心も体と同じように成長してゆきます。純粋な子供の心が、大人になる過程でいろいろな経験を通し変化してゆきます。柔軟性にとんだ積極的でめげない心へと変貌してゆけば大成功です。まさに、心が成長したと言えるでしょう。
ところが、どんどん卑屈になっていく人もいるのです。頑張れない心です。嫌な事があるとすぐに諦めて、楽な方へと目的をスライドする。人を騙して得をしようとする犯罪者のような心へと変化してしまった人。
ここでは豊かな心へと成長していく過程について説明をしています。
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優等生の心のもろい部分とは?
心の成長には経験が大切ですね。ただ机上の勉強だけでスポーツが強くなれないように、誘惑に負けないタフな心へと成長しようと思ったら、いくつかの経験を踏んでおくべきなのです。
誘惑に負ける、という言葉から連想されるのは;
- ◆覚醒剤、大麻、危険ドラックへとのめりこんでしまう
- ◆引きこもりで社会との接触を断ってしまう
- ◆万引きや窃盗など、人のものを違法に奪う
- ◆パワハラ、セクハラに走る
- ◆幼児虐待、いじめ、家庭内暴力など、我が身の安全は確保しつつ相手を傷つける
何をしても上手くいかないとき、人の心はささくれ立って自暴自棄となり、良からぬ方へと舵を切ってしまう。
逮捕された犯人が「むしゃくしゃしていて、ついやってしまいました」と口に出すのがいかに多いことかテレビでニュースをみているとわかりますね。
もともとの原因は、「目的が達成できなかった」なのです。その結果、心が弱くなって悪事に手を染める、とう2次的現象です。優等生の心のもろさゆえ、犯罪抑制が出来なかったわけです。
どおすれば経験を積むことができるの?
辛いときに悪事に手を染めない強い意志を貫かなければなりませんねえ。普通に生きているなら辛い事といっても、そんなにバリエーションがあるわけではない。社会人だったら仕事関連や人間関係の問題だったり、経済的(お金がない)な問題でしょうか。
学生さんだったら勉強、受験、、、。
まず辛い問題にぶつかったとき、自分一人で抱え込まない事が大切なんです。経験の積み方のコツは問題をひとりで抱え込まないことなんです。問題解決の経験が少ない人の場合は特にそう。自分だけの力で局面を打開しようとする。
でも、ひとりっきりで何とかしようと思うと、負のスパイラルにハマって抜け出せなくなるんです。誰かに相談して気持ちが煮詰まらないように注意するのが大切です。
ひとりで悩んじゃダメ、なぜ?
ひとりでいると悩んでいると、時間の区切りができなくなるんです。3時間でも4時間でも延々と悩み続けてしまう。同じところを何度も何度も行ったり来たりするんです。でも、本人はそれが無意味だと気付かない。
もし、ここに別の誰かが加わっていてくれれば堂々巡りに気付いて、「今日はいいアイディアが浮かばないし、このへんで一端切り上げて明日仕切り直ししよう!」ということになる。解決できなくても、一区切りできるのです。
負のスパイラルに陥りそうになれば、客観的な目のほうが断然有利に状況判断ができるのです。
誰かと一緒に苦労を乗り越えた経験があれば、一人のときでも、それを思い出して対処できる。時間を区切る必要性や負のスパイラルに陥らないための客観性ですね。
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バランス感覚
こういうのが問題解決のときのバランス感覚なんです。これをもっていれば、たとえ相談する相手がいない状況であっても、極端に悪い方向へと走ることはない。立ち止まる意義がわかっていますから、強制的に自分にブレーキを掛けるようになるんです。
ドラック系への誘惑に一番有効なのは、近づかない事です。ただドラックを売りさばく奴らって、買ってくれそうな人を見分けるのにたけているんです。メンタル的に弱っている人がターゲットだとわかっているんですよ。(カルト宗教なんかの勧誘とおなじ)
「少し気分転換するつもりで」と魔の手がせまってきます。
そんな時に相談にのってくれている友人なりがいれば良識ある判断ができるものです。友人は問題当事者よりも疲労蓄積していませんからね。クスリなんてやりませんよ、とキッパリ断れるのです。
客観性が保たれているかどうかを、自分自身に問いただす習慣をつけるようにしてください。もしそこで、のめり込み過ぎているとおもったら、親しい友人なりに相談です。バランスを取り戻す意味で話を聞いもらうのが一番なのです。
これを繰り返していくうちに、心は確実に成長します。
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