75歳定年退職制になる|勤勉という脅迫神経症につけこんだ日本の将来

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“元気なうちは働かなきゃダメ。家にばかりいたらボケてしまうでしょ。“

”旅行にいけるのも元気なうちだけさ。足腰が弱ったからじゃどこへ行くにも不自由だから。“

こんな両極端な考え方がありますね。

日本人の心情からはどちらも正しいように思えます。

 

でも、”人生は楽しむためにある“をモットーにしたラテン系民族からしてみたら、前者なんてとんでもない話。

勤勉を正しい価値観とする日本人には通用しても、かれらにとってみれば75歳定年退職制なんて奴隷生活以外の何物でもないの。

 

ここでは日本政府が水面下で画策している国民酷使による税収確保について解説してゆきます。

 

脅迫神経症的な勤勉国民を利用する政府

 

日本人って勤勉を美徳としているでしょ。

遊ぶよりも働く方が大切と考えているの。

 

時代を遡ると、戦後の高度成長期になります。国民全員が頑張って一流国家の仲間入りを果たすのに成功したの。

だから、働くことは生活が豊かになること、国が良くなること、治安も安定して住みやすい国が形成されることに直結したの。

勿論、空気汚染、河川汚染なんかの問題もでたけど、それもしっかり解決した。

 

だから働く事に反対する人がでなかったんです。

単一民族特有の一致団結がなされた。

見えないところで、過労による鬱病みたいのがあったかもしれないけど、社会問題としては浮上しなかった。

 

で、その影響として“働かざる者、食うべからず“になっていって、ずる休みとかすると自己嫌悪に陥るような超真面目な国民ができあがったんです。

みんなが働いているときに自分ひとりがのんびり休んでいるなんてできない人格形成がされたわけです。

 

だから今、制度として70歳定年退職とか75歳定年退職とされると、脅迫神経症みたいに働かないという選択ができなくなるんです。

これを政府は利用しているの。

 

価値観の違いが出てきたのはここ10年くらい

 

今の10代、20代の若い人たちは脅迫神経症的な勤勉なんて言ってもピンとこないですね。

価値観が全然ちがってますからね。

 

今や、かつての食べるために働く時代とは異質の時代でしょ。

食べて、働いて、寝る、を繰り返すくらいなら生きていたって意味はない、っていう価値観だと思うんです。

ファッションを楽しみ、食べるたけじゃなくて世界各国の美味しい料理を楽しみ、ワインやカクテルを飲み、コンサートや映画、芝居を観たり、海外旅行を楽しむ。

仕事はしっかりやるけど、時間は管理するから余暇も充実できるという生活。

 

多分、欧米の人達にとっては、これが普通だと思うんです。人生は楽しむためにある、という考え方。

 

それでも、若い世代の過労死とかうつ病とかがあるってことは、楽しむよりもキャリアアップに重きを置いている若者もいることはいる。(その点は欧米も同じですね)

 

税収の確保と年金支払いの延期の為なら75歳定年退職にしかねない

 

みんな承知している事。

年金は65歳から支給されるけど、いつ70歳支給に制度変更されてもおかしくない。

その間に必要な貯金は数千万円。

貯金の無い人は働くしかない。

 

これって最初がおかしいでしょ。“60歳定年制度を貫いて、年金も60歳から支給する。それも、もともと約束していた額を払う”を実施するのが政府の役目なのに、全国民のブーイングを完全に無視して強行突破。

更に、もっと悪化させようとしているの。

 

でも、勤勉が嫌いじゃない日本人だから、「明日から人生を楽しめ!」って言われたってどうしていいかわからない、それなら引き続き働くか、ってことになる。

この思考回路を利用して75歳まで働かせようと画策しているわけですよ。

 

人生を楽しむ、って発想が今の20代の若者あたりから定着しているから、あと30年~40年もすれば定年時期と年期支給開始時期への強烈な不満が爆発するはず。

働き方改革で残業規制に目を光らせていたとしても、“俺の人生は働くためにあるわけじゃない!”って考える人が大半になるでしょ。人生の楽しみ方を存分にしっている人達は、リタイアを一つの節目として人生プランを立てるじゃないですか。

そのリタイアの時期が70歳、75歳だなんておかしいだろう、って怒り心頭するわけですよ。

  

問題の根源を少子化と見誤るな、問題を悪化させるな

 

少子化によって働き手が減少し、そのぶん納税額が減っている、という理屈が一般的ですね。

でも、実情は違う。

 

日本って生産性を考えると世界でも相当、低い順位なんですよ。一人当たりが稼ぎ出す額が低い国なんです。

そこにもってきて、定年退職の年齢を上げて労働力を補おうとしている。

みなさんが働く勤め先で、60歳以上の社員がどんなふうに活躍しているか見てください。すくなくとも、オレの勤める会社では仕事してないですね。

やる気もないし、実際、ほとんど役に立っていない。ただ時間どおり出勤して、時間どおりに帰っていくだけ。生産性をどんどん下げていってる。

 

かれらは年金がもらえるなら、仕事なんかしたくないですよ。

“労働力を補う“を口実に定年退職の年齢を引き上げているように見せかけて、ただ年金の支給時期を遅らせたいだけなんです。

これを遅らせられないと腹をくくらないと、本当の対策が打てないんですよ。

 

労働力だけの問題なら人工知能で充分補えるし、外国からの出稼ぎ労働者を使えばどうにでもなる。リタイアした人への年金が払えないのが問題なら、そこをメインに考えないと本当の答えが見えてこないでしょ。

 

60歳以上の方々が就く職種と、その対応方法はこんな感じですかね。

 

  • それまでの職場での事務職 ⇒ 生産性を上げる
  • ビルの警備係り ⇒ ロボットで対応
  • 道路の交通整理 ⇒ 車に搭載したAIで対応
  • 駐車場の整理係り ⇒ 車に踏査したAIで対応
  • 介護関係 ⇒ 外国労働者

  

車の自動運や車庫入れ技術がここまで進歩しているのだから、それらを応用すれば街中の交通整理なんて全て対応可能だし、ビルの警備だって専用ロボットで対応できるでしよ。もちろん、社内の生産性を上げる努力も必要。

  

問題を列挙してみると、こんな感じ

  

      年金制度が破綻しかかっている。

      65歳までは年金を払えない(払うとなると目減りする)。

      65歳までは数千万円の貯金がない人は自分で稼いで生活しろ。

      少子高齢化で労働力が不足している。

      元気なうちは働いた方がいいのではないか。

      退職しても時間を持て余し、良い事はない。

 

こんな問題をごちゃ混ぜにしながら、定年退職を70歳に引き上げる討議が国会に提案されるわけです。

 

状況を整理すれば、そんなに込み入った問題ではないんです。現実問題とモチベーションをたかくもちながら生きるには、みたいなのを混ぜるからややこしくなる。

解決策は人に替われるテクノロジー精度を早急に確立すること、海外からの労働力を受け入れる事、生産性の低い現状を改善することの3つなのです。

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