日曜日の夕方、サザエさん症候群が悪化
かなり前からサザエさん症候群に取り付かれています。日曜日の夕方の、なんとも表現しづらいプチうつ的な気分の落ち込み。また明日から1週間が始まってしまう現実がサザエさん症工具の原因なのです。
これが「明日からまた仕事、あーっあかったるい」と感じられているのは健康な人の反応です。世の中の、9割以上のサラリーマンは日曜日の夜よりも、金曜日の夜の方が断然好きですから。
心細さ、不安感、緊張感の症状は徐々に、頭痛・嘔吐・下痢などのややヘビーな症状に悪化していくので要注意なのです。
仕事が複雑になり、量が増え、社内外の人との人間関係でも、いろいろと気遣わなければならなくなってくる。
これが、金曜日の午後辺りからやわらいで、気持ちは自由へと解放されていくわけです。金曜日の仕事の後のビールは最高!
それが日曜日の午後になると、現実のごつごつした壁が突如出現してプレッシャーをかけてくるのです。サザエさん症候群が顔をだすわけです。
明日からまた仕事か、とげんなりしながら、不安感、心細さ、物悲しさを感じるようになったら、うつ病のサインである可能性が高いのです。いわゆるプチうつ病です。
でも、この段階でプチうつ治療をするのが大切なんです。
悪化しすぎる前に、副交感神経を鍛える自律神経訓練法、感動して涙を流すことで副交感神経を活発化する涙活、動物と触れ合うことで心の乱れを落ち着けるアニマルセラピーをつかうことができるのです。
頭痛、嘔吐、下痢へと悪化
サザエさん症候群をネット検索してみると、「不安感、心細さ、物悲しさ」とは比較にならないほど酷い状態に陥っている人がいます。
日曜日の夕方になると、頭痛、嘔吐、下痢などに悩まされ、それでもなんとか翌日には出勤するといいます。
これを医師(ネット検索して、読んだ記事の著者)はどうみているか、というと非定形型うつ病、と診断していました。
なるほど、といえばなるほどなのです。
非定形型うつ病の特徴は、本人にとってやりたい事はできるけれど、やりたくない事に直面したとき、うつの症状が発症するというものです。
仕事に行きたくないから日曜日の夕方になると気分が優れない、という点から正解のようにも思えます。
ただ、嘔吐となると気分が優れないを通り越しているようにも思えます。
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ワタシのサザエさん症候群はこんな感じ
冒頭に述べたとおり、ワタシもサザエさん症候群なのでが、頭痛、嘔吐、下痢までには至っていません。どんな状態なのかと言うと、不安感、心細さ、物悲しさがここ数ヶ月、悪化してきているという状態です。
原因は仕事そのものの責任が重くなってきていて、心配事が増えているのだろうと自分なりには考えています。仕事のプレッシャーで神経過敏になっているのです。
こんな精神状態が続くと、うつ病に発展するだろうと思いつつ半年くらい放置しておいた結果、症状が重くなってしまったのを後悔しているのです。
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精神科医の判断はプチうつのうちに治療
ワタシが受診した精神科医の判断は、ネット検索して読んだ記事とは少し異なっていました。
サザエさん症候群がメンタルからきていることは確かだが、嘔吐、下痢、頭痛にまで容体が悪いとなると、単純にプチうつ病が悪化しただけだとは考えづらい、との事。
つまり、精神的なプレッシャーが身体のどこかに影響を及ぼしているのは明白。でも嘔吐、下痢、頭痛は本来のうつ病の原因とされるセロトニン不足とは無関係。
一方、ワタシの症状はまさにうつ病の初期症状で、悪化する前に抗うつ剤を服用することで改善できるというものでした。
ワタシはその日の夜から抗うつ剤を服用することになりました。
効果が感じられたのは、翌週に服用量を増量し、1週間くらい経過してからです。
日曜日の夕方はあいかわらず気分的に晴れませんが、以前のような不安感とか物悲しさはだいぶ薄れてきました。
これは大きな成果です。
酒を飲んで酔いでごまかしたり、別のもっと嫌な出来事を思い起こして、それよりはまだましだと相対的に自分を納得させたりしていましたが、それも段々と必要なくなっててきたのです。
悲鳴を上げていた心に蓋をしようと飲んでいた酒がいらなくなってたのです。
驚いたのは、いままでの自分はいかに感受性が鈍感になっていたかをあらためて知った事でした。サザエさん症候群の薬物療法が効果を表すにつれて、感覚が鋭くなってきました。
感性にピタリと貼りついていた薄いベールを引き剥がしてもらったような気持ちよさを感じるようになったのです。
鈍感だった感受性が、むき出しになってあちこちに触手を伸ばすようになったのです。 プチうつ病が改善されると、世の中の見え方も変わってくるのです。
家から駅までの道を歩いていて、他人の家の庭に咲いている花が美しく感じられるのです。公園の大木の陰が、落ちついたのどかな雰囲気をかもし出しているのを感じられるのです。
クラブ活動の練習をしている中学生や高校生を見ると、応援したくなる気持ちが沸いてくるのです・
こんな気持ちは、会社勤めをしてから感じた事はなかったように思えるのです。
サザエさん症候群から発生する不安、心細さ、物悲しさがを取り除いてもらおうと精神科を訪れ、聞き上手な精神科医にひととおりの悩みの種を打ち明けて処方された薬が抗うつ薬が完璧にはまりました。
うつ病とは本来人間がもつ感受性をも鈍化してしまう怖さを持っていたのだとあらためて感じたのです。
仕事のプレッシャーによるストレスからくるプチうつ病を治療することに成功したのです。
医師が処方する薬剤については、その効果と副作用を熟知した専門家に任せるべきですが、比較的安全性が確保された薬によって救われた事を皆さんにお伝えできれば幸いです。
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