“やっちまったー!”って自分の失敗に愕然とすることがよくありますね。
このあと、切り替えられるか、後悔し続けるかが一番大切なところなんです。
ごく平凡なショートゴロをトンネルして絶体絶命のピンチ。チームメートは「気持ち、切り替えて!」と励ましてくれる。
大学受験の1日目。得意の英語でまさかの凡ミス。点数を稼ぐ科目で逆に穴をあけてしまった。
気持ちで負けたら、引きずってしまう!
スパッと気持ちを切り替えたとしても、±0がやっとですね。
強がってみても、“これで、ますますやる気が出てきたぜ”って人はいないでしょ。
ここでは、後悔の心理とそれをなだめてモチベーションを復活させる方法について解説してゆきます。
後悔という苦しい心理状態とは
“後悔”とは悲劇的な現実を受け入れながらも、まだ、それ以前のフラットな状態に未練タラタラな息苦しい心理なんです。
“ワタシとしたことが、よりにもよって、こんな時に!”って。
頭では過去に戻るなどできようもないと理解しつつ、気持ちが置いていかれている状態です。
いち早く、後悔のメンタルから抜け出すには“諦め”を受け入れなければならないんです。
ああもったいない事をしてしまった、って思っているといつまでも引きずる。
キッパリあきらめて、マイナスを今のスタートラインと受け入れる。
“まずは、失敗前のゼロに戻すのだ!”という気持ちに入っていくことなんです。
後悔を断ち切る方法
頭では分かったつもりなのに、気持ちがモヤモヤし続ける状態があります。
これって、みんな同じ。
起こった事を時系列的に並べて、“ああこれが事実なんだ”と頷くのが頭で理解すること。
一方で、事実は事実だけど、そうならずにもっと上手く事を運べたじゃないか、という思いが気持ちのモヤモヤですね。
“もっと上手く事を運べたかもしれない”のも、時を巻き戻せば可能。でも、今となっては100%不可能でしょ。
“こうすれば、もっと上手くできた”は次のチャンスの為の準備で、時間を遡ってやり直すための手段じゃないんです。
ここを腹の底に落とし込めれば、後悔は断ち切って息苦しい心理状態から解放されるんです。
長引く後悔の裏にあるもの
ずっと後悔し続ける人の特徴は「ワタシとしたことが、、、」と感じている人なんです。自分の実力なら楽々クリアーできたはずなのに魔が差した、っていう思いですね。
ポカをしてしまった悔しさがなかなか抜けないんです。自分で自分を責めるから辛いし苦しいんです。
集中力を保つのも実力のうち、ってドライに気持ちを片付けるしかないの。
もう二度と、こんな不毛な間違いはしないと心に誓って、心に同意してもらうんです。
ごめんなさいという後悔
もう少し冷静になるべきだった。
咄嗟の怒りにまかせて傷つけてしまった。
言い過ぎてしまった。
テンパって気持ちに余裕がないときに、思わず怒鳴ってしまうことがありますね。こういうのって、自分よりも立場的に弱い人に対することが多いんです。
自分の子供を怒鳴ってしまったり、年下の弟妹や後輩です。年老いた自分の親なんて場合もある。
目上の人だと怒りに対しての踏ん張りがきくのに、立場の弱い者相手だと爆発してしまうんです。
悪気なはいのに、怒鳴りやすいんのでしょうね。
で、あとになって嫌悪感につきまとわれるんです。
“なんて人間ができていないんだ”と自分が情けなくなり、よけいに申し訳なかったと気持ちが片付かないんです。
罪悪感を払拭するためには
申し訳なかったと強く感じる人は、パワハラを許さない人です。
弱い者いじめをした自分が許せないんです。
可哀そうなことをした、って自分を責める気持ちが残ってて、思わず怒鳴った自分を後悔しているんです。
そんなときは素直に謝るの。
少し恥ずかしい気持ちがあるかもしれないけど、言葉にだして謝るんです。
「あんなに強い言い方をされたら言い返せないよね。ゴメンね。悪かったね。
怖かったね」と。
相手がその謝罪を受け入れてくれた時、熱い涙がこぼれ落ちてくる人もいます。カランと胸がスッキリする人もいます。
罪悪感と後悔って背中合わせになっているんですよ。
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