サラリーマンをしていると無理強いをされる事も珍しくないですね。上司と部下、売り手と買い手、などなどの立場の違いが利用される戦場ですから。
でも無理強いをしているのをいち早く見抜けば、対処法にもバリエーションを持たせる事ができます。気が弱いからただ相手の思うままに無理を受け入れてきた人たちは、この原稿から毅然とした態度で無理を拒絶する対処法を学び取ってください。
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無理強いをしているときの特徴とは
無理とわかっていてこちらに仕事を押し付けてくる時の相手の心理とはいかなるものでしょうか?本来なら、難しいのは承知でお願いできませんか、と頼んでくるのが礼儀ですね。でも人を操作して無理を強いるタイプは、探りを入れるようにそーっと近づいてきて、まるで当たり前のように切り出します。
難しいと悟られないように、ごくごく簡単なことを装って詰め寄ってくるのです。そして、それを知らずに引き受けける者がいればラッキーってことになるわけです。
ポイントは、人を操作して無理をやらせようとするタイプの人間かどうかを見抜くことです。一度でもそんな目にあったなら、要注意人物だとわかりますよね。そういう人の頼み事は極力避ける。どこに落とし穴が掘ってあるかわかりませんからね。
そもそも簡単な仕事なら人に頼まずに自分で片付けるでしょ。それを人にやらせようという事は、本人にできない理由が何かあるわけじゃないですか。それが何か分かればスッキリしますね。
簡単そうに見えて実はリスクのある仕事
簡単な内容だからと言って仕事を押し付けてくる人がいますね。こういう場合、リスクがあるケースが割と多い。一見、難しくなさそうにみえて実は失敗する可能性が高いとか、うまくいけばたやすいけれど、ちょっと引っかかるとグズグズになるような仕事。
無理強いをする人の本音を探る
無理強いしてくる人の本音はどこにあるのか?幾つか推測できます;
- あちこち頼んで回ったが、どこにも断られた
- 難易度を見抜かれて多額の金を要求された
- リスクを解析され、失敗に終わる可能性を示唆された
こんな事情があったとして、こちらはどんなふうに立ち回るのが正解なのかを考えてみます。一番は相手の本音をあぶりだすことですね。だとしたら、こんなセリフはいかがでしょうか。
「自分には緊急でやらなければならない事がたくさんあるのです。だから別の人に頼んでもらえませんか?」
ここで、緊急な仕事って何?と食い下がってくる可能性は大ですね。その時は、緊急ですから今、それを説明している時間がないんですよ。別の人に頼んでください、と再び押し戻します。
すると相手は日程を譲歩してきます。なんとしてでもやらせないのです。
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どうやってリスクを回避するか
いよいよ怪しいでしょ。リスクをはらんだ仕事に間違いないですね。そうしたら次に打つべき手はなんでしょうか?
簡単だと言って押し込んでくる仕事の内容を紙に書かせるのがベストですね。口でなら何とでも言えますから、何をやってほしいのかを書面にしてくれときっぱりと言います。
「そんなに急いでいないなら、書面にできますよね。こっちも忙しいので手の空いている人を見つけてやらせなければなりません」と。
書面にしてきた内容が大雑把すぎたら、これじゃ何をしてほしいのかがわかりませんよ、と撥ねつけるんです。業務内容が具体的でない場合もヒアリングして、記載に不備があることを言う。
どんどんブレイクダウンしていってヤバそうなところは徹底的に問いただすんです。こちらが頭を悩まさなければならない事は皆無にするつもりで質問責めにしてしまう。すると、だんだんと無理強い男の意図が見えてきます。
なるほど、ここの責任を取りたくなかったわけか、あぶりだされていくんですよ。取引先と合意してしまった契約の中にリスクがあって、その責任を自分一人で抱えたくないから部下を巻き込もうとする上司ってかなり多いですよ。
ちなみに、リスクとは、中国みたいに制度をころころ変えるようなカントリーリスク、ストライキとか自然災害などの不可効力、為替の変動などの経済リスク、取引先の倒産、,,etc。
取引先にいい顔をしようとして、こういうリスクも全部面倒見ますよ、と言って仕事を受けてしまっているケースですね。
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