なぜかイラつくことありますね。
イライラして子供に八つ当たりしてしまう自分が嫌でたまらないとか、部下を叱り飛ばしてパワハラ行為だったか心配でならないとか。
悪意はないのに“やっちまったー”って事あるでしょ。
あれは脳に余計な負荷がかかっている証拠なんです。特殊人間を除けば、一度に考えられる物事の数なんて限りがある。
いや、思考の同時進行というより脳内での激しい切り替えですね。これが負担になってイラつきをもたらすの。
さて、ここではイラつきの不快感の原因を解き明かし、排除する方法について解説いたします。
あの不快な気分のイラつきとは
人間の脳って基本、一度にひとつの事柄を考えるようにできているんです。やり手のビジネスマンが同時並行でバンバン仕事を進めるような場面があるかもしれませんが、あれは脳の切り替えが素早い人。思考は一度にひとつが原則なの。
だから多くのタスクがある場合には、優先順位の高いものから順番にひとつひとつこなすしかないんです。
「それはわかっているけど、なぜイラつくの?」って事が本題ですね。
脳が“忘れちゃいけないモード”でテンパっている証拠なの。
一日の始め、奥さん方は朝忙しいですね。
家族の朝食やお弁当の準備。テレビで天気予報を見て子供に傘を持たせるかどうかを決め、洗濯物は乾くかどうかを判断。学費の払い込み期限はいつまでだったか?パートの時間まであと3時間しかない。夕飯を作る材料は冷蔵庫に有るか無いか、、、。
すでに気分はイラつき気味。
この状態で旦那さんが「今日は飲み会だから夕食はいらない」と言い、子供は「今度の土曜日に部活の試合があるけど見に来る?」と能天気に聞いてくる。
ここで爆発するんです。
頭の中がやることだらけでパンパンになっていて、かつ、几帳面な奥さんは何ひとつ忘れるわけにはいかないと神経がピリピリで気分はイライラなんです。
几帳面な性格を直さなくても、ポカンとできる方法がある
脳への負担を軽減する方法って簡単なんです。
やる事を紙に書き出すだけ。
で、いつでも見れるように捨てずにとっておく。
これをする事で、脳は「一時的に忘れても大丈夫」と判断して張りつめた状態から解放されるんです。メモさえ見れば、やらなきゃいけない事を思い出せるから、と肩の力が抜けるの。
で、朝のザワツキから一段落したときにコーヒーでも飲みながらメモを見る。ポカンと気持ちに余裕があるから優先順位を付ける事も出来るし、時間配分もできるでしょ。
覚えておかなきゃいけない、というプレッシャーって強力なの。
忘れない為にメモに残すわけだけど、実はこれが脳を解放する一番の技法なんです。
嫌いな事のNo.1が夕飯の献立を考える事
奥さん方の嫌いな事の一番が夕飯の献立を考える事だそうです。毎日同じものを出し続けるわけにもいかないし、作らずに外食を連発すると家計にひびく。
「何が食べたい?」って聞いても「何でもいい」としか返事がない。この手応えの無さの真っただ中で、家族に喜んでもらえる献立なんて考えられないでしょ。
このストレスを軽減するためには“献立ローテーション作戦”しかない。ハイ、ご想像の通りレパートリーを全て書き出して1週間分の献立をあらかじめ決めてしまう。
新たなレパートリーが増えるまで、延々と繰り返すわけです。
考える手間が省ける事で気持ちに余裕が生まれるし、材料だって1週間に一度買い出しにでるだけで済ませる事ができる。
掃除だってどこを掃除するか曜日で決めればいいの。2日に1回掃除すればいい場所、3日に1回掃除すればいい場所っていう具合で決めておけば、楽になるでしょ。
掃除は侮れない
掃除をせずに部屋を汚いままで放置すると、なぜか物事が上手く行かない。テレビでゴミ屋敷みたいのを放送しているのを見ると「こいつは、きっとろくな人生にならないなあ」ってつくづく思う。
多分、本能的に自分の住かは綺麗に保ちたい、っていうのが有るのだと思うんです。犬って自分が寝る場所にウンチやオシッコをしないでしょ。
全ての動物に共通してはいないけど、人間にはたぶんある。
作家とかミュージシャンとかで、作品ができなくなったとき家の掃除する人って多いみたいなんです。
気持ちが良い方向に向かうんだって。それで「ようし、やったるでー」みたいな前向きになれるらしい。
イラつきで困っている人は、前述の『書き出し作戦』とは別に部屋の掃除を試してみる価値ありますよ。
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