気配りのすすめ、から、いい人を止めなさいに時代は変化|野生の感覚に磨きをかけたら、こんなにもカランと楽観的に思えてきた

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野生の動物って本能にちょっとした学びを上乗せして生きているんです。

脳の発達度合にも依るけど、人間ほど“本能プラスα”のプラスαの部分が大きい動物はいないの。

プラスの部分っていうのは教育、学習、道徳、文化とかいろいろあるでしょ。これによって人間の言動ってものすごく左右されくる。

 

単なる思い付きだけじゃなくて、過去の経験から先を読むとか、机上の理論を実行に移すとか、一を聞いて十を知るみたいな応用力とかね。

でも、時としてそれらが良い方向に転がらないこともあるんです。むしろ、その人の生活を脅かす。

ここでは本能プラスαが、どんな具合に人の心を左右するかについて解説してゆきます。

本能で行動するってこんな感じだよ

 

人間だったら本能だけで行動できるのは赤ちゃんくらいなもんです。3歳になったらプラスαが身に付いちゃう。

ママの気を引く技とか、パパに欲しいものを買ってもらうにはいい子にしていないとダメとかね。そういう技、作法、行儀みたいな“こうあるべきだ”を親は子供が小さいころから少しずつしつけるでしょ。

だから大人になった頃には動物としての本能の周囲を、教育によって構築された鎧がガッチリと取り囲むんです。

 

ほんの一部ですが、酒に酔って人が発揮する醜態が本能に違いの。

酒の酔いでだんだんと抑制が外れていって、好き勝手な行動にでる。周りからは白い目で見られながら、本人は全く意に介していない。

アルコールが最初に作用するのが、人が後付けで植え付けられたマナーで、普段気をつけて行動している気配りとかなんです。

そういう繊細な部分を麻痺させるから酒による酔い気持ちいいでしょ。

“細かい事は気にしない。人生何とかなるさ。太く短く生きるだけ、、、”みたいに思えてくるからね。そこで一大決心をするんですよ。酔いに下支えされた決心。

“明日からは絶対に理屈の通らない上司の指示には従わない!”とかね。気が大きくなうってやつです。

でも酔いがさめると、決心なんて忘れているか、酒に酔って外された抑制が戻ってきているから普通の小心者に戻ってるの。

“酒の席の話だからさ、大目に見てくれよ”って。みんなも身に覚えがあるから、誰も気にしないわけです。

 

本能を大切にする風潮がでてきた

 

1985年に鈴木健一さんが執筆、出版された『気配りのすすめ』っていう本がベストセラーになったんです。いまから30年以上も前のブーム。元々はNHKのアナウンサーで、のちフリーに転向した人。

『気配りのすすめ』というタイトルからして中身は推測できるでしょ。ザックリいうと、本能プラスαの ”α“ の部分を解説した書です。

 

あれから30年以上の時が流れて『いい人を止めたら生きるのが楽になった』なんていう書籍がブームになったの。

頼まれたら断れない、自分よりも他人を優先、顔で笑って心で泣いて、、、みたいな“ええ格好しい”は全部捨ててしまえ~!そうすれば楽に暮らしていけるんですよ、と説いた本。

 

この『いい人を止めたら生きるのが楽になった』というのは、もっと本能に近づこうよ、って言っているんです。後付けの道徳、倫理、マナー、礼儀、作法から離れて自由になりなさい、自分の本能と対面しなさいと言っている。

 

これって時代の流れですよね。『気配りのすすめ』から30年たって、“日本人って気配りしすぎじゃねえ”っていう意見がでてきて、我が身を鑑みるに“メンタル卍地固め”状態に置かれているのに気づいたわけです。

これって、もっと本能を大切にしようという風潮なんです。

 

時代の流れの悪用商売に注意ね

 

でもね、悪賢い奴が世の中にいっぱいいてね、時代の流れを悪用するんですよ。

“嫌いな事はしなくていい、好きな事だけで生きていこう。それが人間のあるべき姿だ!”みたいなフレーズでメンタルの弱っている人を引きつけるセミナーとか。

 

あれは、ほぼカルト宗教と同じ手法ね。

「教祖様の教えとは」というやり方で運営するとモロにインチキがかってくるから、そこは一工夫しているわけ。

「自由人、自由な思考、自由な生き方」を押し出しているのが特徴で、メンタル卍地固めから自由人に解放されるためには、こんなふうに物事をとらえてください、とうい教えを施すわけ。

 

人が陥りやすいメンタル問題の局面を拾い上げて、どんな具合に問題を打開すればいいかを教える。

人の弱点って案外共通しているから、30個くらいの事例の事例で解決方法を理解すれば、あとはたいてい応用が効くんです。そのやり方を習得すると、アドバイザーとして苦しんでいる人の相談にのる立場になれる、という仕組みね。

オウム真理教で、あのヒエラルヒーで一段ステップアップさせて手応えを感じさせるという手法。

 

こういうのに乗っちゃうとろくなことにはなりません。金を巻き上げられて、勝ちの無い教える側のライセンスもどきを授与される。

みんな、気をつけてね。

 

野生の感覚に近づくと楽になってくる

 

 

上記させて頂きましたが、人間って本能だけで生きている動物じゃないんです。好きな事しかやらない、ってスタンスで生きていけるほど人間社会は甘くない。

 

でも、あまりにも鎧で本能(本当の自分)を締め付けすぎているからメンタルがやられちゃう。嫌な事で、断っても差し支えないのなら断りなさい。そうすれば本能に近づける。

野生に近づけるの。

 

でも今まで気配り人生を歩んできた人は、そんなに簡単じゃないですね。

そのとき、どうすれば良いかというと、寝る、食べる、物欲、性欲とかの本能を大切にするわけです。

 

睡眠は大切でしょ。でも少しくらい寝不足でも死にはしませんね。1日4時間睡眠を10年も20年も続けているサラリーマンいるじゃない。

そういう人は1日しっかり6時間、7時間眠るように習慣をつけるの。

会社で、このまま残業していたら家に着くのが11時になって、ご飯食べて風呂入って、すぐ寝ても5時間しか睡眠がとれない。だったら残業を切り上げて帰宅し、睡眠時間を大切にする。

睡眠時間が満たされてくると、ご飯も美味しくなるでしょ。欲しい物もでてくるし、性欲もでてくる。これが野生の本来の姿。動物として生きていくベースになる部分。

生きる歯車がしっかりと噛み合いながら回っていくと、自分を害する物が見えてくる。過度の残業だったり、優しい人と思われたいがために無理を引き受けたり。

 

有害だと見えてくれば自信を持って断れるでしょ。耐えられる無理と、耐えられない無理の境目が自分で分かるようになる。

何が大切なのかのさじ加減が分かってくると、人生が楽になってくるんです。

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