ラテン系といえばスペイン、メキシコ、イタリア。
明るくて、みんなでワイワイ楽しむのが大好きな人達です。
アメリカは人種のるつぼだから色々います。いろんなタイプに接したかったらアメリカに行くのが一番手っ取り早いですね。
ラテン系は日本人とはだいぶ違うタイプで陽気すぎてちょっと暫く一緒にいると疲れるんですね(沖縄県民のノリがややラテン系かも?)。
そんな日本人でも、ラテン系のあの明るさを借りて乗り切りたい日もあります。
ここでは、几帳面な日本人がラテン系で過ごす為の知恵について解説を試みたいと思います。
ラテン系が時間にルーズなのは人への思いやり
ラテン系の人たちが日本に来てまず驚くのが時間の管理の違いだそうです。電車の発着時間の正確さ。
突発的な問題でも発生しない限り1分と狂わないんです。しかも、東京の地下鉄ともなれば超複雑で、物凄い本数が同時に動いている。
スペインやメキシコなんて時間の観念が日本とまるっきり違いますからね。
約束の時間なんてあって無いようなものです。
とにかく時間にはルーズで、悪びれる素振もないんです。
でも彼らが守ろうとする時間もあるんです。
仕事を終える時間、会議を終える時間です。仕事が途中でも、会議で結論がでなくても、たいていの場合は時間どおりに終えちゃうの。
だから、会議で司会進行役の人は時間との闘いでもあるんです。進み具合が悪いと結論まで到達せずに時間切れにあるの。
日本人って結論がでるまで延々会議続けるでしょ。2時間でも3時間でも話し合うんです。
人生は楽しむためにある
人生は楽しむためにある、というのがラテン系の基本です。この“人生”を“生きる事”と言い変えるともっと生々しくなる。
「生きる事とは楽しむこと」です。
つまり、つまらなそうに生きていたらダメってことなの。ある意味、すごく難しいことですよね。だって誰にでも辛いこと、辛い時ってあるでしょ。
辛くて笑えないときは外出しないの。職場に出社しない。友達にも会わない。
辛い顔は身内にしか見せない。それも超短期間。
同じ人間だから、超短期間で気持ちが癒えるわけがないじゃないですか。だけど、ラテン系は「生きているなら楽しんでいなきゃいけない」を自分に課しているわけです。
超短期間だけ悲しみに浸ったら、やせ我慢でも明るく振る舞わなきゃならないの。
そうやってフィジカルから明るくすることで、メンタルも明るくなってくるって彼らは信じているんです。
日本人もたまにはラテン系に変身するのだ
サラリーマンって日曜日の午後とか月曜日も朝、気分悪いでしょ。ここでラテン系に変身したらいいと思うんです。
時間にルーズは日本の社会だと通用しないでしょ。遅れるのはダメだけど、早めに活動するのは全然問題ないですから、決められた時間よりも早い方向でルーズになるの。
すると気持ちに余裕が出てくる。日本人ならではの几帳面さをほぐすためには1時間前行動みたいなルーズさを発揮するんです。
問題が発生して焦りが出そうになっても、1時間前行動だから慌てないで済むんです。
ラテン系の明るさの秘訣は焦りが無いところにあるように思えるんです。いい意味で時間にルーズで、今すぐ解決しなければ大変な事になるみたいなピリピリ感が少ない。
おおらかに問題をうけとめて、今日解決できなければ明日でもいいじゃない、みたいな雰囲気。
で、夕方になると問題をいったん棚上げして飲みに行っちゃうの。
責任感が強過ぎないところも明るい性格に寄与している。
知っている限りでは日本人ほど責任感が強い国民って見た事ないですねえ。強弱はありますけど、どこの国の人でも自分には責任がないっていう。何か別の原因を持ってきて、それさえなければ上手く行っていたんだって強調するんです。
日本人の責任感は誇れる国民性だけど、思い詰めちゃうようなのは止めた方がいいんですよ。
それと、たいていの日本人は「自分に全て責任があります」という潔く謝る。でも、細かく検証すると、なにか別の原因と複合的になっていることが多いの。
明るくいられるために、少し責任感を弱めた方がいい時もあるんですよ。
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