アナタのせいじゃありませんよ、が心を解放する|書籍のタイトルで求心力が一段と

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電車の中の宣伝用のぶら下がり広告か何かだったと思います。

◯◯◯はアナタのせいじゃない、というタイトルの書籍。

人って慢性的な悩み事とか、問題とかを一つ二つ抱えているものなんです。

例えば、

長く恋愛が続かない

コミュニケーションが上手にとれない

話しが続かない

心から信じられる友達ができない

生きていても楽しくない

等々

 

こういう問題を取り上げて、「それはアナタのせいじゃない」って言い切ってくれると気持ちが解放されますね。

書籍のタイトルにすると、案外、売れたりするのです。

タイトル見ただけで、ホットするでしょ。

 

アナタのせいじゃないのなら誰のせい

 

誰のせいだと犯人を特定しないのがミソなのです。

尻尾がつかめそうで、つかめないのです。

 

国の政治のせい

日本の教育制度のせい

脈々と続く全体主義的な文化のせい

 

間違っても、親や兄弟を槍玉にあげないのです。

だってそんな事書いたら名誉毀損になってしまうでしょ。

 

でも、前述した問題って遺伝的な要素が強い。

となれば親の影響というのはあながち間違いではないのです。

もう一歩、踏み込むと、克服する為の努力を欠いた本人の責任でもあるのです。

これをアナタのせいじゃないとよ、と優しく真綿で包むように言い切ってくれるのが嬉しいわけです。

それを読みたくて、本を買っちゃうんです。

 

生きていて楽しくない

 

「生きていて楽しくないとか、人生の手応えを感じられない」って、誰のせい?

楽しく生きている人がたくさんいるのだから本人になんらかの原因があるように思えるのです。

人生の手応え、は?

手応えって何かと言うと、他者からの共感なのです。

「凄い偉業をやってのけましたねえ」みたいに人から言われると、ジーンと心に響いて手応えを感じられるのです。

でも、なにをやっても周りの人達は無反応、無関心だったら、手応えを感じられるわけはないのです。

 

それ以外の問題(長く恋愛が続かない、コミュニケーションが上手にとれない、話しが続かない、心から信じられる友達ができない)も、根っこの部分は他者との共感です。

「そうだよね、オレもさあ同じような事あったもの」って共感することで人間どうしの繋がりが(恋愛感情も含めて)成立するのです。

 

共感できないぶっきらぼう役がもてはやされる

 

最近のテレビドラマの特徴で、主人公に周囲の空気を読まないぶっきらぼうタイプをもってくる傾向がありますね。

普通と違うという雰囲気を醸しだして、何をしでかすかわからないワクワク感を視聴者にアピールしているのでしょう。

すると、それがカッコイイと感じて、真似する人がでてくるのです。

でも、そんな空気を読まない超マイペース人間となんて友達になれないでしょ。

一緒に居ても、楽しくも何ともないですよね。

ドラマの中だったら別ですけれど、実社会だったら仲間はずれにされるだけ。

周囲の人からは放置されるにちがいないのです。

 

誰が正しいいのかを探しても共感は育めない

 

価値観がちがうから、お互いに共感できないというカップルは確かに長続きはしません。

その場合に、どちらの価値観が正しいかという方向の検討に入っていく人は、共感の大切さには一生きづけないでしょう。

価値観が違う二人は、何をすればいいのか?

自分が折れて、相手に合わせる??

違います。

 互いの価値観に気づくことなのです。

相手の価値観に染まる必要はありません。

染まるのではなく、そういう考え方もあるのだなあと、相手の考え方を尊重するのです。

これが出来れば、いいのです。

 

そう考えると、空気を全く読まない超マイペースな人がいて、その人の価値観が徐々にわかって「なるほど、そういうことだったのか」と納得ができれば、そこで共感が生まれてきます。

テレビドラマでも、物語の後半に進むに従って、それまで見せなかった主人公の過去が明らかになっていきます。

極度の自己中心的な性格なのは、絶対に曲げられない信念があるから、、、等々です。

 

そこで視聴者は、本当は暖かい心を持ったひとだった、と安堵するわけです。

 

アナタのせいじゃない、だったら結局どうにもならない

 

「アナタのせいじゃないのですよ。

そもそもこの日本の政治や教育制度が悪いのです。

みんなに同じ価値観を押しつけて、足並みが乱れるのを非難する。

だから、人との違いに恐れ、常に集団から離れてしまわないかと不安でたまらない。

これは日本の制度が悪いのです。」

 

こういうふうに言われると人って安心するのです。

自分が抱える不安を、みんなが抱えながら生きているのだと知って、ホットするんです。

でも、それで何かが変わるかと言えば、何も変わらないのです。

アナタは悪くないと言われ、一瞬安堵し、すぐに、また同じ不安に取りつかれるのです。

 

不安でしかたないのは、アナタに問題があるのです。

潜在的に周囲を敵だとみなしているからです。

同じ価値観を持つ必要などは無いけれども、自分とは相反する価値観が存在していて、いくつもの異なった価値観があちこちにありながら、世の中は回っていると理解できればいいのです。

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