ちょっとした討論や、言葉汚い口論でもどうしても勝てない相手がいます。なぜかいつもやり込められてしまうんです。
どうにも相性が悪い。
もしかしたら、こちらの思考のクセを既に見抜いていて、次になにを発するかを的確に予見しているのかもしれません。
初めに言った事と、暫く意見を戦わせた後で言った事に食い違いがあったり、矛盾があったりすると、とたんに形勢は不利になってくるものです。
相手はそれを利用しているのかもしれません。口論の途中からこちらを誘導している可能性が考えられるわけです。
ここでは討論、口論でどいつもやり込められてしまう相手とどう戦うかの戦術をご紹介します。
読みの鋭い相手とは同じ土俵で勝負しない
その場の空気を読めない人と口論すると勝負にならないんです。同じ土俵で戦っている感じがしない。
肝心なところですれ違いが起こる。もしくは一方通行的な感じがするんです。
是非、これを利用してください。
どうしても勝てない相手がこちらの思考回路を読んでいたとしたら、その部分をまずは改善しないと同じ手法でやり込められてしまいます。
ぬけぬけと空気を読まずに言ってしまえ
今までは悪い意味で話が噛み合っていたんです。そのなかで誘導されて、言い負かされた結果になっていた。
負けない口論というのは、こっちが負けと認めない状態にしてしまえばいい事なんですよ。国会答弁でも野党の質問にぬけぬけと、すっとぼけた答えで身をかわす政治家がいるでしょ。
- 肝心なところで軸をずらす
- 突飛な質問で「何で今ごろそんな質問をしてくるんだ?」と思わせる
- そんなつもりで言ったわけではない、と前言を翻す
- 前提条件がお互い誤りがあったのだ、と根底から崩す
これらを駆使して、こちらの尻尾を掴ませないのが一番です。躊躇したらダメ。ぬけぬけと思い切りよく言い切る。
状況がヤバくなったら、戦っていた土俵から下りてしまうのが一番安全なのですからね。
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勝てない相手はロジックで攻めてくるから、途中で積み上げてものを蹴り倒す
ロジック対ロジックの対決で惨敗してきたわけですから、それに付き合ったら同じ目にあるのはわかっていますね。
こちらの思考を読んでいる相手にとってはロジックを積み上げるのはお手のものです。積み木を一つ一つ重ねていくみたいに、アナタを窮地にジワリジワリと追い込んでいくわけ。
実際、言っていることもよくわかる。巧みにこちらの弱点を突いている。
でも感心している場合じゃないんですよ。このままだと今回も同じように言い負かされて悔しい思いをする事になるのですから。
ごちゃごちゃわかりづらいんだよ
そういう時にはロジックが完成する前に相手が積み上げたものを蹴り倒すに限ります。
「ごちゃごちゃ、わかりづらいんですよ。だから何が言いたいのですか?結論を先にいってもらえませんかねえ」
結論を言わせるのがコツです。
なぜなら、結論までしっかりと理屈を積み重ねられてしまうと、つけ入るスキが無くなってしまう恐れがあるからです。同じ土俵で勝負しないのです。
空気を読まずどうでもいい事に時間を費やす
結論を先に言え、とこちらが言っても「人の話は黙って最後まで聞くのが礼儀ってものだ」などと切り返してくる人もいます。
こういうときは、細かい(どうでもいいような)意見の相違点に論点をずらすのです。
上記の場合には;
- 自分は結論を先に言ってくれと主張している。
- 一方、相手は、人の話は最後まで黙って聞け、と主張している。
この相違点を前面に押し出すわけです。
どちらが正しいのか、という議論に持ち込むと相手のロジックがそこで一端中断されますからパワーが薄れます。
敢えて空気を読まない質問で戦意を失わせる
先方の理屈を途中で蹴り崩したら、空気を読まない質問をぶつけましょう。ぬけぬけと、言い切るわけです。
「だいたい前提条件が違っているから話がかみあわないんですよ」と。
相手は「どう前提条件が違うだ!はっきりと説明してみてくださいよ」と意気込む。
そしたら、またまた軸をずらします。前提条件になんて答える必要ないんです。
「そうやってこちらばかりを攻め立てるけど、自分の方にも非がないと言いいきれるんですか?そこまで自分に自信があるのですか?」
「、、、、、」
「人を言い負かす事ばかり考えて、こちらの面子を潰つぶしていい気になってるみたいですが、それが何かの役にたっているのですか?自分の主張が正しいと大勢の前で叫ぶ事がそんなに楽しいのですか。ボクにはその神経が分からない」
本来の問題なんて外に追いやっちゃえばいいんです。その上でムカつく相手のやり口を批判するのです。
もともと、言い負かす事だけを目的にこちらに口論を仕掛けているのですから。
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