「このタイトルってなんか変」って思った人いらっしゃいますね。
一見、逆に見えるのです。
楽しいから機嫌が良くなんのでしょ?と。
正解。
普通はそうなのです。
でも、結果的に気分良く楽しく生きられれば後先なんて、どっちでもいいじゃないですか。
ここでは、機嫌良く生きるためのちょっとしたコツをご紹介してゆきます。
機嫌が良い人は自分をコントロールしている
機嫌が良い人をやっかんで(羨んで)、「能天気な人は苦労が無くていいねえ」と皮肉を言ったりすることがありますね。
少々のトラブルなんか無反応という楽観性があるのかもしれませんが、自分をコントロールする術を身につけていると考えるのが妥当です。
普通に生活していても面倒臭い事もあるし、仕事や人間関係のトラブルに巻き込まれる事もあります。
それらに全く気付かずにいられるわけはないんです。
「面倒臭いなあ」と思いつつ、自分のメンタルがネガティブな方向に傾きかけたとき、それを立て直すコツを会得しているのが機嫌を保てる人なのです。
自分へのご褒美作戦
好きなものを自分で自分にプレゼントするという作戦です。
たとえばアナタの部下や年下の同僚が仕事でミスをしたとき
「おまえは何を考えているんだ!」
と怒鳴りそうになったら、ネガティブな感情を抑え、不機嫌な口調も押し殺してミスった相手に共感するのです。
「さほど難しくないはずだけど、なぜミスってしまったんだろうねえ。少し自分でも原因を考えてみてくれる?」と。
その代わり、共感が上手くできたらビール1本を自分におごるのです。
頭では、ここで怒っても問題解決にはならないと分かっていながら、何度も何度も同じような間違いを犯していたら怒りが込み上げてくるのも無理はありません。
でも、同じミスを繰り返す原因を探らない事には解決は得られません。
怒りをグッとこらえて、萎縮している相手の言い分に耳を傾けて無ければなりませんね。
相手の本音を引き出すためは不機嫌な態度は禁物なのです。
自分にご褒美を与えるのは、この作戦を継続させるのが目的なのです。ミスった相手に共感して、同じミスを繰り返す原因がつかめたら不機嫌さはどこかに消えていますね。
だから、その時は自分へのご褒美のビールなんて不要かも、と思うんです。
でも不機嫌を押し殺してまで相手の気持ちに寄り添うには、自分に大きなストレスが掛かっています。
だからこそ、そこを乗り越えた自分に約束通りのご褒美を与えるのです。
この作戦を繰り替えしやり続けるにはご褒美が絶対的に必要なんです。
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自虐的に自分を見てみる
面倒な問題を押し付けられたとき、やっぱり気持ちは下がります。
眉間には深い皺が刻まれ、「チっ!」と舌打ちしたくなるのです。
問題解決の目途が立つまではどうにも腹がおさまらない。
こういうは本物の自分から離れて、客観的に自分のとる行動をながめるのです。
それも、「どういう手で抜け出すかお手並み拝見!」と無責任に、かつ自虐的に我が身を遠巻きに見るのです。
すると少し時間が経過するうちに余裕ができてきます。
「なんなんだかなあ~、、、」みたいな落ち着きを共なった余裕です。
そして、こんなときは笑うしかないか、と思えてくるものです。
ピンチだけれど殺されるわけじゃないのだから、そこからどんな具合に抜け出せるかを面白がって見ているのもいいじゃないですか。
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自分への負荷を適度にコントロールする
仕事でもプライベートでもスケジュールをパンパンにしてしまうと、それだけで余裕がなくなってしまいますね。
もちろんスケジュールって自分だけで決められるものではありません。でも、心がけて詰め込み過ぎを避けるようにしてください。
偉い政治家みたいに数分刻みのスケジュールをこなす人には、専門の秘書がついていて本人は時間管理をしなくても済むようになっているんです。
普通の人は事前に余裕のある時間配分することが、専門秘書なしで負荷をコントロールする手段なのですよ。
だから、余裕があればあるほど突発事項に対応できるし、困っている人の手助けも率先してできるでしょ。
だからスケジュールはとにかく余裕を入れるのが鉄則です。
時には他力本願もあり
自分を追い詰めないコツの一つに他力本願があります。なんでもかんでも自分で抱え込まずに他人の力を当てにします。
でも意外にもこれができない人が多いのです。
他人に仕事を押し付けるとは、仕事の出来栄えや、成功・失敗も丸ごと放り投げる事なんです。
だから結果がどうあれ自分には関係ない。
でも、ここでいう他人に頼るとは、最終的な責任は自分にあって、仕事の一部のプロセスだけを信頼できる人に任せるわけです。
信頼できない人には仕事丸投げはできても、自分責任の一部分を渡すことはできません。
人を当てにして負荷工数を減らすには、信頼できる同僚がいるのが前提になるのです。
このためには普段から持ちつ持たれつの良い関係を作っておく事が必要なんです。
遊ぶ時だけつるんでいるような仲間だと、いざ大切な仕事を手伝ってもらおうとしたとき頼りになりません。
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機嫌がいいと人間関係が円滑になる
誰だって不機嫌な人より機嫌が良い人を選んで接触してきます。
普段からオープンマインドの人ですね。
最初から人を寄せつけない排他オーラをだされたら、必要に迫られない限り誰も寄りつきませんから。
機嫌を良くしておくのは一つの人間関係を円滑にするための大人のマナーのようなものなのです。
この、『大人のマナー』とうい部分が大切。
子供の頃からこのマナーを強いられて育った人がいます。
自我を押し殺して親の言う通りに生きてきた人のことです。
親の顔色を見る子供
いつもニコニコしていて親の言う事に忠実な良い子は、成人になってから心の問題を引き起こしがちになります。
良い子ではなくて、親にとって都合の良い子という存在です。
親に気に入られようとする。
親に心配かけまいとする。
親が心配だから、親を気付かおうとする。
不機嫌を自分でコントロールして、普通の状態に見せかける事は少なからず自分に嘘をついているになります。
成人した大人が人間関係を円滑にする目的で、故意に感情の角を丸めるのなら、嘘をわかっているから問題はないのです。
自我を意識したことのある大人だから、不機嫌を上手く手なずけることが生きる術として有効なのです。
これを子供の頃から生活に取り入れてしまうと本当の自分わからなくなってしまう危険をはらんでいます。
本当の自分が分からない精神状態に陥ってしまうリスクがあるのです。
もし、いつもニコニコと不満も一切言わない子供がいたとしたら、本当の気持ちを確かめてあげる必要があるのです。
子供だって嫌な事があるし、腹が立つ事だってあるんです。
それを思う存分出せるのが自分の家なのです。
我慢せずに泣き言を言えるのが自分の家なのです。
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