タイムマシンで未来に行ける、という表現が間違いのもとなんです。
アイシュタインの相対性理論を応用していて、「超高速スピードで宇宙を飛行する宇宙船に乗っていると、地球で暮らしている人よりも時間の経過が遅くなる」を理解しないと勘違いが起こるの。
映画『猿の惑星』では、宇宙船が不時着した星が何百年も経過した後の地球だった、という落ちでしょ。
あれがタイムマシンの原理なんですよ。
ここではタイムマシンの原理を元からUFOの実態までをサクッとまとめてみました。
過去に戻るタイムマシンって物語だけ
映画や漫画にでてくるタイムマシンって未来へも過去への自由自在に行き来できるでしょ。
過去にさかのぼって、織田信長に明智光秀の謀反と、本能寺炎上を告げようとする映画『本能寺ホテル』がありました。
でも、歴史を変える事は出来ない、という結末。
映画『Back To The Future』はマイケル・ジェイ・フォックスが過去にもどっていじめっ子の人生を変えちゃう。つまり歴史に手を加えてしまう。
物語だから歴史を変えるのも有りだし、変えようとしても結局変えられないというのも有り。現実は人間の力では過去には戻れない。
光のスピードよりも速く移動できたら過去に時間軸が歪んで過去に戻れる、と説明する人もいるけど、それは理屈が通らないの。
2点間をゼロ秒よりも早く移動した時に、過去に動くんです。でも無理。どんどん加速していつっても限りなくゼロ秒に近づくだけで、ゼロ秒は超えられないでしょ。
未来に行くタイムマシンって
一方で未来に行くタイムマシンは現実に存在する。でも、未来ってほどじゃないんですよ。
光のスピードの90%、つまり秒速270,000kmの宇宙船が地球から発射されて、1年後に帰還したとしても、宇宙船の中の人達は0.44年しか経過していないんです。
地球では1年たったのに、宇宙船は半年しかたっていない、って事。
だから100年先の未来になんか行けるわけがないでしょ。
多くの人の誤解を招くのが、“未来に行くという表現”なんです。
ここでの誤解を解くために表現を敢えて変えると、“超高速の宇宙船で宇宙を旅すると、1時間後の地球に帰還できる”という言い回しだと実感できるでしょ。
光のスピードの90%で半年経過した地球だから、人間が開発できる飛行船なんて全然なんです。
ニュアンス的には手術の時の全身麻酔レベル。気がついたら手術が終わってた、程度のものなの。
UFOだったらどうなの、って話
UFOとか宇宙人の存在をどう見るかは人によってマチマチだけど、仏教の本家本元の坊さんは信じているね。
宇宙そのものが無限なんだから、そこに何がいてもおかしくない、とオレ個人的には思うわけです。
UFOが世界のあちこちで目撃されて一瞬にして消えた、って言うでしょ。あれが現実味があるんですよ。
宇宙人がいるとしたら、地球から相当離れたところに基地があるわけです。何億光年とか言うレベルの遠さ。
そこから地球まで飛んでくるんだから超高速に違いない。で地球の回りを適当にうろついてから、さて帰るかってときにスピードアップする。
それを地球上で観ている人達と、本気のスピードを出したUFOとでは相対性理論で時間の経過に差異がある。
地球から見えていたはずのUFOはあっという間に数分、数時間先の未来へと移動して地球の人の視界から消えてしまうわけなんです。
未来に行きタイムマシンの活用
狭ッ苦しい宇宙船で1年も2年も飛行しても、せいぜい数時間しか未来に行けないのだったら何の意味もない。
これも夢の無い話で、ちょっとは人の為になるんじゃないかと考えてみました。
でも何も良い事は無い。
たった数時間、数日先に帰還したとしてもメリットはない。
だとしたら、UFO並みのスピードで飛行できる技術を開発するか、UFOとの接触を試みて友好関係を結ぶかぐらいなんですね。
ヒマラヤで宇宙との交信に日々汗をながしている坊さんがいるらしいので、彼らに夢を託すのが妥当なところかと。
これに比べたら過去に戻る技術は、たとえ10分レベルでも相当メリットがあるんだけどね。
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