全てをわかってもらおうという甘えは捨て、まずは話に引き込むのだ

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『実態はそんなに単純じゃないよ』
と思いながらも、最後まで読んでくれなきゃ意味がないと思いながら、細か部分を一切端折ってわかりやすくストーリーを組み立てていく。

新聞、週刊誌でもよくあります。

ウソを書いたらマズいけれど、細かな事実を補足しすぎると鬱陶しさが湧き出てきて、読む者の気持ちを萎えさせてしまうんです。

 

仕事でも上司が良く言っているでしょ。

「わかりやすくA4用紙、1枚にまとめる事。結論が冒頭で、説明は簡潔に!」と。

ここでは真実を理解させる難しさと、関心を持たせるためのテクニックにつて解説させて頂きます。

  

全てを分かりたいという思い

 

「俳優の三浦春馬さんが亡くなった本当の理由は?」

という見出しで、彼が抱えていた悩み、問題を事細かく記事にしたら、ファンの方はどんなに些細な事情だろうと熱心に読みますね。

あんなに前途洋々に見えた人ですから、いったい何が彼を苦しめていたのだろうって、誰だって不思議に思います。

たぶん、そこには地味な理由が幾つも幾つも折り重なっていて、ドラマチックとは程遠い、ご本人から生きる気力を奪うようなゲンナリした問題が絡み合って存在していたのだろうと推測できるのです。

 

どんな理由だとしても、ファンの方々でしたら、単なる芸能記事とは色を異にした身のつまされる思いを熱心に紐解いていくはずなんです。

少しでも自分が力になれる事があったのではないかと。

三浦春馬さんの例を出したのは気持ち的に引っ掛かるのですが、とにかく彼の死を思い出すたびに「なんで?なぜ?誰か何とかできなかったの!」という気持ちでいっぱいになります。

引き込むには関心を持たせなければ

 

どんな人だって、口には出さなくとも細かい問題・事情を抱えて生きています。

テレビドラマに登場する単純で能天気な主人公なんて絶対にいないのです。

だから、問題にぶち当たった時に誰かに話を聞いてほしいと感じる。

どんなに苦しい状況にいるのかを分かってほしいと思うじゃないですか。

でも、聞いてもらうには関心をもってもらわなければならないんです。

 

すべて理解して欲しいという甘え

 

相手にとって、アナタが大切な人なら喜んで話は聞いてくれるはず。

「悩み事があるなら何でも話して」と言ってくれるはずです。

でも覚えておかなければならないのは、どんなに大切な相手の話だったとしても、聞いてもらうには限界があるという事です。

自分にとっては大きな問題だとしても、相手には取り立てて興味のある事柄じゃなければ、聞く方にとっては苦痛でしかないんです。

それを遭遇した出来事を事細かく羅列されても何が言いたいのかさっぱりわからない、ってことになる。

相談の内容が細かすぎて分かりづらく脈絡がない、と。

事実なのでしょうけど、それらをそっくりそのまま伝えたって共感が得られないってことは沢山あるんです。

少なくとも、相手が関心を持つように話さなければ理解は得られないんです。

話をすればなんでも理解してくれるというのは甘い考えなんです。

 

遊びでしか付き合えない人と割り切る

 

話したって誰も分かってくれやしない、って諦めちゃう人もいるのです。

それって、人との巡り合わせが悪くて、相談した相手が聞く耳を持っていなかった経験が尾を引いている。

いつもワイワイガヤガヤやっている仲良しの友達だったのに、相談事をもちかけたら、他人事のように無下にあしらわれたとか。

仲良くしていたつもりなのに問題に直面して相談するたびに、面倒な事には巻き込まれなくない、と肩透かしを食らわせられたら嫌になるでしょ。

他人はみんな、そんなものなんだって思いこんじゃう。

結果、結局自分しか信じられないって閉塞的な心情に陥るんです。

 

たまにいるんですよ、面白い話にしか興味を持たないタイプの人って。

友達だと思っていたのに、困った時には全然頼りにはならないなあって思うタイプ。

そういう人は、遊びの時しか付き合えない人だと割り切るしかないんです。

 

まずは引き込んでから枝葉末節をつけたす

 

分かりやすい話って枝葉末節が省かれていて、原因と結果“が明快ですね。

単純明快すぎるから、肉付けとして二、三つの原因を書き加えたり、結果が及ぼす影響で話を膨らましたりする。

そこにウソがあったらいけないけれど、ほどよく枝葉末節をまぶすと話に立体感がでてくるんです。

本筋に近い部分と、その枝葉末節をどう使うかにかかってくる。

下手に何から何まで語り尽くすよりも、質問されたら答えるくらいのつもりでいた方がベターです。

よぽど熱心な人でない限り本筋から離れすぎた付帯事項には興味がありませんから。

 

面白いところだけ前面に押して、あとは顔色みながら

 

ウケる部分だけを抜き出して話の中身を濃密にしておけば、聞いている方はハッピーなんです。

でも真実をしっかり伝えるのが目的なら、話をしている側は片手落ちのような気持ちになりますね。

知っていることを全て話さないと、真実を伝えたことにはならないと。

 

そのときに使うのが、分かりやすい部分から順番に話す、という作戦。

色々な前提条件があったり、登場人物が多数絡み合っていたとしても、一番わかりやすいところから入っていくのが鉄則です。

すべてを語るか、途中で留めるかは相手の顔色をみて決めればいいんです。

もっと事実を知りたいと思えば相手は質問してくるものです。

 

真実を分かってもらう為には、相手が関心をもつ一番興味深いところから始める。

どこでやめるかは、相手の顔色次第でいいんです。

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