。
でも周りの人たちが自分をどういうふうに感じているか、で「このままでいいんだ」とか「今のままじゃダメだ」とか判断するじゃないですか。客観的に自分を判断してくれるのは、自分以外の第三者なのです。
だから、周りに対して、いつも格好をつけたり、おべんちゃらを言ったりしていると周りの反応そのものが正しくないことになる。だって、ウソの自分を見せているわけですか、正しい評価なんて下してくれるわけがない。
ウソの自分にたいする周囲の反応なんて、何の意味もないんです。素の自分を見せない限り自信は絶対にもつことはできないのです。
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男女脳の違い
男と女の脳のクセをつかんでおくとコミュニケーションがスムーズになります。特に口下手の男性は女性脳の共感を覚えると格段と会話のキャッチボールがうまくなるのですよ。
女の人ってファミレスや喫茶店で何時間でも喋っていられるでしょ。男だったら酒でも飲んでいない限り、30分くらいしかもない。
なんで女の人は話題が尽きないのか、と不思議に思いませんか?
あれねえ、共感力がなせるわざなんですよ。女の人の話には起承転結がない(ある人ももちろんいます。)
なぜなら、ある一人が話し始めると、それを最後まで聞きとおすことがまずかいからです。話している途中で別の人がバンバン割り込んできますから。話のオチなんかを言う前にどんどん脇道にそれていくのです。
ある人が昨日あった事をはなすとしますよ。すると、別の人が途中で共感して「そうそう、私もね、、、」という具合です。初めて話した人に主導権が戻るとは限りませんよ。
共感した別の人がまた入ってくる。だからエンドレスなんです。自分の体験と重ねあわせて口出ししてくパターンが、次から次へと展開されていく。
口下手の男性は、これを見習うと勉強になりますね。
自分で話題を考えずに、人の話に乗っかっていけばいいのですから、楽なもんです。ボーッと相手の話をきいていないで、自分の実体験と照らし合わせるのがコツ。
わざわざ、ひとの意見に、賛成・反対・異論・反論をする必要なんてない。
「そうそう、それそれ、おれもね、、、」と実体験につなげればいいんです。これ、ぜひ覚えておいてください。
強靭なメンタルを育てよ
「強靭なメンタルを持つ」というトピックを考えるたびに思うことがあるのです。。折れない心、とか、強靭なメンタルの持ち主は辛い出来事に遭遇したときどう感じているのか?辛くても、痛くても、悲しくても、それに屈さないのはわかるのです。
でも、何も感じないのだとしたら、だいぶ話は変わってくるのです。どん悲惨が事件が偶発的に起きたとしても全然感じない。痛くも痒くもない。
そんなだったら、強靭なメンタルとは全く別範疇の人間となりますね。鈍感人、無痛病者あたりにくくられるべきですね。
話を戻すと、メンタル的に強い人だって、凡人とおなじように苦しいときは苦しいのです。でも自分に自信を持っているなぜなら、周りの人がみんな認めてくれているからなのです。
本当の自分を周囲にぶつけて、叱咤激励をうけ心を豊かにしてきたのです。だから苦しくても自分を信じて耐え抜けるのです。
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