小さな事で悩んだり、不幸を受け入れながら生きるパラドックス

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「〇〇〇で悩んでいるんです」と友人に打ち明けると、

「えっえーっ、そんな事で!どうでもいいじゃん」と返されてしまった。

 

小さな悩みにつまずきながら生きている人って結構多いんです。

 

でも、『小さな悩み』という言い回しそのものが、本人らにとっては納得がいかないのです。

だって当の本人にしてみれば、心を支配する大きな難敵なのですから。

 

ここでは小さな悩み、と軽んじられがちな問題について解説させて頂きます。

 

オレにもあった小さくてデカい悩み

 

悩みって相対的な物ですね。

二つの問題を同時に抱えると、やっぱり重い方が頭痛いでしょ。

でも、それが解決すると小さい方に意識が向かうのです。

3つでも、4つでも同じです。

 

自分の歴史を思い起こすに、小さい悩みに打ちのめされ、完敗していた時期がありました。

特急列車や急行列車に乗る事ができなかった時期です。

停車駅と停車駅の間隔が時間にして10分とか15分くらいかかるでしょ。

各駅停車ならほんの2分~3分程度。

10分とか15分とか拘束されて、車両から下車できないといのが怖くてダメだったのです。

だから、もっと長時間拘束される新幹線や飛行機は完全にダメ。

因みに遊園地の観覧車も無理でした。

 

普通の人の感覚からすれば、「なんて小さな悩みなんだ」と思われますね。

でも、そんな事に追い詰められていた時期があるのです。

運気が減るように思えて幸運が怖い

 

知り合いに不運を好む人がいます。

少し損をしているくらいが一番安心できるのだと。

彼に言わせると、一生で得られる幸運と不運の量はピッタリ一致していると言うのです。

事態は少々複雑なのですが、彼はそんな事はないと思っているのに、潜在意識がそう信じているから少しでも得をしてしまうと、どこか不安な気持ちになると言うのです。

不安な気持ちは彼がコントロールできない範疇の身体的な反応です。

だから彼は常に人に幸運を譲る生き方をしているというのです。

 

もし、宝くじを買って、高額当選でもしてしまったら超不安な状態に叩き落されてしまうわけです。

電車に乗ってつり革につかまって立っているとき、自分の前の席の人が立ち上がっても、そこには座らないんです。

こんな小さなラッキーすら自分の物にできない。

 

視聴率が二けたを続ける人気テレビ番組も見ないんです。

その番組を観る事で楽しい思いをしてしまうのが怖いといいます。

 

連想ゲームのように広がる恐怖

 

この話を聞いた時、半分冗談かと思ったのです。

でも、そんな彼の普段の行動を見ていると、やっぱり普通の人とは違います。

損する事で安心を得ているような奇妙な行動ととるわけです。

回転寿司を食べに行った時、醤油を全くつけずに食べるものだからてっきり高血圧に注意でもしているのかと思ったのです。

でも、後半はシャリにしみこむくらい醤油をつけるのです。

しょっぱくて美味しくないでしょ、と聞いても、美味しいと答えるの。

数日たって共通の友人にその話をすると、わざと料理をまずくして食べているのだと。

美味しい物を食べる幸運を避けているのだと言います。

この傾向がどんどん悪化していくんです。

自分は幸せであってはいけない。

人生を楽しんではいけない。

常に辛苦を感じていなければならない、と。

まるでお坊さんの修行のような人生になってしまっているんです。

もともと、幸運と不運はプラマイゼロだから、普段から不運を選ぶことで、いざというときに幸運に恵まれるという考えが前提だったのに、毎日毎日小さな不幸を呼び込むことで逆に安心感を得てしまっているのです。

 

不幸と幸福のパラドックスに陥っている

 

彼の行動と心理をみてみると、不幸と幸福のパラドックスに陥ってしまっているように見えるのです。

幸運と不運がプラマイゼロであると信じているから、幸運を感じてしまうと将来への不安が顔を出し、不幸を感じるとある意味ほっとするのです。

この心理状態がどれだけ続くかはわかりませんが、まだ平均寿命半ばの彼にとっては、生活のほとんどが不幸まみれであれば最後の最後にドカンと大きな幸福が舞い込んでくるという計算なのかもしれません。

 

とはいうものの、どこか強迫神経症的な雰囲気が漂ってきています。

これ以上小さな不幸を率先して受け入れ続けると、しまいには自ら進んで大きな事故に巻き込まれたり、他人を助けて自分の身体の一部を失うような悲劇を自ら招きそうであるのです。

 

素人判断ですが、これは既に病気の範疇ではないかと思うのです。

だれかがどこかで止めてあげないと、工具箱から金槌を取り出してきて、不幸を感じられない日に手の指の一本、二本を平気で叩き潰してしまいそうな気がするのです。

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