頑張り過ぎている人を見ると胸が苦しくなります。何の目的のために、そこまで頑張るの?って思う。
自分の為ならまだしも、誰かに植え付けられた価値観を全うするために自分を犠牲にしているように見えるんです。
大人なんだから、好きな事だけしていればいいってもんじゃない。辛いこともあるし、他人の為に頑張らなきゃならない事もある。
でも限度があるでしょ。
ここではいつの間にか植え付けられた価値観に縛られて、身動きが取れずに現状維持を続けている人について、解説しています。
頑張りには理由がある
オブリゲーションを抱えて頑張る人がいます。
これをやり遂げなければならない、と自分にムチを打ち続ける人ですね。
目標があって、それを達成するために今日はここまで、明日はここまでと自分にノルマを課して一歩一歩近づいているなら理解できる。(ノルマに過大な無理があればプランを立て直す必要はありますが)
そうじゃなくて、“これが私の使命なんだ”みたいに、目に見えない価値観で縛られている人が心配なんです。
責任感が強い人ほど、これに陥りやすいの。
自分の目標じゃなくて、会社の上司とか、自分の親とか、学校の先生に言われて、理由はどうあれやなければならないと自分に課している場合って、意外に多いんです。
それでも努力してやり遂げると、達成感は味わえるし、命令した側からは褒められる。
でも、ただそれだけでしょ。
褒められるために頑張るのは危険
“褒めて気持ち良くさせて従わせる”という手段があります。これは脅して従わせるのと背中合わせだけど、従う者に卑屈感を与えないの。
従っているけれど、“上下関係の延長線上で強いられている”という感情になりづらいんです。
強い者から力任せにやらされている、という思いを抱かせないやり方が、褒めるという方法です。
簡単にいうと“豚もおだてりゃ木に登る”というようなもの。つまり利用されているだけという事。
だから褒められて気持ちよくなって普通よりも頑張ってしまった、という時は少しだけ相手の腹の内を考えてみる必要がある。
それと、自分にとってなにか得る事があったのかを振り返ってみる。
ずるい人に取り込まれるな
「いつも命令ばかりして、まったく嫌な上司だ!」と思いますよね。
「勉強しろ、勉強しろってうるさい親」と学生時代を思い出すでしょ。
でもねえ、自分の意思をはっきりと言っている分、かれらはズルい人ではないの。変なメンタルの駆け引きとかしていないでしょ。
命令を無視した時に罰を与えるなどがあれば、別の意味で酷いかもしれませんよ。でもマインドコントロールみないなズルさはない。
新興宗教みたいなマインドコントロールを使わないまでも、命令する側にも嫌われたくないという心理がって少なからず、ずるい言い回しになってきてしまうんです。
だから“あなたのために言っているのよ”とか“キミの将来に必ず生きてくるら”と言いくるめてくるんです。
黙って従うべきなのか、その意図を確かめるべきなのか考えるべきなのです。
従う従わないに関係なく、ズルい相手であるかないかは見極める必要があるし、自分にとって意味がるどうかを知っておくべきなんです。
そうする事でズルい人に取り込まれるのを避けることができるようになりますから。
現状維持で幸せになれるのか
現状維持って人間の本能で、リスクを背負って新しいことに挑戦するよりも、安全な現状を守ろうという気持ちです。
必ずしも悪い事ではないし、維持することが大切な局面だってあります。
ズルい人から押し付けられた価値観を疑ってかかる目が必要ですよ。
もしあなたが責任感が強いタイプだとしたら、その性格が親からの進言によって作り上げられたものである可能性はあるんです。
だって親からみたら、責任感が強い子供の方が安心でしょ。
でも親の策略で“責任感の強い自分”を作り上げ、一生懸命それを維持していたって幸せになれないかもしれないでしょ。
子供の頃からの親との関係をもう一度見直して、どんなふうに育てられたかを考えるべきなのです。
頑張り過ぎるタイプは、もともとの自分であるかを見極めなければならないんです。
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