真剣になり過ぎて視野が狭くなる事ありますね。気持に余裕がなくなって、まさに一心不乱そのもの。パニック一歩寸前みたいな精神状態です。
全力で打ち込むことは決して悪いことではないけれど、精神のバランスを崩してしまうのは避けなえればなりませんね。
どんな局面でも我に返る力は大切なんです。一歩引いて「それって、そんなに大切なの?」と客観的視する力ね。
ここでは、心の状態を健全に保つための「我に返る」について解説しています。
興味がいつのまには一心不乱の焦りに変貌
興味があって始めたはずなのに、のめり込み過ぎてしまうことってありますね。ゲームやスマホは今まさに問題になっているんです。寝ているとき以外は完全にゲーム、スマホにかかりっきり。
依存症とか中毒レベルなんです。
サラリーマンでもまれに陥るのがワーカ―ホリックで、仕事から片時も離れられないという精神障害です。
そこまで進行してしまうと専門医の登場を待つしかないですね。素人の手にはとても負えないし、医師だって完全に治せるなんてわからないですから。
でも、この泥沼に浸かり込んでしまう前にいっときでも我に返るチャンスがあればヤバイ状態を回避できるんです。
我に返るときに「これって人生かけるほど大切なことなの?」と自分に問いかけるんです。
人生をかけるほど大切な物はそうそうない
たとえ仕事だとしても、自分の命をかけるほど大切なものは、そうそうありません。ましてやゲームやスマホだったらなおさらです。
「命をかけるなんて大袈裟な」と思われるかもしれませんけど、後になって振り返ってみると、あのタイミグで止めておけばという後悔が幾つもあるんですよ。
だから疲労等の自覚症状がなくても定期的に休みを入れるの。
時間で区切って休憩を挟む。
キリの良い所まで、とか言っていると泥沼に足をすくわれるんです。
休憩に入ったら「これって、そんなに大切だった?」って自分に取りかけて我に返るわけです。
必死になっていた自分から普段の自分に戻すわけですね。
自分を見失っているうちに脳内で変化が起きる
自分を失って視野狭窄の状態で一点週言って集中していると脳の中で変化が起きることがあるんです。アルコール依存症とかギャンブル依存症の人が陥るドーパミンの異常分泌。
体調が悪いから今日は飲まない方がいいと思っていながら、飲まずにはいられないアルコール依存症。賭け事に使うお金はないから、と思いながらもパチンコ屋の前を素通りできないギャンブル依存症。
脳内で快楽物質のドーパミンが分泌される仕組みが出来上がってしまっているから、自分の意思ではどうにもならないんです。これにつかまる前に我を取り戻さないと、取り返しがつかない。
過度のストレスが継続的に持続してくると、ある瞬間にパニック発作を引き起こす可能性だってあるんですよ。一心不乱で仕事に取り組むこと1ヶ月、ある日、電車の中で心臓の鼓動が突然高まり、異常な不安に襲われるなんて危険だってある。
これも一度、発作を起こすと相当厄介なんです。
意志の力では太刀打ちできない
依存症にしろパニック障害にしろ、脳の不全ぜすから意志のちからでは太刀打ちできないんです。意志を司るのが脳じゃないですか。その司令塔が機能不全を起こしていますから、どうしようもない。
頑張って治るものじゃないんです。脳が反乱を起こしているような状態ですから、脳を殺さずに反乱を正常に戻さなければならない。
病気を治す為には切除という方法がありますね。がん細胞が全身に移転するまえに切除してしまうという作戦。
でも、依存症、パニッウ障害、うつ病等々の脳の機能不全の場合、切除ができない。心臓は丸ごと切除して正常なのを移植すればすむけれど、移植の作成さえ取れないのが脳の疾患なんです。
だから我に返る時間をチョイチョイ取り入れながら、ヤバイ状態にならないように保全していないと、一度かかったらあらゆる手段を講じても太刀打ちできない事態へコロリと転がり込んでしまうんです。
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