読売新聞・人生相談コーナーです。
「好きでないのに結婚前提に交際中、どうしたらよいでしょうか?」との相談。
コメンテーターの先生は案の定バッサリ切りました。
「付き合って9ヶ月にもなるのに、いまだに好きになれない。それじゃあ結婚どころでは無いでしょう」と。
しかし、この相談の背景には複雑な事情があるのです。
女性の祖父母が要介護状態で、この相談者の女性のお相手の男性が献身的に介護に関わってくれている。
仕事まで変えて、彼女とその祖父母のために尽くしてくれている。
カウンセラーの先生は、付き合って9ヶ月もたつのに好きななれない事で、もともと縁が無かったと判断しています。
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でもね、彼女側に何か理由があるのではないかと思えるのです。
男性との恋愛に何かトラウマ的な思いがあるとか、実は過去の別れた恋愛相手が未だに忘れられずにいるとか、他に意中の人がいるとか、なにか献身的な男性に好意が及ばない原因があるのではないかと思えてしまう。
だって、自分の仕事を変えてまで尽くしてくれる男性なんて、そうそう居ないですよ。
結婚を前提にしたお付き合いだから、自分の親だと思っていろいろと手助けしてくれるのでしょう。
見ず知らずの人に対してできることではない。
すでに夫婦になっていたとしても、相手の親にまでそこまで尽くしてくれる人なんていませんよ。
別れてみて、あんな良い人他にはいなかったと悔やんでも、あとの祭りですから、よく考えてとのアドバイスがあってもおかしくないように思えのです。
と、ここまで書いて、ふっと今マスコミで取り上げられている二つの事件が脳裏をよぎったのです。
講談社編集次長が妻を絞殺したとして逮捕された事件。
チリ男性が日本人留学生を殺害、母国のチリに逃亡したとい事件。
くだんの女性が新聞社に寄せた相談ごとと、上記の二つの殺人事件とは無関係です。
共通するのは、いずれも男女間の問題という点だけなのです。
朴編集次長が奥さんを手に掛けたのは事実でしょう。
問題はその動機。
マスコミ報道では、子育てについて夫婦間に意見の相違が有った。
さらに、数年前に奥さんが暴行を受けているということ。
4人の子供が暴力の対象となっていたかどうかについては、これからの警察の調査で分かってくるでしょう。
夫婦間の子育てに関する意見の相違から推測すると、公立の学校に進学させるべきか、私立の学校にすべきか。
もっと、飛躍すると日本ではく、韓国に帰って子育てをしたいと朴容疑者が言い出したあたりが思いつきます。
しかし、子育て論議で意見が食い違ったとして、奥さんを殺害するに至るでしょうか?
価値観の違いから、離婚に発展するのなら分からなくもない。
殺してしまった、とは行動が飛躍しすぎている。
両親が離婚しただけでも子供にとってはショックであるのに、お父さんがお母さんを殺してしまったとはショック以上に子供たちの精神の均衡が崩れてしまいかねない。
朴容疑者には、それが見えていないのは、韓国人特有の火脳というDNAによるものなのか。
ひとたび頭に血がのぼると、もう手のつけようが無いという気質が殺人にまで発展してしまったのか。
それとも奥さんに多額の生命保険が掛けられていたとか。
縁の下から何人もの白骨化したいが発見されるような異常犯罪者だったという可能性。
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ここで非常に不謹慎な発言をしますので、ご容赦ください。
フランス留学生を殺害したと考えられているチリ人男性が、執着性の強いストーカー気質であると以前記事に書かせていただきました。
特徴は、初めは紳士的で、親切で思いやりのある人に見えるのです。
相手のふところに飛び込んで来るというか、急接近してきて、あれやこれやと面倒を見てくれる。
とても魅力的なのです。
これが冒頭に記載した、好きでも無いのに結婚を前提に交際している男性に似ている部分なのです(超不謹慎なのは重々承知しています)。
この男性、相談を寄せた女性と交際を始めてから、仕事を高齢者介護の仕事に転職しているんです。
更に、交際相手の女性が、用事かなにかで祖父母の介護ができないと、仕事を休んでまで、代わりに面倒を見てくれている。
ちょっとやり過ぎじゃないですかねえ。
怖いのは、その恩というか、親切というか、その男性の行為を愛情として受け止められないと告白した時なのです。
その時、もし男性が境界性人格障害であったとしたらヤバイんです。
フランス留学生の黒崎愛海さんのように、むごい仕打ちをうける可能性がある。
新聞の相談コーナーの先生が言われたように、9ヶ月も経つのに好きになれない、だから思い切って別れを切り出したとき、どう相手がでてくるか。
親しい友人とかにも相談して、ある程度のガードを上げる対策をとっておくべきと思うのです。
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