人と人との人生経験で幾種もの幸福感|暖かい気持ち・安心感・心強さ

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暖かい気持ちになった

見守ってくれていると知って安心した

生かされていると感じた

気にかけてくれていると感謝の気持ちでいっぱいになった

頼りになると心強く感じた

 

 これらって、心の叫びですね。

単なる喜怒哀楽じゃなくて、心が感じ取った感情を言葉にしたと思えてくるのです。

 

人が何かを感じるのは医学的には脳内伝達物質の作用だといいます。

でも、そんなにドラスティックじゃなく、人と人の関係があってこそのように思えるんです。

 

ここでは、脳内伝達物質が人に及ぼす感情と、その心豊かさについて解説させて頂きます。

 

脳内分泌物質で得られる幸福感

 

脳内伝達物質は全部で7種類あります。

ドーパミン、、、幸せを感じさせる

ノルアドレナリン、、、やる気なし

アドレナリン、、、興奮させる

セロトニン、、、調整役

エンドルフィン、、、脳内麻薬

アセチルコリン、、、閃き

メラトニン、、、睡眠を誘う

 

このなかで冒頭にでご紹介した感情を抱かせるのは、ドーパミンとセロトニンの二つです。

分泌される量で抱く感情のバリエーションが決まるわけではありません。

それなら、なぜ同じ分泌物が出ているのに、いろいろな感情を場面場面で抱くのか?

 それは、それまでの人と人との人生経験によるんです。

いくつかの例を挙げてご説明しますね。

 

暖かい気持ちになった幸福感

 

例えば、ノンフィクションのテレビドラマで、引きこもりの子供が学校の先生やかつてのクラスメイトの協力で立ち直るストーリーを観ると、心が暖かく感じられるでしょ。

人と人の協力や、友情や、困っている者を何とかしようという気持ちに感動するの。

たとえテレビ番組だったとしても、こういう体験があるから、気持ちが暖かくなる経験ができる。

人の暖かさを知るんです。

ドーパミンが脳内で分泌された時、その体験の結びついて自分自身でも実体験できるんです。

見守ってくれていると知って安心した

 

困難に立ち向かうとき、心細くなることありますね。

でも、天国のおじいちゃんが見守ってくれていると思うと、安心感が湧き上がってくるでしよ。

心細さ半分、幸福感半分みたいな感じですね。

あれだってドーパミンが脳内で作用しているんです。

自分がまだ小さい頃、自転車で走ってころびそうになると、親とかおじいちゃんがサッと飛んできて、支えてくれた。

そんな経験があるから、亡くなったおじいちゃんが、天国から応援してくれていると思うだけで安心感が出てくるんです。

 

幾種もの幸福感の中には

 

冒頭に書かせた頂いたとおり、幸福感にもいろいろあって、どれを感じ得るかはその人の経験が左右するんです。

 

ヤバイ幸福感

 

貧しい人ができ心で盗みを働いたとします。

スーパーマーケットでお菓子とか、惣菜とかを万引きした。

この時に、普通だったら悪い事しちゃったと思うでしょ。

たとえお金がないとしても、盗みをはたらくなんて、って思う。

でも、お腹をすかせて家で待っている子供が食べ物をみて、大喜びする姿を想像した瞬間に幸福感が出てしまう事だってあるんです。

これもドーパミンの働きです。

 

何度か記事にさせて頂いた依存性も、このドーパミンの働きで、酒を飲んだ瞬間にドーパミンの作用で幸福感がもたらされるんです。

すると、酒が止まらなくなるの。

ビール一本、二本じゃ全然だめで、酔い潰れて記憶を失うまで飲み続ける。

肝臓を壊しても自分の意思じゃやめられないんです。

だから、この幸福感をもたらすドーパミンが強盗とか殺人とかに結びついてしまうとすごく厄介なんです。

一度、関係付けができてしまうと、修正が不可能。

アルコール依存症の人が、専門施設に入院して半年で退院したとしても、それはあくまでも酒を一生飲まないという前提での治癒なんです。

コップ半杯でも飲んだら、途端にドーパミンが大量分泌されて、飲まずにはいられない幸福感がよみがえってしまうんです。

 

努力が報われた瞬間

 

頑張って勉強して受験に合格する。

ここで幸福感に満たされますね。

ああ、ここまで頑張って良かった、と心底思う。

ドーパミンが分泌されて、成功体験と結びつきます。

こういうのが自尊心をもたらす原動力となるんです。

自分は努力すれば困難に打ち勝つことができる、と潜在能力に自信を持つのです。

少し話しが逸れますが、プロ 野球でソフトバンクって強いでしょ。

リーグ優勝して、更に日本一にもなる。

で、よく言われるのが「勝ち方を知っている」って事。

頑張った後の幸福感が見えていて、どうすれば勝てるかがインプットされているんです。

 

だから、小さくてもいいから、沢山の成功体験を積みさねて成長してきた人はメンタルが、折れないんです。

最後の最後には成功が待っている、って脳に刻まれているからです。

 

失敗続きだった人は幸福感を知らない

 

一方で、なにをやっても上手くいかない人は幸福感を得る機会が少ないから、ダメで元々と思いながら、本当に失敗するんです。

成功のイメージが無いのですね。

「勝てる気がしない」みたいな感じです。

人間、一度で大成などできるわけがないですから、小さいところからコツコツ積み上げない勝ち癖がつかないんです。

この勝ち癖って、潜在意識に落とし込まれた勝つためのノウハウみたいなものだからあなどれないんですよ。

 

褒めて伸ばす教育とは成功体験のこと

 

「ワタシ、褒められて伸びるタイプなんです」っというふうに自分の性格を良く分かっている人が最近は増えています。

褒められると嬉しくなってドーパミンが脳内分泌されるから気持ちよく勉強やトレーニングを続ける事ができるという仕組みです。

「いいねえ、さすがだね。いいよいいよ、その調子、OK、最高、天才、神だな」

こういうセリフでどんどん載せていくんです。

すると幸せな気持ちになってきてどんどん前に進んでいけるんです。

 

これって成功体験の積み重ねと同じ効果ですね。

成功すると嬉しくなって幸福感が得られる。

それが何度か繰り返されることで自信がうまれてくるという仕組みです。

  

引きこもりから立ち直らせる

 

引きこもりの人の話を聞くと、その原因も引きこもりの長さもまちまちです。

それまでの人生経験から常時ネガティブな脳内物質が分泌されるようになってしまった状態です。

その暗いトンネルから救い出して、もとの生活に戻すために地道な作業を慎重に重ねてくれているボランティアの方々もいるようです。

でも、引きこもりの状態とは幸福レベルがマイナスで、不安や恐れに取り囲まれているわけですから、成功体験を重ねるように、階段を一段一段登っていけば解決するというものではないのです。

ここが複雑で難しいところ。

焦燥感をもたらすノルアドレナリンがストップをかけるし、それを強行突破してもパニック発作的にアドレナリンが代量分泌してしまう恐れもあります。

一緒に外の空気を吸いに散歩に出られたからといって、翌日はそれ以上に挑戦できるわけではないんです。

福祉施設の熱心な職員さんが粘り強く頑張っても、ネガティブな脳内物質の分泌がクセになってしまっていたら歯が立たないんです。

 

無理やり社会復帰させても、すぐに引きこもりに戻ってしまうのは本人の意思が弱いのではなくて気分障害的な状態が延々と続いているからなんです。

抑えるべきポイントは、セロトニンで気分障害を調整しつつ、幸福感が得られる場面が継続的に続くようにサポートすることですね。

成功体験だけだと、途中でつまずいてしまうのです。

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