中途半端に耐えるメンタル|日本人はコロナの空気椅子に耐えられるか

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一進一退の攻防が延々と続いて神経をすり減らします。

疲労困憊なのに打開局面が見えず、苛立ちが増してきます。

負けるか勝つかよりも、この戦いはいったいいつまで続くのか、とゴールの見えないもどかしさに気をとられるのです。

そして、次第に勝とうが、負けようが、どっちだって構いやしない、と思い始める。

「とっとと白黒つけてくれ!」とボルテージが上がってくるものなのです。

こんな状況に滅法強いのが、中途半端な状態でも余計な推測を避け、腹を据えて待てる人間です。

ここでは、中途半端な状態に耐えるメンタルについて解説してゆきます。

 

結果がどっちだろうが関係ないという無関心を徹底する

 

ビジネスの世界でも、「あれだけダメージを与えたのだから相手だって少しは応えているはずだ」という推測がはたらいて、否応なく期待感が膨らんできます。

この期待感こそが問題。

手応えが有った分よけいに、効果が見えてこない事に苛立ちを覚えるようになる。

初めのうちは、「うんとか、すんとか言ってみろよ」と高いところから見下ろしているつもりが、実際には無言の抵抗によって徐々にコーナーに追い込まれていく感覚に変わってくるのです。

そして繊細な者から順番に、その閉塞した雰囲気にやられ始めるわけです。

  

時間に追われる生活

現代人、とりたてて日本人は時間に正確ですね。

それゆえ待つことが不得意のようです。

待ち合わせ時間に30分以上遅れようものならば、何か不測の事態が起こったのではないかと心配になってくる。

相手が遅刻の常習犯であれば話は別ですが、何の断りもなく人を30分待たせる者はまずいないのです。

時間を厳守する習性が、待たされる身となった途端にディスアドバンテージとして働きだすのです。

能天気にボーッと待てない。

「約束に遅れるなんて失礼じゃないか、マナー違反だ」と思うものの、実質的には遅い者を切り捨てられない律儀さがあるのです。

遅い者の到着を待ち、遅い者にペースを合わせる結果となっていくの。

時間にシビアな日本人にとっては待つという状態は不利に働きがちなのです。

「切り捨てられない、来るまで待つしかない」という空気椅子状態なんです。

 

先が見えない戦い

 

新型コロナの終息の行方が見えない状態で、日本人は自粛という地味な戦法で戦っています。

第二波に呑み込まれないように、さらに経済の車輪を回さなければと様々な手を打ってきています。

第一波を押さえ込んだとこまではインプットとアウトプットのバランスが整っていた。

強烈な閉塞感を伴うLOCK-DOWNなしに、自粛要請で落ち着かせたところが日本人の性格に合致していたのです。

でも、ここからが本当の勝負.

日本国民は先の見えないトンネルの中で中腰の姿勢でコロナ終息を待ち続けなければならないのです。

 

メンタルのバランスをとるための仕事

多くの日本人にとって嫌な事から逃れる隠れ蓑は仕事でした。

仕事にしがみついて懸命に没等することで何とか不安を紛らわせてきたのです。

ワーカーホリックになることで家庭不和から逃れる手段は日本社会ではとてもポピュラーなんです。

ゆったりリラックスしながら時が過ぎるのを待つのがなによりも苦手な国民。その生き残り術が仕事だったわけです。

それが、コロナに仕事を奪われ、「ただ家に引きこもって感染が収まってくるのを待ってくれ」にどこまで耐えられるかが試されるわけです。

 

日本人にとって待つ為に必要な事は

 

日本人にとっては、コロナ終息までのマイルストーンがなによりも必要なんです。

計画と実行が大好きな国民は、大日程、中日程、小日程と3種類のスケジュールなしには安心して生活ができないのです。

整合性がとれた矛盾のない3種類のスケジュールプランです。

計画終了までを大まかに描いたものと、少し刻みを細かくしたものと、日々の計画を落とし込んだもの。

これらを3点セットとして、遅延の有り無を管理するのが日本人は大好きなのだ。

遅れが生じれば遅延の挽回策を実施してオンスケジュールに持って行く。

コロナの場合でも同様に目に見えた管理がもっとも日本人には合うわけだ。

 

○○○しない、ではなく○○○するを目標に

 

プールサイドのリクライニングベッド。

カクテルを飲みながら2時間でも3時間でも雑誌を読み、バカンスを満喫できる日本人はいない。

欧米人は、これが大好き。

時間の無駄使いなんて思わないのです。

ゆったりするためにバカンスはあるのだから、と。

 

プールに飛び込んで水しぶきをあげ、眉をひそめる欧米人なんかお構いなしにバシャバシャ泳ぐのが日本人なんです。

カキ氷やフランクフルトを買いに走らずにはいられないのが日本人なんです。

戦後の高度成長期の勤勉癖がまだ抜け切れていない。

だから「何もせずに自粛していろ」が一番つらい。

中途半端な自由は地獄に等しいのです。

それなら自粛の機会を利用して、屋内であれをしろ、これをしろ、と仕事を与えられた方がよっぽど楽なんです。

それも、いつまでにというスケジュールが組まれていて、終わりが明示されているのが性に合うんです。

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