めげない
めげない奴には二通りの人間がいます。
◆苦しいけれど心折れずに頑張る人
もひとつは、
◆苦しいと感じないタイプです
後者は苦しい場面を自分のモチベーションにつなげます。
「これは神が自分に課した試練で、あえてこの逆境で試しているのだ。この後におとずれる幸福に値する人間であるかどうかを推し量っているのだ」と。
この苦しいと感じない男が学生の頃からの友人なのです。強靭なメンタルの持ち主です。
宗教心の強い男なのかといえば、まったく神の存在など気にもかけていません。
完全な無宗教です。
【広告】
自分をのせるテクニック
彼は都合の良い場面でだけ神を頭に思い浮かべます。
自分をたしなめる手段として、神を引っ張りだしてくるのです。
彼に問いただしたことがあります。
「ずいぶん自分勝手に神様を使っていてけど、バチがあたったことはないのか?」と。
すると彼はぬけぬけと言い放ったのです。
「どうせ神様なんかどこにもいやしないんだよ。バチをあてるならあててみやがれだよ!」と。
神様が俺に与えた試練と言っていたくせに、神なんていやしない、と言ってのける。
そして、なにがあってもめげない男。
【広告】
神様の使い方
彼はいったいどういう神経をしているのだ、と思ったところでダメ押しの一言。
「神とかさ、宗教とか、そういうのは究極のマインドコントロールでしかないんだよ」
「なっ、なんだって?」
「だから神様は、自分なりの解釈で使えばいいんだ。そもそも、そういう使われ方が正しいのだから」
宗教と神様は、「味の素」のように使いたい人が都合、使えばいいという信念。
「そういう神様って、おまえにとってはイエスキリストのイメージ?それともお釈迦様のイメージ?」
「どちらかといえば、イエスキリストに近いかな。ホームレスみたいな感じだな」
宗教という側面から彼の言い分を聞くと、不謹慎この上ないのですが、メンタルは強いのです。
神は存在しない、と主張するだけよりも、もっと性質が悪い。 居ようが、居まいが、どっちだっていい。
「見た事ないから、居ないと思うよ」程度の興味度。
だから、その都度、好きなように使ってモチベーションを上げるわけなのです。
折れない心と強靭なメンタルの下支えとして使うわけです。
神をなんだと思っている!
彼にとっての神とはパソコン、自転車、電子レンジ、携帯電話、マッサージチェア、、、と同じ存在。
ただ、そこにあるから使うというお手軽な存在だ。
ただ、一味違うのは、悪いことには使えないと彼は言います。
神を使う際の唯一の注意点だそうです。
あれだけ勉強を頑張ったのだから、神様だって味方についてくれるさ、と安心感を神様に求めるように使うのは正解。
でも、銀行強盗をたくらむ奴が、「神様何としてでも成功させてください」とは願うのはNG。
悪事に神様を使うのはダメなのです。
善悪の判断がしっかりつけば宗教心なんか持ち合わせていなくてもいい。
たとえ神を信じてなどいなくとも問題などない、と、めげない男は語るのです。
【広告】
関連ブログ