お偉いさんの恥ずべき勘違い|肩書だけで取引先を訪問してもね

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会社のお偉いさんが5人集まって取引先に赴いたのです。取締役二人、部長一人、次長クラス二人の合計五人。相手は製品の販売先ですから、いわばお客さんです。

で、販売先のお偉いさんにケチョンケチョンにやられて退散してきた。暴言を吐かれ、言われっぱなしでうなだれて会社に戻ってきた。

そんな事は初めからわかり切っていた。公の場ではありますが、少し振り返ってみたいと思うわけなのです。

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初めからポジションパワーで負けているのに、事情通を同伴させない愚かさ

 

アポを取った相手は知る人ぞ知るパワハラ人間なんです。始めからこっちのお偉いさん5人は、何を言われるか不安で戦々恐々としている。情けないことに、最初から完全にビビっているわけですよ。

 

クレームじみた不満をぶつけてくるのは、別の取引先からの情報で分かっていました。

それが、彼の戦術で、開口一番、

「全然協力的じゃないんだよね、おたくの会社はさあ、、、」で始まった。

このひとことで、訪問者全員の背筋がピンと伸びる。たった一言で呑み込まれてしまった。ここで、毅然とした態度でビジッと言い返せないのはなぜでしょうか?普段から、この取引先にはさんざん苦労を掛けられているのに。

 

つまり実務担当者を誰一人として同席させていないから、日頃の苦労をぶちまけられない。相手のパワハラのお偉いさんだって、本当に協力的でないかなんてわかっちゃいないんです。ただのハッタリでかましてきているだけなんです。

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問題が残ったまま下手に訪問するから

 

この訪問はタイミング的にも最悪だったのです。日頃から問題ばかり発生する取引先ですから、潜在的に上手く噛み合わない部分がたくさんあったわけですね。そこが解決できていないまま、トップ外交をしようとしても噛み合うはずはない。

ましてや相手は自分が天下だ、みたいなパワハラ人間ですから。

必要なのは;

  • ◆問題を先方の担当者、自社の担当者で共有しておく
  • ◆問題が発生する原因が、こちらだけに有るのでないと先方の担当者と合意しておく
  • ◆問題が解決しない原因を推測し、次のアクションを決めておく

相手から変な因縁をつけられたら、間髪入れずに上記を説明して不利な状況に追い込まれないようにしておく。

 

お偉いさんだけが5人も固まって訪問しても大した意味はないんですよ。ただ、肩書の有る人をそろえました、というだけの事。仕事の話になれば具体的な問題解決などできないのです。上記した例は、それを逆利用されてしまった例ですね。

 

お偉いさんの恥ずべき勘違い

 

会社のお偉いさんは大きな勘違いをしています。取引先を訪問するときには、偉い者だけが集まろうとします。俺たちゃ会社を引っ張る頭脳集団だぜ、みたいな心情の集団行動。

目的がわかっていなの。

多少気の効くお偉いさんでも、課長あたりに担当者からヒアリングで問題点を集めておくようにと指示を出す程度です。これがそもそもの間違いです。

1時間、2時間ヒアリングしただけで、どの程度の情報が集まるかってことですよ。 仕事の流れもわかっていない人に問題点を把握できるわけがない。

たかが課長が担当者に数時間のヒアリングだけで、どれだけ実務の話題で戦える武器を得られると思っているのか。これを命令すること事態が恥さらしなんですよ。

実行部隊が毎日毎日さらされている問題を「ひとことで表現するとしたら、どういうこと?」という間の抜けた質問をしてくる。

  • ◆問題を箇条書きにしてくれる?
  • ◆問題と、その原因を対にしてまとめてくれる?
  • ◆問題の原因を、なぜ・なぜでしっかりと特定してくれる?
  • ◆業務上でこちらが修正すべきところと、先方に修正のお願いをしたいところを明確にしておいてくれる?
  • ◆問題解決には両社間で何回かの打ち合わせが必要でしょ?暫定でいいから打ち合わせ案を作っておいてくれる?

 

こんな、どこの素人でもポット頭に浮かぶような思い付きを準備すれば、先方のパワハラ役員と同等に渡り合えると考えている事自体、甘すぎるわけですね。

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