2019年9月21日に山梨県の道志村のキャンプ場から千葉県成田市の小学一年生の小倉美咲ちゃんが忽然と姿を消しました。
警察は事故と推定し初動捜査を開始したものの、美咲ちゃんは見つからなかった。
その後、事件(誘拐)とみて捜査を開始し、キャンプ場付近の公道に設置されたカメラから犯人の手がかりを探る模様です。
が、あれが誘拐事件で、犯人がキャンプ場内の100mの道から美咲ちゃんを連れ去ったとなると、犯人にとってはあまりにもリスキーな犯行だったわけです。
ここでは、リスキーな環境にも関わらず犯行に至らずを得なかった動機と犯行方法を推理してみたいと思います。
目的が誘拐だったとして、キャンプ場だとリスキーすぎるのも手掛かり
テントやタープを張る区域から遊び場までの、ほんの100mの小道を子供が一人で歩いたとしても、連れ去るのはリスキーすぎるんです。
それに、キャンプ場なんだから友達や兄弟、両親と一緒という方が普通で、一人っきりで歩いていることなんて確率的には低いわけです。
もし美咲ちゃんが犯人の手を振り払って大声を出せた、すぐに近くにいた大人が駆けつけますからね。
10歳前後の子供なら誰でもよかった不特定の誘拐だったのなら、もっと別の場所を選択するはずですね。
防犯カメラのない場所で、子供がひとりでいそうな場所なんて幾らでもあります。
だからこの誘拐が不特定で、ただ子供を誘拐するのが目的とは考えづらいんです。
美咲ちゃんがターゲットだったのなら、なにが目的か
誘拐だとすれば、犯人ははじめから美咲ちゃんを狙った考えるのが妥当な推理なんです。
でも何が目的なのか???
目的が復讐(犯人からの連絡がいまだにないから、身代金目的ではない)だったとしたら、キャンプ地から連れ去ることなど考えられない。
だって緊急度が低いんです。
あえて、2019年9月21日に実行しなくてもいいの。
もっと、リスクの低い場所を選んで数日内、数週間内に犯行に走るでしょ。
あのキャンプ場(犯人にとってリスクが高い)でわざわざ、ほんの10分間で一か八か犯行に及んだところから、相当緊急度が高かったとみていいんです。
一刻も早く美咲ちゃんを誘拐しなければならない事情があったはずなんです。
で、その目的は“口止め”でしょう。
美咲ちゃんに何かを見られてしまった。それをあちこちに話されては困るという切羽詰まった状況だったんです。
たとえば、キャンプの準備をしている最中に美咲ちゃんに何かを見られた。
全くの当てずっぽうですが、”万引き現場“や”不倫現場“のような、子供が得意げに言い振らしそうなことがらです。
だからキャンプ中に、しかもできるだけ初日に誘拐してしまわなければならなかった。
そして、口封じをしなければならなかった。
犯人は林の中に隠れていた|誰が美咲ちゃんを一人で100mの小道をあるかせたのか
だった100mの小道を歩く美咲ちゃんを10分程度の短時間で誘拐するためには、犯人は林の中で待機していなければならないでしょ。
友達らを追って歩き出した美咲ちゃんに慌てて走り寄っていたんでは、誘拐なんてできっこないんです。
だとしたら、犯人が林の中で待機しているタイミングに合わせて、美咲ちゃんを歩かさなければならない。それも、たった一人っきりで。
おやつのチョコバナナを子供たち全員に配った。
子供たちは一斉におやつを食べはじめたけれど、美咲ちゃんだけが食べ終えるのが遅かったでしょ。
なんで、彼女だけが遅かったの!!?
遅くなければ、誘拐されずに済んだでしょ。
誰かがチョコバナナをいちばん最後に配ったとか、食べるスピードを遅らせたんです。
「あっ、美咲ちゃん、少しチョコレートをかけてあげようか?」といってチョコバナナと取り上げ、みんなの食べるスピードを見ながら、ゆっくりとチョコレートをつけて戻してあげた。
ここ重要なところです。
20分~30分以内に車でキャンプ場から離れれば警察の捜索から逃れられる
犯人は、警察が事故とみて捜査するだろうと計算していたはず。
キャンプ場の一帯を人海戦術で捜索するだろうと。
それに1日~2日は費やすから、犯行から20分、30分でキャンプ場を離れてしまえば警察の手は逃れられると考えた。
これからキャンプ場付近の道路に設置された防犯カメラの映像を警察はくまなく調べるはずです。
2019年9月21日、午後3時半以降に通過した車で怪しいのは?
ナンバープレートが”成田“である車。
犯人が用心深かければ、レンタカーを使う可能性もあるので“わ”もしくは“れ”のナンバープレート。その車を見つけた場合に、レンタカーの借主が成田市在住者であれば、かなり犯人に近いはずなんです。
さらに、“わ”にマジック等で細工をして”ね”にしている可能性もあるが、もしそこまでするならナンバープレートそのものを付け替えている可能性もある。
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