愛犬のトイレのしつけ
愛犬家初心者の戸田裕二です。
息子が大学入学したのを機に子犬を飼いはじめました。
生後2.5ヶ月の小型犬をブリーダーさんから引き取り、家の中の雰囲気は一変。
息子がハイハイしだした頃を思い出します。
実にこの子犬には癒されるのです。
さて、ここで愛犬のトイレしつけ失敗談をお話ししたいと思います。
みなさんも、ワタシと同じ失敗をして、悔しい目にあってください。
部屋の中はおしっことうんちまみれになりますが、いっそう愛犬への愛情があふれてきますからね。
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愛犬をしつける際にもっとも大切な事
それは愛犬の脳の働きです。
人間とは異なる部分が幾つかありますから、それを踏まえる事でよりワンちゃんの気持ちに寄り添ったしつけができますよ。
ワンちゃんの脳の特徴とは。
簡単な表現でワンちゃんの知能は人間の3歳~4歳児ぐらいと言われています。
人間の3歳児ってことは、具体的にワンちゃんはどれくらい人の言葉がわかるのだろう???
そもそも、この疑問事体がナンセンスなんです。ここが失敗の根源なのです。
人間の3歳~4歳児ぐらいというのは「あえて表現するとすれば」の話で、脳の機能に完全な違いがあります。
ワンちゃんは5秒以上の言葉は覚えきれないそうです。
そういう脳構造にできているのです。
バカという意味じゃないですよ。
短期の記憶として脳に刻まれるのは5秒が限界という意味です。
ですから、単語であれば、繰り返すことで覚えられるわけ。
一流のアドバイスはできませんが、関連を意識するといいらしいのです。
単語と気持ちを関連付けてあげるのがトイレのしつけというわけなのです。
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トイレのしつけ
トイレを一定の場所に決め、そこから動かすことはしないが原則です(偉そうに言いましたが、どんな本にも、そう書いてあります)。
トイレ以外の場所でおしっこ・うんこをした場合には、怒ってはいけない。
怒ると、おしっこ・うんこをする事が悪いと勘違いしてしまう。
トイレ以外でおしっこをしてしまった場合には、その場をふき取り、ふきとった紙をトイレの場所に置くようにする。
犬がトイレに行くタイミングがある。
ごはんを食べた後や、散歩から帰ってきたあと。
また、犬がおしっこ・うんこをするときに前の仕草がわかるようになったら、トイレの場所に連れて行き、シーシーといいながらおしっこ・うんこをするまでじっくりと待つ。
上手くトイレの場所で出来た場合には、ご褒美をあげて褒めてあげる。
これを繰り返す事で、トイレの場所を理解する。
上記は、どこかのマニュアルに記載されていた事を自分の言葉で書き連ねたものです。
で、実際にやってみてどうだったか??
完全には失敗しました。
トイレしつけの失敗談
1週間(ゴールデンウイーク)を使ってやってみたのですが、うちのワンちゃんはトイレの場所を覚えてくれませんでした。
なぜ覚えてくれないの?
ご褒美の量がたりないの?
と、奮闘したのですが1週間分のおしっこを吸収した我が家の絨毯には消臭剤は刃が立ちません。
ファブリーズを大量に噴霧して天日干しをしても、あの臭いは取れない。
さて、その失敗の原因は、ご褒美のあげ方に問題があったのに気づきました。
我が家では、鳥のささみにチーズや野菜エキスが混ぜ込んであるやわらかいスティック状のおやつをご褒美として用意しています。
それを1センチ以下に指でちぎって与えるようにしています。
失敗の原因は、ご褒美をあげるタイミングが遅すぎたのです。
ワンちゃんがトイレシートの上でおしっこをした場合、間髪入れずに明るい声で褒めるのです。間髪入れずにです。
ワタシの場合は、おしっこをしてから、よっこいしょと立ち上がり、ササミスティックの袋から1本取り出し、指でちぎって5個くらいまとめてあげていたのです。
おしっこをしおわってから、ササミスティックにありつけるまで1分くらいかかっていたと思います。
これじゃあ、ワンちゃんだって、なぜご褒美をもらえたのかわからないですよね。
ササミスティックはあらかじめ、ちぎってズボンのポケットに入れておき、おしっこが成功したらすかさずご褒美として与えるようにしておかないとワンちゃんにはつたわりません。
この失敗を1週間続けてしまったわけです。
ちなみに、うんちも同じ理由で失敗です。
おいで、は簡単
トイレより簡単なのは呼んだら来る。
具体連を挙げますね。
「おいで!」と呼んで近づいてきた時にご褒美をあげたり、褒めてあげたりすることで「おいで!」と言われて飼い主様のところに行けば良い事が起こる、とワンちゃんの脳で関連づけられるわけです。
ワンちゃんにとって良い事とは、飼い主さんからご褒美のフード(普段食べている者でなく、特別な時に与えるもの)をもらうときが一番です。
その次が、明るい声で褒められることあたりでしょう。
ですから正しい事をしたときに、この特別なフードを与えて褒めてあげる事で飼い主さんの意図が伝わるのです。
これを成功させるには、まずはごくごく近距離から始める事です。
振り向いたらご褒美を上げるくらいでちょうどよいです。
「おいで!」と呼ばれたらご主人様を見る、から始めましょう。
10回も呼べば、必ず1回くらいは振り向きますから、誰でも成功します。
これが定着してしまえば、どんなに離れていても呼べば来るようになります。
良いことがあるという関連付けは繰り返し、繰り返し実行しることで、より強固なイメージとなっていく。
ただし、「おいで!」と呼んで近づいてきたワンちゃんを叩いたり、叱ったり、予防注射に医者に連れて行ったりすると、、せっかくできた「おいで!」と良いことのイメージが崩れてしまう。
従って、叱る場合、予防接種に連れて行く場合には、「おいで!」は使ってはならないわけなのです。
しつけとは、ワンちゃんにとつて嬉しい事と、嫌な事を理解させる行為です
お座りのしつけ
これに比べて、お座りはすぐに覚えてくれたのです。
トイレしつけの失敗を教訓に、ササミスティックをあらかじめ準備しておいて、しつけにあたったからです。
単純な事なのです。
お座り、といっても最初は当然お座りなどしません。
無理に下半身を床に押しつけて座らせよとしたのですが、そうすると逃げてしまうという問題がありました。
ここが唯一苦労したところです。
そこで、ワンちゃんの目線を上にあげ、自然と腰を床に降ろさせるように考えました。
お座り、といいながら手に持ったご褒美のささみをワンちゃんの目線よりも上に持ち上げるのです。
すると、おやつに目が行くと同時に座る体制になります。
そこでおやつを与えるわけです。
これを繰り返していくうちに、お座りができるようにったのです。
ブリーダーさんからはるばる我が家にやってきて、約2ヶ月。
「おいで」のしつけは100%。
「トイレしつけ」は70%
「お座り」が90%
こんな状態です。
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