二人の関係が濃くなってくると、見えなかったところが少しずつ見えるようになってきますね。
発見、嬉しさ、驚き、、、。
でも、だんだん見えてきたものがうっとうしく感じられる事があるんです。
たまにならいいけど、毎日見せられるとウザいんです。
良い面だけを見ていられたら楽しいけど、一緒にいればボロもでるってもの。そこが人間らしさなんです。
ここでは恋人を作る為に「マイナスから始めるべきか」について考えてゆきます。
悪い面もあるからガッカリさせてしまう
恋人を作るテクニックとして、悪い面を最初に全てさらけ出してしまうというやり方がありますね。
言葉使いや態度が悪くて、思ったことを全て口に出し、相手を傷つけても全然気にしない。
「本当の事を言って何が悪いの、事実じゃないか、事実。それが嫌なら自分から悔い改めろ」みたいなトーン。
普通、人ははじめ遠慮がちで、だんだん図々しくなって、口が減らないタイプに変身する。
なんだ、これが本性なのかとガッカリしつつも、人には良い面もあれば悪い面もある、と相手が折れるわけ。
親しくなってからガッカリさせるのだったら、マイナス地点からスタートするほうがいいっていうのが、最初に書いたパターンです。
オレ、学生の頃にどっちの作戦がいいのか真剣に考えた事があるの。
始めにわざとガサツで人でなしタイプを演じて、そのあとにチョコチョコと優しさ・親切さを出す戦略ね。
でも、マイナス地点からスタートするにして、どれくらいまでマイナスしておけばいいかが難しいんです。
さらに自分のマイナス点(後で露呈して相手が後ずさりするような自分の悪い部分)を知って置かないとダメなんです。
これがかなり難題なの。
自分の欠点を知らずにマイナスからスタートするから失敗する
つまり、「言動が粗悪で、歯に衣を着せぬ辛口で、人が凹んでも反省などしない」ってタイプを演じたとしても、自分の良くない部分が本当にそれでないとしたらマイナス損ってことになる。
あとから出現する本当の欠点が“異常なほどの緊張タイプ”や“自信がなくて不安ばかり感じるタイプ”だったら、「何だ、この人は??」って人格を疑われるでしょ。
本当の欠点はあとから確実に露呈しますからね。
自分のマイナス点を知っているか
人って案外自分の欠点を知らなかったりするんです。
オレも自分でいびきがうるさいなんて思った事なかったし(今思うと、自分のいびきでビックリして起きた事ある)、人の話を最後まで聞かないとかも全然自覚していなかった。
「すぐ、そうやって人の話の腰を折るんだから」って女房に批判されるまで自分の欠点と思ってなかったしね。
だから、たいていの男は自分の欠点とは違うマイナスイメージで“人でなし作戦”に突入しちゃうんです。
ほとんどが、荒っぽい男を最初前面にだして、それを自分の欠点としてアピールするの。でも実際のマイナス面って、それとは全然ちがうところにあったりする。
どっちが得策なのか
結論からいって、最初に悪いイメージをアピールして少しずつ挽回していくのはたいていの場合、失敗します。
さじ加減が難しいから、思った通りの効果がでないんです。
さらに、上記のように本当の自分のマイナス面が後追いで必ずでてくるから、結局は相手をガッカリさせることになるの。
後になって落胆されないようにありのままの自分を先にだしておいて、“こんな自分でもよければお付き合いください”みたいにしたいのは分かるんです。
傷つかないし、相手も傷つけることもない。
でも、自分の欠点を本当に理解できているか、という問題がまずあるでしょ。どのタイミングで欠点をぶちまけるか、って問題もある。
相手にもよるけど、もしオレが相手だったら“自分の欠点がわかっているなら、克服する努力をしろよ”って言いたくなる。
甘ったれんじゃねーよって、話ですね。
つまり、“もうこれ以上悪くなりようがない”ってところから始めたつもりでも、残されているのが上り坂だけじゃないって事なんです。
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