人間関係、仕事、親の介護、子供の進学、等々で悩みは尽きないですね。
年の瀬になると何もかもが慌ただしくなって、なんでこのクソ忙しいときに、って思う。
でも年明けだって同じこと。
新年早々、なんなんだ!っと腹立たしくなる。
暑くても、寒くても、悩みたくない。
のんびりと穏やかに生きていたいのです。
とはいえ、人間悩まなくなったらおしまいとも言う。
悩みがあってこその人生、と。
ここでは、悩むことのすばらしさについて語ってみたいと思います。
悩まされるとは、頼りにされている証拠
会社の部下から持ち掛けられた仕事の相談事。
話を聞けば聞くほど厄介で複雑で、はっきりいって面倒臭いの。でも、これも仕事のバリエーションの一つだとドライに割り切るしかないのです。
結論が出る前から、「きっと最終的には先方に菓子折りの一つももって、謝罪にいくことになるんだろうなあ」と思えてくる。
嫌ですよ。とばっちりとか、流れ弾に当たっちまった感じ。
でもねえ、人に言わせれば“相談されるうちが花“だそうです。
確かに、相談されるってことは頼られているってこと、と良い方に解釈するしかないものね。
あえて悪い解釈をすると、オレに相談した時点で部下は問題から下りた、と自己解釈しているパターンですね。
一通り報告したのだから、あとはよろしくみたいな。
子離れできないジレンマ
子供が一人前になったのに親が子離れできないというパターンがあるの。
我が子が悩みを相談してくれない、という悩みです。子供は自分の親以外の相談相手をみつけたというわけです。
いつまでも親にまとわりつくのも困りものだけれど、高校卒業と同時にあっさり親離れしてしまうのも寂しいものなのでしょう。
でも、子供は親を捨てたわけではない。幾つになっても親は親なんです。会話が減っても、一緒に住まなくなっても縁が切れたわけじゃないんです。
そこを勘違いして『お母さんがいないと何もできないのだから、もうしかたないわねえ』と世話をしたがる母親がいるんです。
これを振り切れずに、手の焼ける子供を演じ続ける人も現実にはいるんです。分かっていて母親に引きずり回されてしまう人です。
このレールに乗っちゃうと深い闇が待っているんです。
女の悩みに男はどう応えていいのか
女の人の買い物に付き合って、これとあれ、どっちが良いと思う、アタシにはどっちが似合うかしら?と二者択一の相談を受けた時、男はどう応えるべきか悩むのです。
“どおせ、どっちを買うかは腹の中で決まってんだろう”と男は思う。
でも、そう言ってしまったら実も蓋も無いのも知っている。
“両方とも良く似合ってボクも迷っちゃうんなあ”じゃあまりにもべダなのも知っている。
ワイルドに”俺が金払うから両方とも買っちまえばいいじゃん“なんて言ったら、突然ふてくされて”もういい、相談して損した“とブチ切れてしまうだろうとも思うのです。
だったらいっそ当てずっぽうで、「こっちのピンク色がいいんじゃないかなあ、キミはピンクがとても似合うから」行ってみる。
すると女は「今回はブルー系の気分なの。少しイメージ変えようと思って」と反論意見で応戦してくる。
“ほら、最初から決まっていたんじゃないか”と男は思うわけ。
でも、その気持ちをグッと堪えて「ボクも今、それを言おうと思っていたんだ」と調子を合わせるんです。
「全くアナタって人は調子がいいんだから、やだわ」と笑顔がはじけるわけです。
こんなやりとりをするたびに、女の手の平の上で転がされているような気持ちになる。これが男女円満の秘訣だと知りつつも、悩ましく思える。
でも、どっちが似合うと思う程度の相談すらなくなるのも寂しいですよね。本当は相談ではなく、ただのコミュニケーションであって、女性特有の共感ということだろうけど。
この共感の相手から外されたとしたら、女性目線で存在価値が無いということなのでしょうね。
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