火事は焼け広がる前に消火するのが鉄則ですよね。
空気が乾燥してたり、風が吹いてたりするとあっという間に炎が回って鎮火が難しくなっていく。
たいていの問題は、これと同じように事態が悪化・複雑化する前に解決したい。
でもねえ、虐めに関しては、どういう手段を使えば初期段階で対処できるでしょうか。
初期段階だと「虐めじゃなくて、ふざけていただけじゃないか」と反論されてしまいそう。
ここでは虐めを初期段階で食い止める方法について解説しています。
ふざけ合いと、虐めの初期段階の違い
虐めでも初期段階だと言い逃れられちゃう。
“こんなの虐めじゃない、ふざけていただけだよ“と、言い訳がまかり通ってしまうかもしれない。
(セクハラだったら訴えたもの勝ちですけど)
学校の先生方は、“やられた方が嫌だと感じるような事は虐めなんだ”と教育しているようです。
さすがプロの説明はわかりやすい。
人の痛みの分かる子供に育てたいという気持ちが伝わってきます。
じゃれ合いとか、おふざけがエキサイトしてきて、相手をつねったり脚をかけて転ばしたりに発展するでしょ。
子供って、やられたらやり返すが基本だから、ちょっとでも痛みを感じたら仕返しをしますね。
つねられたら、確実に相手をつねり返すわけです。
嫌だと思うから反撃としてつねり返すわけですね。だからこれは虐めの一種だから、のちのち大きな虐めへと発展してしまうのか?
虐めとケンカは違う
前述の“つねられて、つねり返す“は個人的な考えですが、虐めには発展しないと思うの。
一時的にケンカになるかもしれないけど、虐めには発展しない。
虐めっていうのはもっと陰鬱なんです。ふざけてじゃれ合ってて、それが虐めに発展するんじゃなく、最初から虐めを目的としてじゃれ合いに持っていく感じ。
最初は仲間に入れたような気持ちにさせておいて、ゲームセンターで遊んでいるときの見張り役にされたり、使いっ走りに使われ始めるの。
でも、本人は仲間に入れてもらったつもりでいるから、仕事の一つを任されたように解釈しちゃうんです。
ゲームセンターで遊ぶための小銭を払わせたり、ファーストフードで食べるポテト代を出させたりするの。
で、本人がいないところで、次の手を考えているんです。スーパーで万引きでもさせてみようか、と。
不良グループの存在を叩き潰す
火事を初期段階で消化するのを、虐めに置き換えると、不良グループを叩き潰すことに相当します。
不良グループってわかるでしょ。見た目ですぐわかる。
歩き方からして普通の生徒と違うし、肩で風を切る、独特ないきがった歩き方。
授業に不真面目で、影でなにをやっているかわからないような不良グループがどこの学校にもいる。
あれって一種の病気みたいなもので、ある精神状態に陥った子供がSOSを発する代わりに、自分をワルに投影して、本心を隠そうとしていうんです。
それが諸悪の根源で、虐めとか少年犯罪に発展するんですよ。
先生に言わせれば、授業中の不真面目さと、歩き方が見苦しいだけじゃ注意できないということになる。
でもね、はっきり言ってそんな態度で世の中渡っていけるほど世間は甘くないでしょ。
いきがっていたって社会に出れば一発で叩きのめされて、組織から弾かれるんです。
教室の後ろの方でツッパリ連中がたまって、授業に耳を傾けるわけでもなく、ただ時間が過ぎるのをボーッとしながら待っている。それでヒマに耐えられなくなると、虐めへと手を延ばすんです。
関係ない生徒を巻き込んで、一人を標的にして虐めるの。自分が狙われるのが怖いからみんな不良グループに従う。
何も悪い事をしていなくても叩き潰されるのが不良グループだと思い知らせる
何も悪い事をしていなくても、授業態度が悪かったり、ツッパった歩き方や、髪形服装だけで、社会から弾かれることを思い知らさなければならないんです。
どんな態度で授業に臨もうが、騒いでみんなに迷惑をかけているわけじゃないから罪にはならないだろう、と反論してくる。
「大人はみんな外見で中身を判断しようとする」とか自己憐憫的な事を言うでし。
でも、そんな甘っちょろい反論なんか聞く必要なし。真面目に授業を聞く気が無ければ教室から出行かせればいいの。
外見で判断されたくなければ、外見を整えろってって言い返せばいいの。クソガキに言い訳にいちいち突き合う必要なんてないんです。
親に養ってもらっている身なんだから少しは気合入れて勉強しろよ、って言ってやればいいんです。
それが嫌なら、自分の力で稼いで、暮らしを立ててみろ、って。
どうせ、そんな態度の奴を雇う会社なんてどこにもないから、そのうち野垂れ死にするのがオチなんだ。
お前らのその物腰と態度が世間では通用しないから、わざわざ言ってやってんだ、と喝を入れればいいんです。
クソみたいな人生を歩みたくなかったら目上の助言に耳を傾けろと。それが虐めを初期段階で鎮火する手段なんです。
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