価値観が合わない、だから友達ができないと最初からきめつけてない?
人にはそれぞれ違った価値観がありますね。
でもオーバラップしている部分はあるし、微妙にかすっている場合もある。そんな人たちどうしが、話が合って親しくなる。
仲の良い友達になり、異性だったら恋人になるのです。
「価値観が違うし、合わない、相手の価値観が分からない」と最初は思ったとしても少しくらいは合致している部分はあるはず。
そこに目を向けなきゃ友達も恋人もできないんですよ。
趣味に置き換えて考えてみたらわかりやすいですね。
◆趣味が一緒で話が合う⇒仲良くなっちゃった
多趣味だったら仲良しができる確率が上がるでしょ。
価値観だって同じ。
多くの物事に価値観をみいだしていれば、それだけ友達、恋人ができるチャンスが広がるのです。
趣味や価値観が真逆でも、互いを尊重し合える夫婦、恋人どうし
難しそうなサブタイトルをつけましたが、こんな例をご紹介したかったんです。
料理が趣味な奥さんがいます。
その旦那さんは料理は野菜炒めくらいしかできない。
でも、美味しいものをつまみながらお酒を飲むのが大好き。かつ、どんどん美味しいおかずを作って欲しいから奥さんの料理を褒めるんです。
口が上手いんです。
この夫婦はものすごく仲がいいです。
もひとつ別の例。
彼女は思ったことを話すのが大好き。
彼氏は物書きで、人の話を聞きながらストーリーのヒントを見つけるのが日課。
真逆な立場なんですけど、この二人もうまくいっています。
価値観と趣味を細分化すると広がりが見えてくるぞ
映画鑑賞が趣味な人がいます。映画ならどんなジャンでも大好きなんです。
ホラー、コメディー、サスペンス、恋愛、アクション、、、。
大画面に吸い込まれるように見入っていると、その場にいるような錯覚をおぼえで、なんとも言えない幸せな気持ちになるのだそうです。
◆アクション映画が大好きな友人がいて、新作のアクション映画が公開されると、その友人を誘って観に行くそうです。
◆奥さんは恋愛物かコメディー派なので、そっちのジャンルを見るときは奥さんと一緒。
◆ホラー映画の場合は、たった一人のほうが恐怖感が身に染みるから一人で行く。
だったら、あなたから映画好きな人を映画に誘えばいいじゃないですか。渡りに船とは、まさにこのことです。
もしあなたが映画がどうしても嫌いだというなら、話は別ですけれど。
はい、ここであなたの心を推測しますよ。今、何を考えているかを当てます。
ズバリ、映画を観た後にどんな会話をすればいいのか、が心配なんですね。
超簡単な質問ですね。
◆今まで見た中で一番ハラハラドキドキした映画は何?
◆最も怖かったホラー映画は?
◆一番笑ったコメディー映画は?
ここで注意です。
Whatの質問だけだと、会話が続かないのです。
質問⇒答え これで終わっちゃうんです。
だから、Howの質問をどんどん混ぜてくださいよ。どんなふうにハラハラドキドキしたの?どういう場面が?
価値観が合わないと思ったら、本能を攻めればチャンス到来だ!
話をしていて、この人とはどうも価値観が違うなあ、と思う時があります。
たとえば「食べ物なんて何でもいいんだ!口に合わない、まずい、出汁が効いていない、とゴタゴタいうような奴は生きる資格はない」という人がいたとします。
あなたは美味しいものが大好きで、美味しいと評判の店を食べ歩くのが一番の趣味だから。
そして、気に入った料理があると、食べながらメモを取る。家に帰ってから同じものを作って家族や友人に食べさせたいからなんです。
さてどうしましょうか?
◆生きるために食べるタイプの男性
◆美味しいものを味わって、楽しむのが好きな女性
美味しい料理を時間をかけて一生懸命作っても、味わいもせずパクパクと胃の中に流し込んでしまう。
食べた感想もない。
美味しいとも、まずいとも言わない。
ただ空腹を満たせればそれでOK.。とっとと食事を済ませて別の事をしたい。
因みに、この男性の価値観は仕事です。男にとって一番大切なのは仕事と考えています。
この二人の接点をどこに見出したらいいのでしょうか?
まず、料理のすばらしさを言って聞かせる前に、どれくらい仕事に比重を置いているかをみてみましょう。
なぜなら、絶対にうまくいかな人もいるからです(ヤバ!!)
◆土曜日も日曜日も家で仕事をしている。
◆睡眠を削ってでも仕事を優先する。
◆食事の時間でも仕事が頭から離れない。
こうなってくると病気ですね。
仕事依存症です。
仕事から離れるのが怖いというメンタル状態で、仕事に没頭することで別の何かから目をそらそうとしている。
精神科で治療しなければ治りません。
ここまでひどくないケースはいかがでしょうか。
◆睡眠も大切
◆余暇も大切
◆でも、お金をかけてゆっくりと食事をするよりも、安い物を短時間で食べて別の事を充実させたい
価値観を分解
価値観を分解してみると、こんなふうになります。
◆最も大切なのは仕事。
◆でも仕事だけでは疲弊してしまうから余暇にも直を費やす。
◆リフレッシュも大切だと理解しているのです。
でも、なぜ美味しいものに興味をもたないのでしょうか?「空腹を満たしたい」は動物の本能です。美味しいものを口にしたいというのは、味覚が発達した人間にとってはあたりまえのハズ。
本能に逆らって生きられる人はいません。
恐らく、美味しい料理にはお金がかかる、と考えているのでしょう。高級素材をベースに様々な調味料が必要なのだと。
確かに美味しいと評判のお店を食べ歩くのにはお金がかかります。だからお給料日の後くらいしかできないんです。
でもいいじゃないですか、それが趣味なんだからいいじゃありませんか。
でも、素晴らしいのは、それを自分で再現する、という趣味に発展させている点です。
この趣味は最強ですよ。
だって食事って人間の本能を揺さぶるでしょ。ひき込まれないわけがないのです。
価値観が合わないから友達や恋人ができないと悩んでいる人。絶対に外さないのが本能へのアプローチなんです。
よく言われる「胃袋を掴め」というやつです。