高畑裕太の逮捕
女優の高畑淳子さんの長男で、俳優の高畑裕太さんが8月23日に逮捕されました。
ホテル従業員の49歳女性に対する強姦致傷との事です。
事件を起こす前のテレビ番組で「性欲が強い」と裕太さんが発言をされていたと聞きます。
男性ですし、天然キャラで売っていることを計算したうえで、話題のとっかかりとして述べたと思っていたのですが、辛い結果となってしまいました。
逮捕後の警察の取り調べでも「女性への欲求が抑えきれなかった。性欲に勝てなかった」などと述べているとの事です。
今思うと、高畑裕太容疑者は自ら「いつか衝動的な性犯罪を起こしてしまう!」 といった病感を抱えていたように思えるのです。
テレビ番組の収録で、天然キャラで場を沸かせながらも、自己処理できない爆弾を抱えつつ生きてきたのだと。
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セックス依存性
セックス依存症というショッキングな見出しを掲げた新聞を目にしました。
依存症という範疇で考えると、今回の事件は行為依存ですね(物質依存とは異なる)。
薬物依存やアルコール依存などは物質依存といって、脳の神経機能がドラッグ・アルコールなしでは正常に機能しない状態の病気ですね。
行為依存は、パチンコ依存症、買い物依存症、ギャンブル依存症、セックス依存症などで、 それらの行為でないと快楽が得られない病気です。
それら依存行為によって脳内にドーパミンが爆発的に分泌されて、これ最大限の快楽を得られるのです。
それ以外で少々の楽しみがあったとしても、依存行為でないと脳みそが喜んでくれないのです。
一度、依存症に陥ると、脳は二度と元の状態には戻らないといいます。
アルコール依存症患者がアルコールと断つことで、更生していくといいます。でも、ひとくちでも飲んだら、すぐに元の依存状態に逆戻りなんです。
アルコール依存症は、一生、アルコールを口にしないと誓い、どんなことがあっても、それを貫かなければならいのです。
高畑裕太容疑者の場合、恋人との性行為、もしくは互い合意の上での行為では満足できない状態だったようにも書かれていました。
襲いかかって、無理強いするところに快楽を感じのだと。
セックス依存症は深刻な疾患です。
でも、調べてみると有名人の名前がぞろぞろ上がってきます。
元米国大統領のビル・クリントン
ゴフルプレイヤーのタイガー・ウッズ
俳優のマイケル・ダグラス
俳優のチャーリー・シーン
などなど
かれらは自ら病識があって、大きな事件を起こす前に治療に入っているのです。
その病識は女性をレイプしてしまうかもしれない、という自分への恐怖もあるのでしょうが、自らの人生を壊しかねない病気だと認識したうえでの治療なのです。
家族に迷惑がかかるのを知りながらも不倫がやめられない、 仕事中に常に性行為が頭からはなれない、 違法ポルノから抜け出せない、 悪いことだと知りながら、それでもとめられない、そういう意味での非常に苦しい状態との闘いに、医者の力を借りるべきだと判断したのでしょう。
高畑裕太容疑者の衝動性に勝てなかった、と言っていますが、100%間違いなくハメられた事件ですね。
ホテルの従業員と、その背後に黒幕がいるのは警察もわかっているのでしよう。
裕太容疑者に強姦犯罪を起こさせて、示談で金をむしり取るという卑劣な黒幕です。
とはいえ、それに載ってしまったほうが負けなのは明確なのですが。
発達障害
母親の高畑淳子さんは、裕太容疑者の子供の頃の発達障害を、何度となく語っています。
事件前の親子でのインタビュー番組でも、裕太容疑者の奇行を発達障害ではないかと。
学校の授業に集中できない、 学校をさぼって近くのコンビニで雑誌を立ち読みする、
何度注意しても治せない悪癖、 誰がみても普通ではないし、何の得にもならない。
言い方は悪いですが、少し頭のネジが緩んでるんじゃない?的な行為ですね。
たぶん軽い発達障害に当たるのではと思えます。
でも、この程度の人、結構いますよね?
頭が悪いとかじゃなくて、自分の行動の意味をさほど深く考えずに、愚行に走っている子供。
でも、セックス依存症を強姦で満たす、というところが 悲しいかな浅はかすぎたのです。
きれいな表現で、”性欲が強すぎるのが悩み”、 実際のところはセックス依存症、だったとします。依存症ですから脳でドーパミンが大量に分泌されてしまう。アルコール依存症と同じように自分ではコントロール不可なんです。
それを理解できていて、自己コントロールが難しいと恐れを抱いているとしたら、 対処法としては、精神科が最優先されるべきです。
前述の米国の有名人たちのように、専門家に相談してみるべきだつた。
衝動を抑える為の薬で暫く乗り切るしかないじゃないですか。
専用の特効薬が有るらしいのです。
そこに行きついていれば、いまごろ、違った人生が広がっていたのにと残念に思うのです。
母親の高畑淳子さんが、「この子はこのまま一人立ちして、生きていけるのだろうか?」という心配をされていました。
テレビ番組でそれを見ていた視聴者たちは、親バカだなあ、 裕太だって一人前いの大人だよ、と思ったのではないでしょうか。
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高畑淳子、母親としての心配
問題解決力がこの子には備わっているの? これが、お母さんの心配のタネだったのでしょう。
悩みがあれば、どこに相談すればいいか、解決方法を示唆してくれるのは誰なのか。
この子には自分で道を切り開く力があるのだろうか?
それが、テレビ番組での、発達障害発言だったのではないでしょうか?
子を持つ親の心配など、いずこも同じ。 幾つになってい子供は子供。 心配性は親バカの証拠。
普通はそれで済まされ、世代交代していくものなのですが。
テレビドラマ『ナオミとカナコ』で個性的な中国人社長役で独特の雰囲気をにじみ出して見せた。
個人的な事で恐縮ですが、仕事柄、中国との付き合いがここ10年ほどで急激に増えました。
中国人のバイタリティー、狡猾さ、人脈こそが商売の基礎、そんな中国人気質と雰囲気を見事に演じていました。
誰にでもできる演技ではないですね。
あの中国人風の日本語って台本に書かれているのかなあ?
なんていう風に楽しく見させて頂きながら、「きっとこ高畑淳子という女優の役の幅がいっそう広がるのだろうなあ。」 と思っていました。
仕事のオファー増えるだろうなあ。
息子も順調に伸びてきているし。
確か、娘さんも女優だったかな。
同じ家で生活していながらも、芸能人どうしの家庭にはスレ違いの毎日など当たり前。
仕事が波に乗れば乗るほど、心配は膨らんでいったのでしょう。
高畑淳子さんの、「高畑裕太は発達障害」の発言は、なにかあったら皆さま助けてあげてください、 という心の叫びだったように今思うと感じられるのです。
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