引きこもりの為の自立支援センターのプログラムはメンタル疾患にも通用するぞ

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「引き出し業者」という業者が存在するそうです。引きこもりの人を強引に家から引っ張り出して自立支援施設に送り込むのが仕事。実際にはもっと手荒なのがいて、鍵付きの部屋に放り込んで数日間軟禁する例もあるようです。

引きこもりの人の意見には一切耳を傾けずに、携帯電話すらも取り上げてしまう。人呼んで軟禁請負業者。

でも代金の支払いは引きこもりの親だったり親族だったりとしっかりと契約したうえでの人さらい行為なんです。

この「引き出し業者」のやり方が問題になりつつあって、自立支援センターにまで飛びししなければいいと心配なのです。

ここでは引きこもりの立て直しを商売としている自立支援の業者の営みが精神疾患の患者さんの治療にも役立つのではないかと思いつつ、少し解説をしてみたいと思います。

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泣き叫ぶ本人の意向を無視してまで

 

引きこもりのきっかけはいったん棚に上げておいて、本人の意思についてだけ考えてみるとこの引き出し人、ちょっと酷いやり方しますよね。

だって、自宅の部屋でぬくぬくと引きこもりを決め込んでいたところに、ある日突然45人の男がチームを組んで踏み込んで、両手両足を抑えつけて連れて行っちゃうわけですから。暴力的そのものでしょ。

北朝鮮の拉致監禁と何ら変わらない。実際、脱出を試みる人もいるそうです。

どうも、安心して引きこもりの子供を預けられる雰囲気には思えないのです。

人が引きこもるにはそれなりの原因があって、その結果、一番安心できる自分の家の部屋に閉じこもるわけですね。一日中、部屋でゴロゴロしているのだからどこだって同じでしょ、と思いきや、そうはいかないのです。安心できる環境でなければ引きこもらないのです。

親としても万策尽きてしまったのでしょうね

 

東京自立研修センターとういのが日本橋に有ります。この施設のホームページを見てみるとカリキュラムがこと細かく記載されているんです。

ひととおり目を通してみてまず感じるのは「えっ、ここまで面倒を見てあげないと自立できないの?」ってことなんです。これ偽りのない感想です。

自立するためのプランががっちり組まれているのには驚かされます。精神的に病んでしまって自分一人じゃあなにもできない人を何とか立ち上がらせようみたいな手取り足取りのプログラムなんです。

とにかく生活力をつけさせて、社会性に慣れさせなければならないという本当の基礎からの指導なんです。

そのうえで常識を覚え、就職のためのスキルも身に着ける。早い話し、掃除、洗濯、炊事のレベルまで徹底的にやらせるの。

 

引きこもりから抜け出したい人になら最適

 

毎日部屋でゴロゴロしている自分に、これじゃいけない、何とかして引きこもろから脱却しなければ、と言い聞かせている人にとっては最適な環境ですね。生命力が欠如していて、自分ではどうしたらいいのかわからない。でも何とかして自立したいと願っている人にとっては心強い味方です。

やる気のある人ならがっちりと歯車がかみ合う。

問題は長年住み慣れた家から離れたくない人です。パニック障害の患者さんみたいに家から離れるのに抵抗がある人には厳しすぎる環境かもしれません。

まっさらの状態から体一つでやり直すみたいな雰囲気の施設ですから、覚悟ができていないなら期が熟すのをまたないとストレスで逆に押し物されてしまうかもしれません。

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学校でのいじめや、会社でのパワハラで心をつぶされた人たち

 

引きこもりの原因を大きく2系統に分けたのを見かけました。一つが精神疾患で社会不安障害、パニック障害、統合失調症の患者さんです。もう一つは病院に行っても一向に治らないタイプの社会不適合タイプ。(個人的には精神疾患の予備軍のように思えるのです)。

 

引きこもりの方々を、こんなふうに系統化したとき前者の精神疾患はあくまでも病院が対処するものですよ、って言っているように思えるんです。自立支援の行為と、医療行為は別々ですと敢えて垣根を立てているみたいに思える。

確かに精神疾患の方々はまずは専門医が処方する薬を飲んで状態を整えていかなければなりません。

でもねえ、日本の医療は薬に頼り過ぎているの。もっとできることがいっぱいあるのに、その指導を医療の立場からしていない。

体を動かすことで脳の変調を整えるという試みが全然ないんです。

アメリカなんかでメンタル疾患とかで精神科を受診すると、アニマルセラピーとか進めてきますよ。動物に癒しの効果があるから犬を飼いなさい、って指導してくる(もちろん薬も出すけれども)。

犬が飼える環境じゃないって答えたら、部屋掃除しろとか精神科医がいってくる。

庭の手入れ、ガーデニングなんかも効果があるし、自分で料理を作ってて食べてみろとかもある。

 

身近な事で体を動かす

 

精神疾患であっても、こういう身近な生活改善と薬物療法を並行して進めるべきですよね。

自立支援センターのプログラムにある、みんなで話し合う場を設けて討論するとか、自分の想いを整理して発表するとか、が脳の働きにダイレクトに響いてくるんです。

引きこもりの人を自立させるだけじゃ本当に勿体ない。

 

こういう試みが日本の医療には全然足りてない。引きこもりを自立させるようなプログラムをもっと精神疾患の治療に取り入れると大きな効果が期待できるのを医者は知っているんです。

で、それをやらないのは手間がかかるからなのですね。でも人手を投入しないのは、ペイしないからなんですよ。

民間自立支援センターが要求するような額を医療では請求できないでしょ。ここでもやっぱりここでも人で不足がボトルネックとなっているわけです。

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