アイドル冨田真由さん障害事件の甘すぎる判決
他の殺人未遂事件と同列で比較してはいけないのです。
14年半の刑ですませるなら条件がある。
本人が「刑期を食らうのはもうこりごりだ、二度と犯罪には手を染めないぞ」とパブロフの犬みたいに反射的に犯罪を拒むくらい刑務所でいたぶり潰すのが条件だ。
2016年5月23日東京都小金井市でアイドル冨田真由さん(20)がナイフで刺され重態になった事件で、傷害容疑で逮捕された岩崎友宏に14年6ヶ月の判決が下されました。
被害者、冨田さんは判決を耳にした瞬間、は絶句したそうです。
求刑の17年でも短いと思っていたのに、更に刑期が軽くなってしまったのかと。
実際の刑期となれば、刑務所内での生活態度によって仮出所などが適応されることも考えられます。
14年以下で保釈される可能性だって充分にあるのです。
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人格障害者で異常気質だから反省などしていない
刑期は、裁判の前例を考慮して決められるのでしょうから、殺人未遂となれば14年6ケ月というのは不本意ながら妥当なのかもしれません。
問題は冨田さんのコメントにあったとおり「岩崎がなんら反省していない事」、そして「14年後には表社会に復帰してくる」こと。
14年後に同じ事件が再び繰り返される可能性があるというわけです。
岩崎の父親は、甘やかせて育てたのが原因だと悔やんでいるようでしたが、決してそれだけが原因ではないですね。
つい先日、津久井やまゆり園事件の植松聖が起訴されました。
精神鑑定で責任能力ありと判断されたと報道されています。
それでも裁判における争点は、植松の責任能力と言われています。
逆に言えば、責任能力がないと判断されない限り、死刑は免れない。
とはいえ、ぶっちゃけ死刑は確定でしょう。
形式だけは一通り裁判、精神鑑定を実施しますが、後々の事など気にする必要はないのです。
死刑になってしまうのだから。
でも、この岩崎友宏はちょっと厄介です。
判決が14年でも17年でも、その期間が過ぎれば自由の身となってしまう。
被害者の冨田さんが危惧するように、あの狂人が大手を振って私たちの日常に入り込んでくるわけです。
何人かの人は、『岩崎の何をそんなに恐れるの??』と言うかもしれません。
その答えは、彼が境界性人格障害であり、強いストーカー気質と反社会気質をもっているからです。
傷害、殺人、誘拐、レイプ、なんでもやりかねない人格だからです。
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境界性人格障害で苦しんでいる一般の方々はいらっしゃるのは知っています。
生きづらさを克服して、みんなと仲良く過ごすために自分を知り、そのうで努力されていることは重々承知です。
でも、岩崎の場合は、その人格障害の上に、ストーカー気質・反社会性気質が上乗せされていますから、まともじゃない。
頭にカット血がのぼると、用意周到に相手を傷つける準備に入り、実行に移す。
感情は衝動的に上下に大振幅するものの、その後のストーカー行為や傷害行為は実に用意周到なのです。
ナイフ片手にただ突っ走るだけではないのです。
好きだった相手の後をつけ回したり、盗聴・盗撮、嫌がらせだけならストーカー法で対処することも可能です。
しかし、岩崎の被害妄想は今回の事件のように相手を傷つけるところまでボルテージが上がってしまい、後戻りできない。
下手をしたら、相手を殺すまで犯行を止めない可能性がある。
境界性人格障害とは、正常と異常の中間位置ではないのです。
かつて、神経症的な比較的軽度の精神疾患と考えられていた患者が、時に重篤な神経分裂症の特徴を現すところか命名された病名なのです。
再犯の可能性100%
現在では完全に一つの精神疾患とカテゴライズされています。
境界性人格障害が犯罪に手を染めるのは、ストーカー行為くらいですね。
しかし、そこに別の反社会性や自己愛性が混ざって来ると、とたんに凶悪犯罪に発展するリスクが高くなる。
アイドルを好きになり、追いかけ、プレゼントを贈った。
ここまでは問題ないですね。
でも、その行為をアイドルが受け止めてくれなかったとき、ないがしろにしたとき、感情が瞬時に爆発します。
なんで自分の行為を受け止めてくれないのだ、と。
ここで被害妄想に自らのめり込み、あんな女はアイドルでいる資格はないと勝手に思い込む。
これまでファンで居てやった俺に対して失礼だろう。
ここでしっかりと痛い目みせてやらなければ、本人のためにならない。
日本のアイドルみんなが、あんな礼儀知らずだと誤解されかねない。
このオレが代表して、たっぷり思い知らせてやる。
冨田真由さんは20ヶ所とか、30ヶ所をナイフで刺されています。
これを見るだけで犯人の異常な性格がわかるじゃないですか。
物凄い恨みを抱いていますよ。
その原因とはったのは、プレゼントが送り返されてきたからです。
このアンバランス加減が、奴の人格障害の正体なんです。
被害妄想の感情がどんどんエスカレートしていくのです。
これは、甘やかせて育ったのが原因ではない。
もともと、そういう人なんです。
治療して治せるものじゃないんです。
だからみんなが苦労する。
薬なんて効果なし。
本人に、悪い事をしたという自覚などない。
人を傷つけたけれど、それは当然な報いだと思っている。
だから、こういう人が刑期を終えて出てきたとき、どう対処すべきかを考える必要があるのです。
冨田真由さんが危惧しているのが一番正しいのです。再犯の可能性100%なんだ。
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