自分より不幸な者に救われる心の仕組みとは

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20人中、最下位だよ、って言われたらショックですね。

できてないのはアナタだけです、って突き放されるのもつらい。

 

自分よりもダメな奴がいるとほっとするの。ひとり置き去りにされた感がないでしょ。

自尊心もギリギリ保てるからなんです。

 

ここでは、自分よりにもダメな奴に救われる心の仕組みについて解説します。

 

病気自慢の裏心理とは不幸な者の不安恐怖の克服がある

 

武勇伝と並んで大風呂敷ネタに、病気自慢がありますね。

“難病を告白して入院中の患者さんを勇気付ける”のとは違って、もっと興味本位でエグいやつです。

オレが世界で一番不幸だった、みたいに深くえぐられた古傷を見せつける感じね。

あの心理って何かと言うと、最下位や取り残され感がどれだけ辛いかが根底にあるんです。

その強烈な不安と恐怖に叩き込まれけど、俺はその生き地獄から生還したという武勇伝なんです。

 

武勇伝系だから少なからず盛ってはいるけれど、難病って風邪とか骨折みたいありふれた病気やケガとは一線を画する深刻さがあるでしょ。

病気の別格みたいな凄みがあって、それに耐えての治癒だから病気自慢は治療が難しければ難しいほど、生還者の強さを物語っているんです。

 

自分が病気で入院していたとして、もっとシリアスな状況の患者がいることで“自分はまだマシ”みたいな余裕がでてくるんです。

 

 最下位じゃなくて圏外

 

断トツ最下位だと、勝負してないって雰囲気だせますね。野球で言うところの敬遠みたいな、、、。

下手に競って勝負に負けるよりも、最初から本気じゃないっていうアピールして周囲を煙に巻くの。

「俺が圏外なのは、ヤル気の問題で実力とは無関係なんだ」と。

ここで問題なのが“周りは騙せても自分を騙せるか”なんです。勝負しても負けるから、本気だしていない振りをしていても、自分では逃げているのを知っているわけじゃないですか。

ここで、心の葛藤が生まれますね。

頑張って勝負にでて、それで最下位なら仕方ないと諦める、と腹を括れるかどうか。

 

いずれにしても、最下位とか断トツ不幸の人ってメンタル的にも相当辛くて、そのおかげで、下から2番目や3番目の精神面を救っているんです。

優越感で救われる

 

“他人の不幸は蜜の味”っていうでしょ。

人の不幸話しで盛り上がるのは、「気の毒にねえ」と「自分じゃなくて良かった」の後者の方が多いんです。

東日本大震災とか考えた時、気の毒だと感じる一方で、あのタイミングで東北にいなくてよかったって思うでしょ。

確かに不謹慎な言い方だけど、そういう心理って人間にはあるんです。

それが、自分の身内とかすごく親しい友人だったりすると、自分が変わってあげたかった、っていう気持ちも出てくる。

でも、テレビでニュースを観る限りだと、“密の味”とは決して思わないけど、我が身じゃなくて助かったって感じる。

 

他人の家庭の不倫や浮気くらいとか、芸能人のホモ疑惑やズラ疑惑は話のネタにされちゃうでしょ。

こういうのって、ある種の優越感ですね。

彼らに比べれば自分はまだ救われている方だよ、って思うわけです。

 

東南アジア大好きな友達

 

友達に東南アジアが大好きな人がいるんです。

タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、、、。1年に1回か2回は行っているの。

で、なぜ同じようなところばっかり行くのかって聞いてみたら、気持ちが落ち着くらしいんです。

日本に比べたら治安なんて決して良くないでしょ。どういう意味で気持ちが落ち着くのかって聞くと、“優越感”らしいんです。

“物価が安い”イコール、自分は金持ちみたいな相対的な優越感と、先進国の日本と後進国の格差が気持ちを安らかにしてくれると言います。

 

犯罪者

 

ニュース番組で取りあげられる犯罪事件の犯人を観ていると、あんなふうになったら人生終わりだなあって思う。

生きる上での許容範囲として一番の外枠が法律ですね。

嫌な奴とか意地悪な奴とかいても、違法行為をしない限り逮捕されないし、嫌われながらも生きているでしょ。

でも、法律破って逮捕されたら、許容範囲のいちばんの外枠から足がでちゃったことになる。

 

だから凶悪犯罪の犯人が放送されているのをテレビで観て、嫌悪感と一緒に何となくほのぼのした気持ちになるのは、こんな奴にならずに生きていられるオレもまんざら捨てたわけじゃないって感じているわけです。

競争社会で揉まれながら、自分よりもダメな奴をみて、ひと時の安堵を感じるのも悪い物じゃないんです。

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